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10年後もきっと仲間とゲレンデにいる
横浜スキー協会 慶應義塾大学スキッピースキークラブ 西高志
 初めてスキーに触れたのは、小学校5年の家族旅行で赤倉温泉に言ったときのことだった。その時は、一面の銀世界にえも言われぬ感動を覚えたに過ぎなかった。大学では、神奈川県スキー連盟にも所属する「スキッピースキークラブ」に入部。新入生のころは厳しい飲み会のたび「やめてやる」と豪語していたが、学内の基礎スキー大会優勝に向け、仲間とともに技を競い合いながら目標を目指す世界にすっかりはまってしまい、ついにやめることはなかった。そればかりか、大学卒業後も何か目標を持たないとスキーのモチベーションが上がらない体質となってしまった。
 そこでひとつの技術目標として掲げたのが、テクニカル・クラウンの取得である。サラリーマンでありながら年間30日以上の滑走日数を維持して挑んだのだが、いかんせん独学のため不合格が続き、落ち込む日々もあった。
 それでも忙しい中、金曜の夜となると車を飛ばしていけるのは、ともに目標達成を目指す大学時代の仲間がいたからにほかならない。
 結局、クラウンプライズの検定では、6回目まで合格を見たことがなく、「本当に受かるやつがいるのか」と疑い始めた8回目にやっと合格したのである。彼らとともに切磋琢磨してきたからこそ、今の私があると非常に感謝している。
 現在、私は新たなるとして、技術選の神奈川県予選での上位入賞を目指している。この目標も非常に高い。いつ達成できるのか、また達成できないかもしれないが、共に競う仲間がいるかぎり頑張れる気がする。
 5年後もまだ県予選でがんばっている。10年後はどうだろう。この目標を達成していれば、また別の目標を目指して、途中で挫折していたとしても、仲間と共にゲレンデにいるに違いない。

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