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法人化の夢かなう日
柴田伸彦 

 財団法人神奈川県スキー連盟が結成60周年を迎えられましたことを心からお喜び申し上げます。
 「雪なし県神奈川にスキーを」以来半世紀に以上にわたって発展を遂げてまいりました。私も理事を5期10年、副理事長1期2年、理事長・専務理事5期10年の間執行の任にあたってまいりました。執行に当たり大変なこともありましたが、反面非常にやりがいあり、幸いにして素晴らしい仲間とスタッフに恵まれると共に、各協会等の良き理解と協力を得て所期の目標を達成することができました。

◆法人化の意義
 法人化の推進にあたり、7000人を超える会員を要する組織に発展し、一定の目的と財産を持つ団体となったスキー連盟を、一個の人格を持つとともに社会的な地位が得られる組織にすることが永年の夢でもありました。また、先輩から引き継がれた財産の管理の永続性を確保することが、将来を見据えて必要となっていると感じ、加盟団体並びに会員の意思を尊重して推進することとしました。

◆法人化の経緯

●昭和63年 、「県連法人化の研究」が提起される。
●平成元年 法人化検討委員会を発足し、最近の法人化を実施したスポーツ団体の資料の入手を開始する。「資産管理の安定化」「財務管理の定着」「社会的地位の確立」などを合言葉にスタートしました。
●平成4年 法人化を必要とする結論に達し、法人室を設置して検討委員会から推進委員会に移行し、社団法人として定款の作成を完了し、監督官庁である教育委員会に足げなく通い指導を受けました。
●平成6年 上部団体の全日本スキー連盟並びに県体育協会及び県教育庁スポーツ課の了解を得て申請体制に入る。また、法人化した後の組織を見据えて各種事項の検討を開始しました。
●平成7年 申請手続きは予備審査まで進み、基礎基金、会計処理な等の詳しい状況の調査がされ、行政の最終指導で「社団法人ではなく財団法人での内示」と基礎基金1億円の条件で来春に認可の指導を受ける。各協会長、理事長会議で了解され、有資格者登録料の前納を中心とする資金調達の方策を立て、協力要請を開始いたしました。
●平成8年2月 目標の1億円をクリアし、5月13日に予備申請、24日に審査が完了し、27日に本申請をしました。
●平成5月31日 「財団法人神奈川県スキー連盟」として設立認可が許可されました。多くの方々にご寄進をいただきました事をあらためてお礼申し上げます。

◆新たなる組織へ、そして更なる躍進へ
 認可後の4年間は極めて重要な時期となり、社会全般の利益のための公益法人の組織を確立するため、各部の改善意欲を結集し、コストの見直し・効率化に賛同を得ると共に、現在も継承されていると確信しています。
 創立60周年の輝かしい年を迎え「雪なし県の先達」としてのみならず、日本スキー界の発展に惜しみなく全力を傾注し、更なる躍進を続けていくことをお祈り申し上げます。


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