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第1回SAKスノーボード指導員検定会

全国に先駆けて、スノーボード指導員講習検定会を開催
61名の神奈川県公認スノーボード指導員を認定
写真:検定風景、雪上種目中 写真:検定風景、雪上種目中

  平成11年2月12日(金)〜14日(日)、 長野県車山高原スキー場において、スノーボード指導員講習検定会が行なわれました。今回の行事は、教育本部として始めてのスノーボードの公式行事となりました。指導員養成講習会、指導員研修会、クラウン・テクニカル検定会等々と合同の開会式において、山田専務理事、三塚教育本部長(主任検定員)より、「雪上のスポーツを楽しむ同じ仲間としてスキーヤーのみなさんも興味を持ってスノーボードを受け入れて欲しい」という挨拶があり、おそらくSAJ都道府県連組織下では始めてのスキー、スノーボードの合同行事がスタートしました。

 指導種目、実践種目、理論講習は、極めて過密なスケジュールながら、受験者の熱意にささえられて、大変充実した内容となりました。特に、この講習検定会に参加した、既に実際のスノーボード指導の現場に立つJSBA(日本スノーボード協会)のインストラクターのみなさんが、模範となる演技と講習態度を示していただいた事が、今回の講習及び検定会をいい意味で引き締めていただいたと感じました。

写真:検定風景、スタートにて 写真:研修会 安全講習

 土曜日の検定会は、天候には恵まれましたが、車山山頂の最高気温がマイナス12度というたいへん車山らしい「受験生、検定員殺しの冷凍地獄」となりました。この様な中、90名近くの参加者が5種目の受験種目で、十分レベルの高い滑りを見せてくれました。今回認定された61名の公認指導員のみなさまが、これからのスノーボード指導、普及の先頭に立って活躍していただけるものと確信しています。

 スノーボードに関わる人々の間では「神奈川県スキー連盟は、最もスノーボードに理解を示し、積極的にスノーボーダーを受け入れているスキー連盟である」という認識が定着しつつあります。神奈川→湘南→横乗り系 という「イメージ」が影響しているのかどうかはさて置き、長野オリンピックの準備段階では、多くのプロ選手を受け入れ、さらに雪無し県としては初めてSAJのB級公認レースを開催しました。この大会は今シーズン、南関東選手権に格上げとなり、全日本選手権の登竜門になりつつあります。今回の検定会をきっかけに、神奈川県スキー連盟が、スノーボードの底辺拡大、スキーヤーとの交流においても、先鞭をつける事が出来れば幸いです。最後に、ご協力いただいた、車山スキー場のパトロール、スキースクールのスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。(スノーボード委員会 小林俊一郎)


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