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国体通常強化アルペンザウス合宿
かながわ・ゆめ国体競技力向上推進本部事業の補助を受けて運営されています


トレーニングドクターの指導をとり入れ、基礎体力を向上させる


写真:外での早朝トレーニング 写真:外での早朝トレーニング

  平成10年1月21日(土)〜23日(月)、千葉県ザウススキー場において、アルペンの強化合宿が行われた。

11/21 7:00
9:00-12:00
14:00-16:00
19:00-21:00
現地集合
フリー滑走
陸上トレーニング
ミーティング
11/22 9:00-12:00
14:00-17:00
19:00-21:00
陸上トレーニング
フリー滑走
ミーティング
11/23 9:00-12:00
15:00
フリー滑走
現地解散

フリー滑走の重要性
 シーズンを間近に控え、トレーニングを進める中で基本・応用・実践と進んで行くが、まずマテリアルに慣れることとポジションの確認を目標に行った。マテリアルに慣れることとしてはマテリアルと仲良くなることが必要。その為には、マテリアルを良く知り、その性質を理解すること。そうしないとシーズン最後までマテリアルに嫌われ、自分の理想のターン弧を描いてくれないなど、不本意な結果に終わることが多い。今回の合宿では、選手にフリー滑走の重要性を理解してもらうことと、3日間上記の課題を与え、トレーニングを行った。


写真:室内で正しいストレッチングの実践 写真:座学もあります

PNF法の応用、正しいストレッチの実践
 陸上トレーニングについては、シーズン中のコンディショニングの内容を紹介しながら、基礎体力の向上を目標とし、廣瀬トレーニングドクターの指導を仰いだ。一年のなかで特にオフシーズンが一番体力の低下があるため、それを補うトレーニングのの方法を学び実践を行った。ミーティングでは、目標である、PNF法の実践、ストレッチの正しい方法と実践というテーマを取り入れ、かなり反響を呼んだ内容であった。特に、PNF法とは、固有受容器促進法という、近年では広くスポーツ分野に取り入れられているコンディショニング方法である。

 筋肉と神経系にたいして、刺激を与えることによって、関節の柔軟

性を促進させることができ、スキーにおいては特に股関節のスムーズな切り返しの為に有効であることから、国内外のトップクラスの選手で、スタート前などのコンディショニング時に使用されその効果は立証されている。今回は、その3パターンの紹介と実技を行った。またストレッチでは、スキー競技において特に負荷の高い筋肉のトレーニングの柔軟性を個々にチェックし、それに基づき筋肉の硬い部位のストレッチを行った。その後、体内リズムのチェック、現在の精神状態のチェック法とそれのレースへの応用法を細かく説明した。また、数名の選手を対象に、血中の乳酸値をゲレンデ内、安静時に測定し、スキーにおける疲労と回復までの時間をテスト的にチェックした。

 最近、スポーツ界、特にスキー界において、トレーニングドクターの必要性が高まり、その指導内容は今後のジュニア選手の育成・強化に欠かすことのできない存在となっている。スキーの技術的な指導者は存在するが、選手にとってもっとも重要なシーズンオフの体力作りのノウハウを持つ指導者が不足しているのが現状である。その中で、神奈川県スキー連盟にこのような優秀な指導者が存在することは、選手の競技力向上に大きな力となる。現場の指導者とトレーニングドクターが一体となって指導体制を確立していけば、当連盟の選手たちの基礎体力柔軟性は向上し、スキー技術の向上にも大きく影響を及ぼすと考える。


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