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指導員研修会・公認検定員クリニック
指導員養成講習会
SAKスノーボード指導員講習・検定会
第教育本部GS大会
指導員会 テクニカル・クラウンプライズ技能テスト

期日:平成12年2月18日(金)〜20日(日)
会場:長野県車山高原スキー場
本部:車山高原SKY PARKホテル

◆養成講習会、教育本部GS大会
◆SAKスノーボード指導員講習・検定会(橋場亜矢さん記)
◆SAKスノーボード指導員検定合格者
◆役員・講師・検定員
◆ジャイアントスラロームクラス別入賞者
◆クラウン・テクニカルプライズ技能テスト
◆写真集

 



◆準指導員・指導員養成講習会

 指導員養成講習が1班、準指導員養成講習が16班に分かれ養成講習会が実施されました。今回の検定種目の変更で制限滑降がSLのセットからGSLのセットに変更されたことに伴い、本行事では本番さながらのコース設定が、地元車山スキー場の全面的な協力もあり実現しました。スタートは、パノラマコースの上部にあるレストランTOP360のさらに上部に設定され、ゴールはスカイプラザの少し手前までの全長800mの本格的なコースが設定されました。このコースを検定会の試技として1日目の午後に、タイムレース形式で各班が挑みました。これに先駆けて午前中には、スカイジェッターリフト脇で、GSLの練習用ポールセットが行われ、各班1〜2回はポールに入ってトレーニングを積みました。

 自分自身も中々ポールに入る機会が少なくなりいい練習になりました。今回のこのような試みは、受験生にも好評で今後も是非、定着させたいものです。そもそも速いものは、合理的で美しいものなのですから競技の基本は、基礎にも通じているのです。  今回の車山のコンディションについても触れておきましょう。私が、2週前に特別研究会で車山にきた時は、積雪量不足からコブ斜面のキャプテンコースは、コブはなく、大きなうねりのあるアイスバーンの状態で、県技術選が開催されておりほとんどの班はキャプテンコースに入っていませんでした。この後、強烈な寒波により車山にも20cm程度の積雪があり、今回はいつもどおりのコブ斜面がありました。

 急斜面種目が例年行われるスポーツマンコースは、真ん中上部に一部アイスバーンがあるものの、毎日きれいにピステが入り、朝一番は最高の状態に設定されておりました。総合滑降を行う、ヴィーナスコースも絶好のコンディションでテクニカル・クラウンの検定を受験された方は、気持ち良さそうに滑っていました。  今回、種目が変わったことにより指導する中で注意したことは、カービングスキーを使用している受験生がほとんどなので、サイドカーブを使って回旋しやすくなった分、内倒、内傾のポジションの方が多くなっており、基本的な適度な外向傾のポジションの指摘をするケースが多かった気がします 。

 しかしながら、カービングスキーはサイドカーブを決めてしまうと谷周りにおいては、軌道が変えにくく衝突事故が激増しており、受験生のけがや講師のけがもあり、我々講師もお互いに今まで以上にバーンの使用には譲りあい、周囲を気にしながら講習を行うことが肝要と考えます。 ともあれ、検定会の2週前の最終調整の中で、いい養成講習会が行えたものと思っております。  最後に、受験生諸君、来シーズンはみんなと12月の車山の研修会でお会いしたいものですね。残り、2週間悔いのない練習に励んで下さい。

佐々木生道SAJブロック技術員(記)


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