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第13回 神奈川県スキー技術選手権大会
第5回神奈川県学生スキー技術選手権大会
兼 第37回 全日本スキー技術選手権大会選手選考会
BC級公認検定員検定会
指導員会 特別研究会

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  山田隆 技術代表より

◆技術代表コメント

 昔のように種目はたくさんないので、大回りと小回りについてひと言申し上げたい。大回りのターンはカービングの板の特性を生かして大変うまく回してはいるのですが、もうひとつ深く回していただきたい。スキーを上から抑えるだけではなくて、強い意志をもって前に進むこと。それからターンをすることを考えないと、たとえカービングの板と言っても、板の特性分だけの弧しか描がけず、また下に押しているだけですと、弧を描く前にスキーがずれやすいのです。そういうスキーの特徴を捉えてスキーを回していただければと思います。

小回りでは、板がカービングに変わって、大回りはうまいけど、小回りが下手な人が増えたと思います。特に、ひざの動き、腰の動きとストックが全然あっていません。これは上位の人にも見受けられました。ストックワークの練習を普段から熱心にされたほうが良いと感じました。それにはストックをついてジャンプするなどの昔ながらの練習も役に立ちます。鏡の前も有効です。ー番大きな問題は、カービングの板になって、すべてカービングの技術で小回りをしなくてはいけないと思っている人が多いことです。カービングの板を履いても、小回りは必ず、カーブ&スキッド。ずれもおこります。そのなかでずれの少ないすべりを表現してほしかった。出るときからスキーをずらしてはいけないという意識が強すぎて、上半身と下半身が合ってなかったり、スピードが出すぎたりすることがあったかと思います。以上2点を来年に向かってより研鑚していただきたいと考えます。

◆時間厳守を

 競技中に遅刻された方がおりました。本来なら失格なのですが、県連の方も事情も合って、スタート審判をおこくとができませんでした。この時点で、下にいたジャッジの判断でスタートをさせました。スタートさせたということは、フニッシュ審判の判断ということで、失格とはできないと判断しました。しかし、選手として、スポーツマンとして、約束の決められたスタート時間に間に合わないということは、失格に匹敵する問題であるということを、該当選手は強く自覚していただきたい。今回は、厳重注意ということにします。来年以降、現地参加は認めないということと、コールに遅れた選手は失格といたしますのでよろしくお願いします。

   

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