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指導員養成講習会・理論


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 平成11年10月24日、県民センターにて、指導員養成講習会・理論1が開催されました。当日は、準指受験者200名と指導員受験者41名が参加しました。この理論講習会は、第2回11月7日、第3回11月14日と開催されます。

◆司会 森本ブロック技術員
◆挨拶 片岡副会長
◆講演 1、SAJ,SAKの現状、受験に対する心構え
       山田専務理事
      2、スキーの運動特性と技術の構造
        三塚教育本部長
      3、日本スキー教程指導実技編より
        渡部理事
      4、基礎スキー検定規定改定について
        清水教育本部検定委員会委員長
◆事務連絡 山本理事

◆片岡副会長
 御疲れ様。いよいよ待ちに待ったスキーシーズンです。検定規定がが改定になりましたが、みなさんに受けやすくするため、やさしくするための改定であるということです。今日から理論研修会がスタートしますが、実技の研修をへて車山での検定会となります。みなさん全員が合格されるよう、良い演技を検定員に見せれるよう御願いします。全員の合格を祈願いたします。

 
◆山田専務理事
 こんにちは。また受験の時期になりました。SAJ・SAKの現状ですが、財源の関係が大きな問題となっています。SAJも大きな赤字を出しています。SAKは皆さんのご協力のもと、ぎりぎりのところでなんとか運営していますが、低空飛行を余儀なくされているのが現状です。来年以降、法人化で御願いした有資格者登録料の前納期間が終了し、すこし余裕が出来ると思います。全国のスキー連盟が会員離れ、資金不足で苦しんでいるなかで、神奈川県スキー連盟は準指・指導員の受験者が減らず、ありがたく思っております。
・検定規定の改定はなんの為?
 今年、検定の種目ややり方が変わります。不安に思っているかたも多いでしょう。心配しないでください。その目的はできるだけ公平性を高めるため、受験者にとって受けやすく、受かりやすくするために改定されるのです。 買わなければ行けない本は増えましたが、検定は受けやすくなったのです。ご了解ください。
・スキーは楽しのが基本
 スキー界いろんなことが変わっています。カービングの板に変わったり、その技術を要求されたりと。受験にあたって迷っている人が多いと思います。要はスキーをうまく回せて安定した滑りが出来れば良いのです。スキーは楽しくて、どんな道具を使っても楽しく滑れるのことが大切なのです。この講習会を通してカービングという言葉をいやというほど聞くと思いますが、ノーマルの板でも出来ないことはありません。スキッディングかカービングのどちらかの傾向が強いということだけなのです。道具は慣れているものが一番です。言いたいことは、そう言う道具を使わないと受からないといことではないということです。道具やウエアーで合否が変わるということは、ほとんど無いと話しておきます。
・スキー連盟の為に協力を御願いします
 検定が終わって張れて、資格を取られた方々は残念なことに、その翌年ほとんどの方が出て来ていただけません。当然ではありますが、残念ながら合格されなかった方が又来ていただけるわけです。 この方々は、神奈川県スキー連盟の大切なパートナーでございます。私も指導員の検定会で1回不合格となりました。スキー連盟に残って活動している人達は一発で合格したかではなく、いかにスキーそのものに努力したかではないかが重要と考えています。ブロック技術員でも準指を3回、4回と受験して合格した人達もいるのです。自分が参加しないとスキー連盟がやっていけないという気持ちで、活動をお願いしたいと思います
 

◆三塚教育本部長から
 ノーベル平和賞をもらったナンセンは、グリーンランドを横断した方で「あらゆるスポーツの中でその王者に君臨するのはスキースポーツのほかにはない」という言葉を残しています。 スキーはあらゆる筋肉を使いますし、注意力も必要です。本当に木目細かな運動が必要です。心地よいさわやかな体験を味あえることができます。アウトドアスポーツとして、大自然の中で状況を克服する喜びもあります。常に、状況に対応する反応と操作が必要となるのです。 特に指導員を受験される方は、 「スキーの運動特性と技術の向上」は重要です。昨年の不合格となった方で、理論の点数があと少しあれば、もっと合格されたのではと考えております。理論の勉強は重要と考えてください。

 

◆渡部理事から
 板の性能、技術はどんどん新化しています。指導員の人達はそれに乗り遅れないようにしたほうが望ましいと思います。私も、カービングの170にしました。検定の改定については、専務理事も話されたように、驚かないでください。われわれも、今年の中央研修会で実際には確認することになります。詳しいことは、教程指導実技編第3章をよく理解していただきたい。みなさん、板を買い換えるのであれば、是非カービングを体験していただきます。 カービングスキーでもスキッド要素も出来る、そういう使いかたを覚えていただきたいということです。

 

◆清水検定委員会委員長
検定の改定の理解を深めていただきたいと考えています。技能テストの受験者が減少してきております。もっと魅力の有る検定を目指して改定されたというのが理由です。 オフィシャルブック22ページに基礎スキー検定について書いてあります。準指検定の場合、指導技術における義能力のの到達度に主眼を置くとなっています。指導員は基礎技術、応用技術、発展技術の表現力、技術課題の習熟度に主眼を置くとあります。 また、従来と違うのは、指導種目、実践種目ということではなく、基礎、応用、発展という形になりました。また、養成講習会での評価が新しく加わりました。養成講習会の理論は18時間、実技は22時間が必要となっています。また従来と違うのは斜面での回転数の設定が4〜6と緩やかになりました。 ストックなども明記されなくなりました。滑る側としてはとても有利になったのではと思います。楽に受けてください。準指の制限滑降ですが、従来は標準タイムの○×でしたが、得点配分性となります。

◆山本理事
・今シーズン受験されたかたは、理論講習会2年間有効ですが、
   実技講習会は1年間となります。ご注意ください。(昨年度は2年)
・養成講習会は「教1号」で申込んでください。
   尚、申込みの払い戻しはいたしませんのでご承知ください。
   ただし、変更「教2号」は受け付けますので、よろしくお願いします。

・準指検定願書ですが、太枠内を自分で記入し、必ずクラブ代表、
   協会代表を経由して県連に提出するよう御願いします。
・指導実技編のビデオ6800円を5800円で斡旋します。
・五竜養成講習会C,E(1泊2日)では、指向別(緩斜面、急斜面、
   大回り、小回りなど)講習を考えています。

◆イエティでの養成講習会(県連の公式行事ではありません)
 新しく協賛会社となっていただいた「イエティ」(旧日本ランド)で、準指養成講習会を、堀ブロック技術員の好意で開催していただきます。県の会員には割り引きも有ります。希望される方は、下記連絡先まで。
 045−314−5455 navihori@d2.dion.ne.jp  堀 祐樹


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