◆今年は自己成績更新が止まった

　去年から急に入賞できる様になった私は、超楽観主義な性格もあって、無謀にも今年は国体予選で3位以上を狙っていました。しかし…
　競技スキーを始めて4年目。完走が目標だった初年度より、これまでずっと自己成績を更新し続け天狗になっていましたが今年は遂に成長が止まり初めて経験するツライ年でした。

◆成績は下がり、アセリ、苛立ちも…

　狙いに届かないどころか成績は下がる一方で、アセり、苛立ち、スキーを嫌いになりかけていました。

　去年までは「負けて当然、勝てたらラッキー」という気持ちで常に謙虚な気持ちで試合に挑んでいたのですが、今年の私は欲望でガチガチに支配されてしまっていたのです。

◆スキーを楽しむことを思い出した

　そんな絶不調だった私が今回いい成績を出せた理由はトップ選手陣の参加が少なかった事は勿論ですが、もう１つありました。

それはスキーを純粋に楽しむ事。これを思い出したのです。

◆ゴールまで楽しく滑り降りよう

　今年はとことん絶不調だったので、都合良く板のせいにし、来年相性のいい板に巡り合える事を期待し、今年はもうどうでもいいや！早く来年にならないかなー！
と割り切ってとにかくゴールまで楽しく滑り降りようという気持ちでレースに挑んだのです。その結果、草大会で2週にわたり2位、そして今回の県選手権で思いがけない1位。

◆心にゆとりを持ち楽しく早く滑る

　シーズン半ばからワックスを塗る事さえやめてしまっていた私は、いい成績はやる気のなさに比例するのかと勘違いするほどでした。
でもそれは違います。やる気のなさがリラックスとなり、あきらめが謙虚となり、結果として良い方向に力が働いたのでしょう。

　いつまでも初心を忘れず、おごらず、心にゆとりを持って楽しく速く滑っていたいと思います。