◆どういう配分で滑ろうかと考えて「どうしよう」と思わず口に出してしまった
規定種目テストは1,2級合同で行うことになった。まずは2級の小〜中周りの種目。緊張した面持ちの受験者に囲まれて、私もスタート時さすがにちょっと緊張した。どういう配分で滑ろうかと考えて「どうしよう」と思わず口に出してしまった。後で、片常務理事に「前走が『どうしよう』なんて言ったら受験者がびびっちゃう」と怒られた。至極ごもっとも。反省。実際に滑り出すとバーンの状態は良く、私は数十メートルの間とても気持ちよく滑ることができた。が、滑っている途中で検定員の笑い声が聞こえる。ゴールして聞いてみると、検定員の吉野さんが私が受験者だと勘違いしてビックリしてしまい、その様子を他の検定員が笑っていたとのことだった。検定は何かとハプニングがあって面白い。2級受験者は17人、皆さんよく練習していて誰一人転倒することなく試験は順調に進んだ。
続いて1級の検定に入った。種目は中〜小回り。小回りに入るとき、滑りのリズムを明確に変化させることが肝心、最も緊張するところだろう。
◆前走はなんと片常務理事。
自分でも意外だったが、私は片常務が滑るところをきちんと見るのは初めてだった。とっても軽やかで滑らかで、ビデオを撮りながらうーんとうなってしまった(ご本人も満足気だった)。スターターは広報委員の大井さんが担当した。1級受験者14人の滑りはさすがに安定していて、たくさんの合格者が出ることを予感させた。
2級の2種目目は大回り。私はここでも前走することになった。これから滑る受験者にプラスになるような前走をしようと集中して滑った。幸い転んだり、おっとっとしたりすることもなく、無事ゴールできた。受験者の皆さんも少しリラックスしてきたのか、先ほどの種目よりも動きが滑らかになったように見える。2級もたくさん合格者がでるかもしれないと思いながらビデオを回した。
1級の2種目目も大回り。またまた片常務理事の前走で始まった。受験者の皆さんは全体的に動きも良く、緊張している様子も見られない(でも実際は緊張しているのだろうけど)。この頃には検定中のバーンに研修会などほかの班の姿も多く見られたが、誰一人衝突することもなく安定した滑りで安心して見ていることができた。
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