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活性化委員会取材レポート 4月22日
中里健二 広報委員
写真:活性化委員会風景 写真:活性化委員会風景

竹腰誠委員長(教育本部専門委員)

第1回活性化委員会開催される

活性化委員会スタート

■活性化委員会スタート
 平成15年4月22日(火)、県社会福祉会館で「活性化委員会」が開催された。昨年10月の理事会で山田専務から提案のあった「低迷するスキー界を活性化するための普及プロジェクト」を具体化したものだ。
 メンバーは、「広報委員会」「総務委員会」「スノーボード委員会」「教育本部専門委員」「競技本部専門委員」など、SAK専門委員として活動する人たちから選考された。委員会に先立ち、委員長には竹腰誠専門委員、副委員長には佐々木生道専門委員が選出された。
 理事会からの諮問事項は「低迷するスキー界にあって、潜在的なスキーヤーの掘り起こしを行う」「SAKの組織に新風を吹き込み、各事業を活性化する」のふたつ。議論された内容は、7月26日の評議員会に提案されることになる。

写真:活性化委員会風景 写真:活性化委員会風景

佐々木生道副委員長(教育本部専門委員)

委員会の提案に注目

■ SAKの現状
まずはじめに、活性化委員会のアドバイザーである片忠夫常務理事から、SAKの現状として、1、2級受験者、準指導員受検者数、登録者数の推移について説明があった。登録者数についてはここ数年横ばいであったものが、ついに昨年7000人の大台を割った。このことが、危機感をつのらせる原因になったようだ。
同じく、アドバイザーとして出席していた上田英之総務本部理事から、SAKの予算についての説明があった。収入の面での特徴は、「大会事業と指導員の育成事業で収入全体の70%を占めている」ことで、支出の面での特徴は、「管理費が全体の20%を占めていること」であった。
写真:活性化委員会風景 写真:活性化委員会風景

守谷紀幸委員(広報委員)

井田美奈子委員(総務本部専門委員)

■活性化委員会メンバーの紹介
 自己紹介を兼ねて、一言ずつメンバーが発言した。
まず守谷紀幸委員から「あせって活性化をする必要があるのだろうか?少数精鋭でもいいのではないか。努力しない訳ではない。ただ、SAJに登録するメリットをアピールできれば、自然に会員数はふえるはず」との意見が出て、その後の議論の口火を切った。  
各委員からの主な意見は、以下の通り。

「スキー人口の減少に対しては、シルバー、ジュニア世代に注目したらよいと思う」(井田美奈子委員)
「今はスキー(界全体?)に元気がない。昔、われわれがスキーに行ったときにはよい思い出がある。スキーに行ってよかったと思える、スキーに行った人がほかの人からうらやましがられるような、環境をみんなでつくっていきたい」(斉藤幸雄委員)
「守谷さんの意見はいいと思うが、スキーヤーの平均年齢が上がっている。そこにいかに歯止めをかけるかを心配する必要はあるのでは? ジュニアをとりこめば平均年齢は下がる。ジュニアの育成に力を入れるべき。シルバー世代は目新しい企画で飽きさせないようにすればついてくる。問題は30代の子育て世代。ローカルなスキー場を巻き込んで、思いきったことをやらなければ、スキー場に連れ出すことは難しい。県連でフリーマーケットをやって、比較的新しいスキー道具を格安で手に入れられようにするとか、お金をかけなくてもスキーが出来るようにしなければ」(佐々木生道副委員長)
「技術の向上も大事なことだが、若い人たち、たとえば学生のスキーの好きな人達をとり込むことなどを考えたらどうか。協会では指導員が手弁当でジュニアを対象としたスクールを開催している。ジュニアと一緒に来る親たちも取り込めるメリットがある」(岡崎勇委員)
「現状の競技選手を減らさない努力も必要。高校のスキー部に入部した人達は初心者も多い。そうした生徒を教える手伝いをすることも必要。また、学連を卒業した人たちが指導者になる道もつくる必要があるのでは」(中田圭委員)
「いますぐ会員数の減少に歯止めをかけるために何かをやる必要がある。いったん減った会員を、すぐに増加させることは望めないものである。地域のクラブの活性化も必要だと思う。活性化委員会での議論で『会員数の増加をめざすのか』『収入を増やすための手法を考えるのか』、目的をはっきりした方がいい」(望月博文委員)
「クラブに初心者がいなくなってしまった。指導員ばかりでは活動も限られてしまう。スキー修学旅行への講師派遣を考えてみたら」(望月光弘委員)

写真:活性化委員会風景 写真:活性化委員会風景

斉藤幸雄委員(総務本部理事)

中田圭委員(競技本部専門委員)

■提案に期待
 初回の委員会ながら、各委員から活発な意見が出された。最後に竹腰委員長がこの委員会の方向性として「スノースポーツへの参加者増加を考える」としめた。次回までに、自分の考えを紙に書いて竹腰委員長に提案するという、任意の「宿題」も出された。
私自身、協会役員をやっていることもあり、最近の行事参加者の減少は肌で感じていた。今後この委員会での提案に対して注目したいと思う。
(中里健二広報委員)
写真:活性化委員会風景 写真:活性化委員会風景

望月博文委員(スノーボード委員会)

岡崎勇委員(教育本部専門委員)

写真:活性化委員会風景 写真:活性化委員会風景

望月光弘委員(教育本部専門委員)

議事進行する委員長、副委員長

【活性化委員会メンバー】

加盟団体
活性化委員氏名
所属
横須賀
 守谷 紀幸 広報委員
横浜
 井田美奈子 総務本部専門委員
横浜
 斉藤幸雄 教育本部専門委員
横浜
 佐々木生道 教育本部専門委員
平塚
 岡崎 勇 教育本部専門委員
逗子
 中田 圭 教育本部専門委員
葉山
 望月 博文 スノーボード委員会
横浜
 竹腰 誠 教育本部専門委員
相模原
 望月 光弘 教育本部専門委員

【活性化委員会スケジュール】

委員会予定
日時
会議場
第1回委員会
4月22日
県社福祉会館
第2回委員会
5月8日
第3回委員会
5月15日
第4回委員会
5月22日
第5回委員会
5月29日
答申書作成
6月上旬
7月26日(土)夏季評議員会提出

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