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BC級公認検定員検定会レポート
広報委員 小池資治

BC検定実技風景

小池広報委員(中央)

【C級公認検定員検定体験記】

1.受験のきっかけ
  昨年、なんとか3回目の受験にて準指を合格することができました。 C級検定(以下「C検」)については、まだ、とらなくても良いだろうと考えていましたが、 今年のクラブ行事(検定会)にて、検定員が不足する可能性が出てきました。 よって、あわてて、今回、C検受験を申し込みました。

2.受験前日(3/6)
  クラブの準指受験生のサポートもかねて、前日から、車山に入りました。準指受験生の調整を 手伝いながら、あまり勉強していないことに不安を感じていましたので、宿に帰り着いたら、 早速、勉強です。幸い、同クラブの正指合格者が、問題集を持ってきてくれたので、これで、 一通り、勉強しました。準指受験の経験から、任務が出るのはわかっていたので、あとは、 検定員の知識として必要な、受験資格、資格の停止/喪失、基礎スキー技能テストの内容を 覚え、ジュニアテストの内容を適当に暗記しました。 試験範囲は、狭く、また、問題集に記載されている問題でも、同様の問題が頻繁にでるので、 割と覚えることができました。

3.1日目(3/7)
  開会式終了後、すぐ理論の試験です。渡辺三郎専門理事が、「例年、合格率は100%だけど、 今年はわからないよ」と我々を脅します。とりあえず、問題をめくって、スタートです。 一問目から、覚え抜けた準指の受験資格の問題です。「実技は...北海道ツアーでSコースは 4泊と半日だから...」と計算して、なんとか回答欄を埋めます。(3回も受験した成果が出ました...) あとは、覚えた問題ばかりです。(ジュニアテストのポールの数を覚えておいて良かった。) 一応、全部回答はできたので、ほっとしました。 試験開始1時間もしないで、ほとんど全員が、終了しました。 つぎは、実技です。4種目、それぞれ25人の採点を行います。 まずは、パラレル小回り(中斜面)からです。 検定員(稲田専門理事)が、見るべきポイントを教えてくれましたが、最初は皆、とまどい ながら採点しまいた。あちらこちらで、「74点かな...75点かな...」というつぶやきが 聞こえてきます。 2種目は、プルークボーゲンです。「カービングしている...」というつぶやきが、聞こえたり していました。低速種目はスピードが遅いので、割とゆっくり見て判断できました。 以外と、カービングしている人や、内足が返っている人がいました。 3種目目は、急斜面の小回りです。そろそろ、目が慣れてきたのか、つぶやきが、「これは 74点」と、断言する口調になってきました。ちょうど、年の若い班だったので、元気に滑って くるのですが、弧を描いている人は、意外に少なかったように思います。

4.2日目(3/8)
  まず、シュテムターンを見ました。C検の実技種目ではありませんが、どこをポイントに 見るかを解説して頂きました。この種目は、やはり、種目の運動の理解度の差が出やすいように 感じました。ちゃんと運動を理解している人は、シュテムターンの運動要素が見えるのですが、 理解不足の人は、別の種目をやっているように見えました。 最後の中回りです。このころになると、あまりつぶやきも聞こえず、皆、熱心に、採点しています。 中回りは、わりと採点がしやすかったのかもしれませんが...自分は、中回りは苦手なので、 意外に悩みました。 以上で、実技は終了です。一応、大丈夫だと思いますが、結果は、心配です。

5.3日目(3/9)
  いよいよ、合格者発表です。 「B・C級検定は、全員合格」との一言で終わるはずと、思っていたら...「B級は全員合格ですが、 C級は不合格者がいるので、今年は名前を読み上げます」との事です。はっきり、顔が引きつるのが わかりました。 まるで、去年の準指の受験のようです。順番に名前が呼ばれ、真ん中くらいで、やっと自分の名前が 呼ばれました。正直、ほっと、しました。(心臓に悪い...) 今回、C検を受験して、実技試験は、大変勉強になりました。とくに、(準指受験生には、申し訳ないのですが)準指の検定会は、C検の題材としては勉強になります。滑りの熟練度、クセなど、まちまちであり、見るべきポイントを押さえておかないと、正しい評価はできないと思います。今後は、今回の経験を、後輩への指導へ生かし、さらに自分自身にフィードバックして、自分の滑りに反映させていきたいと思います。 以上 


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