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指導員養成講習会理論1レポート
広報委員  中里健二
中里健二広報委員
講習会風景
                                ★広報委員の紹介はこちら

 先週に引き続き、指導員養成講習会の2回目が神奈川県民センターで行なわれた。会場には準指導員・指導員の受検者あわせて200名近くの人達が集まったが、やはり検定会ということで、とても緊張感あふれた静かな雰囲気である。受付けの脇で、講習に必要な図書が販売しているが、また本の種類が増えている様だ。養成講習の内容も変わってきているのだろうか?受験生でない私までもが緊張してきてしまった。

挨拶 片常務理事
まずは、片常務から合格の条件として、スキー技術のうまいことがあげられた。また、指導者になった場合、技術力に差がないと教えにくいとも言われた。当たり前の話ではあるが、やはり人に教えるためには言葉で説明できるよりも、見せて真似させる方法が一番手っ取り早い。それに、人は上手な人の話には耳を傾けるが、そうでないとなかなか聞き入れないものだ。これまで、教わることが多かった人は、指導者になったらこの辺のことをよく考えて、より技術の向上に励んでいく必要があると、自戒をこめて言いたい。

「スキースポーツの社会的特性」 村山SAK専門委員
 「あらゆるスポーツのなかでその王者に値するスポーツがあれば、それはスキーをおいてほかにない・・・」というフリチョフ・ナンセンの言葉から村山専門委員の話は始まった。この言葉のなかにスキーの魅力と価値が集約されているといわれるが、まったくそのとおりだと、何年スキーをやっていてもその魅力は色あせないものだと思いながら聞いていたら、「スキースポーツの社会的特性としてテキストに書かれている4つ以外にもうひとつある。それは酒を飲んでもできるスポーツはスキーしかない!」と・・・話が少し脱線し、「スキーの楽しさとして滑る楽しさ、心地よさ、上達したときの喜びなどのほか、スキー活動の楽しさとして、こうした検定での仲間づくり、検定に何度も落ちればさらに仲間が増えて・・・何度も落ちてからのほうが感動できる!そして酒を飲む!」といった具合に話の端々に酒を絡めて、きっと村山さんは5つのサービスができる指導者プラス酒に強い指導者であるに違いないと受講生一同が思った講義であった。

真剣に講義を聞く
自己紹介する専門委員

「スキーのためのフィットネス」 竹腰SAK専門委員
 昨年は、「スキーの歴史」について講義を行なった竹腰専門委員であるが、昨年同様パワーポイントを適切に使った説明で、大学で教鞭をとられているから当然といえばそうだが、非常に簡潔でわかり易い講義であった。講義冒頭での「みなさんがこの舞台に立って教えるという気持ちで!」と言われたので、きっとみなさん集中して講義を受けることができたのではないだろか。フィットネスの一般原則6つ、鍛えておきたい体力要素5つ、1Hあたりのエネルギー消費量、体力を自己診断してみるetc指導者として必要なものとして、しっかり覚えておきたい。

「スキー競技の知識とルール」 菊地 競技本部長
講義前に菊地本部長から話を伺ったところ、競技に関しては毎年同じようなところを説明していたが、今年はFISでカービングに対する規制が強まったことからここを取り上げたいのと、競技種目のルールで意外と知られていないジャンプ競技を取り上げてみたいとのお話であった。
講義の中で、競技会を開催するにあたってのジュリーメンバーの説明等があり、ある程度理解しているつもりだったのだが、競技結果についての抗議方法について「仮発表後15分以内にお金を添えて抗議することなどは、どこでも同様かと思いますが・・・」という話で会場がどよめいて、ほかのところも、うちの市の大会と同じようにあまり厳密にやっていないことが判明してほっとした。
講義の最後に、指導の道に目標を失ったら競技にも足を運んでもらいたいとのメッセージがあった。今年のSAKだよりのトップページタイトルは「今年はレースに挑戦・チャレンジカップに行こう!」だ。競技スキーを本格的にはじめようと思っている方は、ぜひチャレンジカップに参加してみては?

挨拶 渡辺教育本部長
 「昨日の中央線を止めたのは私です!」唐突に言われてみんなビックリ。スキーでの姿しか私も知らなかったので、そのような職業であることをはじめて知ることができた。スキーでの顔は知っていても、普段の顔を知ることは意外と少ない。
 昨年行った受検者アンケートの話があり、その中で昨シーズンの滑走日数というのがあって、昨年のデータでは4分の1以上の人が30日以上ということであった。昔、準指導員受検時には最低通算滑走日数が250日といわれていたが、今も同じくらいなのだろうか?アンケートでの要望事項として、講習会の会場には机を用意してほしいとあったが、もしほかに適当な会場があればぜひ県連に連絡してもらいたいとのことであった。

講習風景
講習風景

ビデオ上映「日本スキー教程 検定編 基礎スキー検定準指導員・指導員」
 午後一番の講義はビデオ上映となった。養成講習会でビデオ上映するのは初めてではないだろうか。やっぱりデモはうまい!

「スキー実施上の安全対策・スキーにおける傷害予防策」 安全対策委員会 和田委員長
 「スキー技術が変わっても、安全対策は変わるものではない。」そう言えば、私が受検していたときも和田さんから講義を受けた覚えがある。内容は変わらなくとも非常に大事な部分であり、楽しくスキーを教える上でも安全対策が欠けていては問題だ。自然にルールやマナーを指導できればより楽しいスキーができるのは、みなさん納得かと思う。また、講習中には生徒を危険に近づけさせない気配りも必要だろう。
 以前にホームページで一般の方から混雑したゲレンデの中で、指導員の講習が行なわれていた際に、邪魔者扱いされて迷惑を被ったとの話が出ていたが、講習によって一般のスキーヤー・スノーボーダーの迷惑にならないように、みなさんも気をつけて!
 なお、安全対策委員会に興味ある方は行事レポート 拡大教育本部会議 番外編@安全対策委員会をチェックしてみて下さい!

「スキー運動の特性と技術の構造論1」 市川SAK専門委員
 大柄な市川専門委員からは、ずばり検定に出したいところの説明となった。バイオメカニクスとは、スキー運動の特性3つ、ターン技術の組み立て、滑りの評価をする観点、ということだが、バイオメカニクスって前にはなかった言葉ですよね?最後は盛大な拍手で送られた。

「スキー運動の特性と技術の構造論2」 大嶋SAK専門委員
 さすがに朝から講義を聴き続けていると、この辺が頭の限界であった。舵取り、切り替え、ポジショニング、エッジング、スタンス、押し出し操作、ひねり操作などなど、言葉は知っていても頭の中を素通りしていくばかり。正指導員検定だとこの辺を熟知していないとまずいのだろうなーと思いながら、時間は過ぎていった。
 
 昨年も養成講習会に来たのだが、内容も少しずつ変わっているようだ。変わらないのは受検者の真剣な姿であろうか。
 受検者のみなさんお疲れ様でした!


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