ホーム > 行事レポート > 全日本ナショナルデモンストレータ選考会

ナショナルデモンストレーター選考会レポート
佐藤拓也

2004年4月5日(月)〜8日(木)北海道・ルスツリゾート

佐藤拓也さん
淡々と選考会が進んでいきます

◆狭き門
  平成 16 年 4 月 5 日〜 8 日、北海道・ルスツリゾートで行われた、第 29 回全日本デモンストレーター選考会に出場してきました。第 29 回といっても、「ナショナルデモ」、「 SAJ デモ」に分かれてから 2 回目の選考会となった今回は、前回同様男子 21 名、女子若干名の狭き門となりました。以前が男子 30 名、女子 7 名だったことを考えるとその選考の厳しさが想像できると思います。

◆常にマイペースなサトタクですので問題なし
  ゲレンデでは選考会の数日前から熱のこもったトレーニングが行われていました。各県連ごとにコーチの付いたトレーニング風景は、技術選さながらの緊張感がありました。自分は少し場違いな感じがありましたが、そこは常にマイペースなサトタクですので問題ありません。八方尾根スキースクールの先輩や、正指同期の知り合い、全日本の大会で知り合ったいろいろな人達とのちょっとした会話や、彼らのトレーニングの様子を見ることがコーチのいない神奈川県チーム(僕だけ ‥ 。)にとっては重要な情報収集の場になりました。


開会式では緊張気味?

実技種目のシュテムターン

選考は、実技適正審査、理論(筆記試験)および指導適正審査(面接)によって行われました。

1 日目は実技適正審査として以下の 6 種目が行われました。

1 、シュテムターン(大回り)不整地、テールコントロール

2 、パラレルターン(大〜中回り)整地、トップ&テールコントロールからトップコントロール

3 、パラレルターン(中回り)整地、トップコントロール

4 、パラレルターン(小回り)不整地、フリー

5 、パラレルターン(小回り)整地、トップ&テールコントロール

6 、パラレルターン(小回り)整地、トップ&テールコントロール(ハンズフリー)

◆僕にとっては自然に「 50 位以内」が目標
  この実技選考で男子 50 名、女子 10 名に絞られることになりました。今回の出場者は男子 68 名、女子 17 名。ほとんどが全日本技術選での上位選手です。この 50 位以内でさえかなり高いハードルのように感じました。しかし今回のデモ選出場の一番大きな目的である「デモ選を経験する」という意味で、 2 日目の理論・指導適正審査に進むことが自分にとって非常に重要なことです。となると、僕にとっては自然に「 50 位以内」が目標となりました。


基本技術をしっかりと

非常に良い経験になりました

◆前も後ろも有名選手ばかり
  選考会が始まると、そこはやっぱりデモ選。前も後ろも有名選手ばかりでした。「技術選も決勝まで残るとこんな感じなんだろうなぁ。」と思いながら、その中に入っても恥じない滑りを心がけました。初めてのデモ選はギャラリーも少なく、淡々と進んでいく印象です。 1 日で 6 種目をこなすのはかなりハードでしたが、滑り終わったらすぐに次の種目に向けて頭を切り替える、気持ちを切り替えるという意味で、非常に良い経験になりました。僕にとって非常に心強かったのが、 SAJ の広報のお仕事で現地にいらしていた山田専務が、その種目の反省と、次の種目の滑り方をアドバイスして下さったことです。ほとんど怒られてばっかりだったのですが、その的確な指摘で今回の反省と今後の目標をしっかりと持つことが出来ました。

◆結果は、総合で60 位
  結果は、全ての種目が 45 から 60 位の間でした。総合では 60 位。残念ながら 2 日目の選考には進むことは出来ませんでした。今回デモ選に出場して、改めて自分の技術の未熟さを感じました。上手い選手は低速技術もしっかりしていること、それはベースになる基本技術がしっかりしていることの表れだと思います。これを機にもう一度基本技術の確認と、低速種目のトレーニングをし、 2 年後のデモ選ではもっと良い成績を残せるようにがんばりたいと思います。

今回は男子 21 名、女子 7 名がデモ認定を受けました。初認定のデモも多く誕生し、新旧の交代を感じるデモ選でした。いつか僕もその選考の中にからんでいかれるよう、努力していきます。


ホーム > 行事レポート > 全日本ナショナルデモンストレータ選考会