「スノーボードクロス」の豆知識
◆ルーツ
スキーで、ゲレンデのトップから誰が最初に滑り降りることができるかという”チャイニーズ・ダウンヒル”というレースが行われているが、それをヒントにしたという説や、他にも複数の説がある。
数年前まで「ボーダークロス」と呼ばれるのが一般的でしたが、正式な種目名は「スノーボードクロス」 (SBX)になります。
◆競技形式
まず 予選をタイムアタックで上位32名〜36名を選出し、決勝は4名〜6名(FISは4名)の同時スタートで行われ、コース上に設置されたオブストラクションをクリアしながらスピードを競い合い、一番先にゴールした者が勝者という単純明快な競技です。
実際の大会では、4名〜6名のうち上位2名〜3名が次のヒートに進むトーナメント方式がとられています。
◆ルール
・旗門の内側を滑ること。
・故意に他のライダーの妨害をしないこと。
大雑把に言うと、以上2点です。
妨害に関して補足すると、
・接触しそうになった時に思わず手が出て押してしまった場合。
・バランスを崩し(もしくは転倒して)他のライダーのラインをふさいでしまった。(転倒させてしまった)
などは許される範囲です。ただし、オフィシャルが故意に行ったものと判断した場合は失格です。
◆コース
SBXで使用されるコースは、平均斜度35度前後、長さ600m〜800m前後のコースに複数のオブストラクションと旗門が配置されています。
オブストラクションの種類は、ウェーブ・テーブルトップ・バンク・キャニオンなどの代表的な物の他に、天然の地形を生かしたオブストラクションや複数のオブストラクションが組み合わされた物など多彩です。
コースレイアウトによっては、一見簡単に見えるコースでも、その分ライン取りやボードを加速させる能力がシビアに問われるようになります。 |