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指導員養成講習会理論2 平成15年11月2日(日)中里健次、江口 潤 広報委員レポート |
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◆指導員養成講習会 理論 2 秋晴れの行楽日和の中、かながわ労働プラザで養成講習理論2が行われた。 |
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◆ 古郡副会長あいさつ ◆ 山田専務理事あいさつ |
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◆ 理論講習:渡辺教育本部長 |
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◆ 理論講習:伊藤明子専門委員 |
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◆ 理論講習:竹腰SAK専門委員 |
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■協賛企業紹介 ◆ガーラ湯沢 田代氏(営業部事業課) ◆BOYA |
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◆スキー指導上の安全対策・スキーにおける傷害予防対策 担当 和田均専門委員 講習会2日目午後の部のトップバッターは、安全対策委員会の和田先生でした。プロジェクターを活用した講演は、指導者の役割を特に安全面から考える内容でした。冒頭、「もっと人力を!」のスローガンは情報化された現代社会で急速に求められているヒューマニズムを想起させてくれました。指導者は、習う側の皆さんに理解してもらうことが重要であると言われていたように思います。一つは技術のみならずルールやマナーの取り扱うこと、もう一つはスノースポーツが自己責任下の活動であること。スキー傷害の実際では、腰部に多かった旧来のけがの傾向から、用具の変化によって膝への負担、けがが増加していることをデータを用い紹介されました。ビンデイングの調整は重要ですが、膝の傷害の防止のためのセーフテービンデングの開発はされていないことも指摘されました。指導者に求められる安全知識として、RICEの原則は重要ですが、スキー場においてはFICERの原則であり、実際は「固定して運ぶ」が肝要であるとのこと、さすがにパトロール経験豊富な先生の指摘だけに説得力を感じました。安全の問題はゲレンデのみに限るものでなく、宿泊を伴うことの多いスキーでは24時間体制が必要であることも指摘されました。まとめとして「楽しく安全に」とし、スキーはスポーツであり愉しくなければ、また、「スキー場を生かすも殺すも指導員次第」という先生の極論は、スキー指導の端っこに携わる我々にとって忘れてはいけない言葉であると感じた次第です。 ◆和田専門委員 安全対策・傷害予防対策 |
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◆指導の運営にあたって 担当 加藤専門委員 約10年前の先生の準指受験時は、理論検定が実技検定の遥か前に行われていたこと、北海道での正指受験では、理論検定前日夜半3時まで学習したせいで、実技1種目目の急斜面小回り、ゴールでお手付きしてしまったことなど、ご自身の経験を紹介され、受験生の皆さんにエールを送ることからスタート。要するに、理論武装は雪が振る前に完璧にすべきというのが先生の指摘でした。本題に入ると早速、赤ペンとマーカーペンを要求し、新教程の具体的箇所を次々と確認して行きました。以下、その抜粋。P6の13行目「指導者の方々が・・・」、17行目「日本のスキー界において・・・」、p8の6行目「・・・」、「ここで何度も出てくる用語には要注意ですね」、p9の図、p10のフリチョフ・ナンセンと図、p12の表、p14の製品力など。先生は、以前はメーカーの作る製品を如何に使いこなすかが問われたけれども、これからは指導者がメーカーにどんどん自分の要望を提供し、相互のインタラクションから新しいものを創造することが必要と主張されていました。結びで引用した「顧客創造」は、現スキー界のおおきな課題であることは疑いの無い事実でしょう。 ◆加藤専門委員 指導の運営にあたって(※) |
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◆技術指導の展開 担当 吉野専門委員 15分の休憩の後再開されたこの単元ではプロジェクターを活用し、新教程のp42〜p50 の要点が軽快なテンポで講演されました。 考慮する3つの観点毎のポイントを教程に沿って説明されました。発表で使用されたスライドはHPにアップされると聞いていますので、先生が強調されたポイントを幾つか。観点の1つめの体系で技術指導の段階は旧教程では基本基礎応用発展でしたが、新教程では基礎応用発展とまとめられました。ここでは何が応用か?、何が発展か?を整理しておくこと。3つめの安全指導では8項目は是非記憶しておくこと、特に学習時の指導者の位置についてはひとりづつ滑る時などはポイント。広報委員の当方もこの時分になると少し疲れて来ました。受講の皆さんに失礼と、頑張っていたのがちょうどこの頃です。 ◆吉野専門委員 指導技術の展開 (※) |
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◆指導活動の構成について 担当 小林専門委員 2日間に及ぶ養成講習会の最後の講議であり、そのことを先生も十分了解されている風情に、逆にその先生の気持ちに答えなければと言う雰囲気を会場全体に感じました。この単元は、「合格したら読んで下さい」と始められた先生。内容は新教程の第4章でした。ここでも、先生が強調されたポイントを幾つか。P122「3つの技術」、p113「良いスキー学習の基本的考え方を述べよ」、p114「基礎的条件と内容的条件」、p123「3つの指導計画」、p125?p127の図表要注意。スキー講習の場面で学習者に理解させる方法として、師範を示す、言葉による方法、視聴覚機器の利用がありますが、一番効果があるのは機器利用であるとの指摘がありました。先生がスキー学校に勤めていた時のエピソードには場内爆笑。先生も会場の皆さんも何とか最後まで遂行しようと言う雰囲気がありました。 (以上、江口 潤 広報委員) ◆小林専門委員 指導活動の構成について (※) |
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◆取材後の感想 (江口 潤 広報委員) |
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