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岩岳チャレンジカップ
レポート 守谷紀幸広報委員

岩岳チャレンジカップのコース

真剣に打合せ中

◆第3回チャレンジカップ岩岳レポート

◆【1月28日(金)晴れ】

 昨年は、私のミスで集合時間に間に合なかったのですが、今年は教育本部から応援参加の古林専門委員の車に便乗させていただいたので、午後1時30分の集合にばっちり間に合いました。古林さん、どうもありがとうございました。

 宿舎のロッジピステで一息いれていると担当理事の平沢さんから14時からスクールとの打ち合わせがあるけどどうする、と声が掛かりました。早速、取材ということで同行させていただきました。

 スクールでは、事務長の北林さんが対応してくれました。県連側は古郡副会長はじめ、越前谷、平沢、栗田理事、与口、坂田、古林、宮園専門員と私という大人数で、チャレンジカップに対する意気込みを感じてもらえたかな。

 打ち合わせは、スムーズに進行し、明日のSLのスタートは9:45ということになりました。

 ちなみに、今回のチャレンジカップ参加者は、SL125人、GS160人ということで、残念ながら昨年より減ってしまいました。

 スクールとの打ち合わせも無事終了し、ぽっかり時間が空いてしまったので、なんとフリーで滑る時間ができたのでした。(栗田理事ありがとうございます。なんのこっちゃ)

 そこで、コースの下見もかねて、古林専門委員と明日のSLコースである「かもしかコース」に向かいました。しかも、な、な、なんと、SAK専門委員じきじきに二軸理論の実践講習を受けさせていただいちゃったのであります。(中身については、ここではオシエテ、アゲナイヨー、って本当は書けるまで、飲み込めていないのです・・・。しかし、スッゴクためになりました)古林さん、再度ありがとうございます。(最敬礼)

 なんてことをしながらも、ちゃんと明日のSLコースの下見は、抜かりなく行っていたのです。(ホント!)ちょうど、スタート台の設営を行っていた岩岳スキースクールの「名人」ことS先生にあいさつをしながら、スタート台の斜度がちょっと急ですねなんて言ったら、スタート台の斜度のルールについて教えてもらっちゃいました。勉強になるなあ。ついでに、選手がびびってしまった時の裏技まで教えてもらいました。S先生は、確か昨年のこの大会で、スタートのオペレーターを務めてくれていましたから、ノウハウはばっちりです。でも、結局すべての選手が自分でスタートバーを切ってスタートしたので、この裏技は不発に終わりました。

 コースは昨年と同じで、緩斜面から左へ急カーブを曲がって急斜面となる難しいコースです。雪質は、結構固めでいいレースが期待できそうです。なんか、胸が高鳴ってきちゃうなあ。やっぱりレースはいいですね。

 16:00からスクールの階上にあるホワイトプラザでTCミーティング。金曜日なのでさすがに人が少ない。古郡副会長から、12月の野辺山の第1戦が中止になり、実質的に今大会がチャレンジカップのオープニングに当たるとの挨拶があった後、てきぱきとルールやスケジュールが説明され、スタートリストが公表された。競技本部の面々も参加者もなれたもんだっていう感じで、あっという間にTCミーティング終了。

古郡副会長のあいさつ

インスペクション中

◆【1月29日(土)晴れ】

 朝からいい天気です。昨年の失敗に懲りて、昨晩はアルコール控えめ。よって朝は、絶好調。お茶碗山盛り3杯は食べすぎか。

 7:30からゴールハウス前でSLのビブ交付開始。なんか、やっぱり去年より人が少ないっていう感じがしてしまったのは、私だけかな。だれかが、選手より役員の方が多いんじゃないなんて、冗談を言ってたけど・・・。

 そうしてるうちに、チェアスキーの選手がやってきたり、手話通訳さんを介してビブを交付したりで、なんだかんだ選手が集まってきました。

 ということで、開会式。

 ところで、昨日スキーを預けたお店が開いていない。まずい、インスペクションに間に合わないかもって、大いにあわてていると、お店のおばちゃんが、ごめんごめんってやってきて一安心。

チェアスキーの選手が凄いです

チェアスキーの選手の皆さん

◆チェアスキーの選手が凄い

 それで、SL1本目に入るわけですが、チェアースキーの選手がすごいこと、ポールに肩で当たっていくのです。スクールの旗門員が感心してました。私は、びっくりしてシャッターチャンスを逃してしまった。ジュニアもうまいですね。それで、一般の上位選手は当然のごとく、ポールをなぎ倒していくのですが、お天気が良すぎてバーンが緩み気味。関門員は、もう大忙し。ほれた雪の排雪、緩んだポールの増し締めで担当のポールの間を走り回っていました。本当にご苦労様です。私はというと、今回はずっと同じ場所で定点チェック(実はサボり?)。で、じっとしていても汗ばむくらいの好天気。関門員さんは、Tシャツ一枚で作業してます。思わず眠くなってしまう。

 2本目は、いろいろ場所を変えて写真を撮りましたが、どうもしっくりこない。なんていってるうちに、競技終了と相成りました。またしても、ベストショットのない取材になってしまうのか。しかし、明日は誰に聞いても大荒れだそうで、取材はどうなるんじゃー。

 午後4時からホワイトプラザ奥の体育館でTCミーティング&SL表彰式。昨日に比べる方がおかしいのかもしれないが、たくさん人がいて、素直にうれしい。表彰式は、マスターズから始まり、HC、オープン、一般という順番で進んでいく。マスターズの選手の中に、懐かしい顔が。なんと、昨年の競技委員長を務められた高橋さんが選手で表彰されていました。いくつになってもレースの魔力からは逃れられないという証拠とでもいうのでしょうか。びっくりしてしまいました。

笑みこぼれる大井智子さん

夜のミーティング

◆【1月30日(日)雪のち晴れ】

 昨日の夜の雨が雪に変わり、しかも大風が吹いて最悪のコンディション。

 でもレースはやるのだ。取材もがんばらなくっちゃ。

 昨晩は、広報委員会の仲間も集合して、盛り上がってました。川上さんワインご馳走様でした。

 さて、レースですが、雪は小止みになってきたものの、かなりのガスがかかった状態でスタートしました。特に、スタート付近は山の尾根なので、風が良く通り、地獄のような寒さだったようです。(私はコース途中の急斜面の入り口付近で取材してましたので・・・しかしこれは徳本理事の依頼でブツブツ・・・)そのときは、気づいていなかったのですが、この寒気と降雪がカメラに異常を起こしていたようです。このとき撮った写真すべてが、まったくピントがあっていません。へたくそとかの域を完全に飛び越えたレベルのボケ具合なのです。途中、菊池競技本部長の写真も撮ったのですが、これもまったくボケボケ(スイマセン!)まったく、どうなってるんだろう。吹雪の中手をかじかませてシャッターを押し続けた私の苦労はどうなるんじゃー。どうのもならんか。予備機材を用意してなかった私のミスかな。ともかくデジタル機材は、雪や水に弱いことを改めて思い知らされました。

すべりの姿も捉えました

28旗門あたりはドラマが…

◆旗門審判員も大忙し

 いでに、広報委員会の仲間をビデオに撮れという徳本理事の依頼に素直に従った私でしたが、これも真っ青。ビデオのファインダー内に雪!が入ってしまい画面が見えない。LCDで撮ろうとしても、雪明りが反射してLCDが真っ黒けでこれもだめ。もう絶対絶命。しかたないから、見えないファインダーの隅っこでスキーヤーを確認したらあとは当て勘で撮影を開始。最初の渡辺さんをなんとか撮れたことで、自信を取り戻し、同じような感じであとのメンバーも撮りました。3人ばかり撮ったところで、なぜかファインダー内の雪くんが解け始めてくれたので、多少は画面が見えるようになり選手を目で追いかけられるようになりました。でも、徳本理事の会社の同僚小泉氏と中里副委員長は間に合わなくて撮影できませんでした。スイマセン。しかし、大井さんのレポートにもあるように下の緩斜面で大きなドラマが待っていたのでした。レース途中で私も、この28旗門に行きましたが、担当の関門員さんは大忙しですよと笑っていました。セッターの思惑通りで、喜んでるのとちがいますかなんて、話もでていました。なんでも、ぎりぎりに突っ込んでくる選手ほど間違いやすいセットになっているとのこと。間違いに気がついて、登った選手も含めると、30人以上いるのではないですかとのことだった。そんな話をしているさなかにも、1人、2人と間違えて棄権していきます。極めつけは、やわらかい雪面にエッジを取られて、問題の28旗門に頭から突っ込んでしまった選手がいました。激写したつもりでしたが、ボケボケで使い物ならず、がっかり。でも、本人はHPに載らなくてホッとしてるかな。もちろん、関門員さんはすっ飛んでいって、選手の安全確認と旗門の補修を行っていました。お疲れ様です。

 て、このころになると雪は止み、ガスも晴れて、ときどき太陽が顔を見せるといった天候に。まったく、広報委員の連中が滑るときは天気が悪いなんて、誰のせいかな、なんて考えながら、でも、レースを作る側も参加する側もそして取材する人にとってもやっぱりいいお天気が一番ですねなんて、当たり前のことを感じながら取材を終えました。

 今回も、古林専門委員はじめ競技役員の皆さん、そして、岩岳スキースクールの皆さんには大変お世話になりました。改めてお礼を申し上げます。

 広報委員 守谷紀幸


桐蔭学園高校の皆さん

横浜スベロー会&ST雪だるまの皆さん

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