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第63回神奈川県選手権大会(技術系)
レポート&写真 総務本部理事 徳本進


SAK野地副会長

上越国際スキー場の高橋支配人

第63回神奈川県スキー選手権兼神奈川県ジュニアスキー大会

◆午後の上越新幹線で出発

 3月4日(金)の午後から休暇を取り、行事の取材に出かける。午後1時過ぎに会社を出て、東京発14:20の『とき321号』に乗り、越後湯沢駅に向かう。所要時間は1時間20分、乗り継ぎの電車までは40分程の待ち時間があるので湯沢駅構内を散策する。金曜日なので観光客は少なく店の人も手持ち無沙汰である。JR長岡駅行きの電車に乗り、目的の上越国際スキー場駅に向かう。途中、線路脇の積雪はまだ3メートル以上あり、雪の壁が延々と続く。今年は正月を過ぎてから毎日のように降雪が続いたと地元の方も話していた。16:34分に目的の駅に到着し、宿舎は駅の前の『護城館』で受付を済ませ、部屋に入る。既に役員は到着し、それぞれの準備を手際よくこなしている。夕食のあと、19時からは開会式及び選手会が観光会館2階で行なわれた。

◆SAK野地副会長の挨拶   

 雪の中、大変ご苦労様です。スキーシーズンも後半となり、選手の皆さんは自分に課せられた課題に向かい、調子を上げながらこの大会に望んでいることと思います。本日の開会式に地元スキー場の高橋支配人が見えられていますが、新潟中越地震の復興に向けての大切な時期に、1月の4大会そして3月の県選手権と大変ご尽力をいただいていることにお礼申し上げたいと思います。

 皆さんもご存知かと思うが、2月22日〜25日に第63回国体スキー競技会が岩手県安比スキー場で開催され、SAK選手も健闘し男子B組では下村選手が8位入賞し、男子C組では10位、女子B組でも12位と来年のシード権をとるなど成果を上げている。是非皆さんもこれに続いていただきたいと思います。神奈川県の選手は技術的にはトップクラスとの差はなく、あとは筋力アップと急斜面処理が課題で、来年の国体に向けては、その面を強化していただきたいと思っている。皆さんも大沢のロングコースの感触を楽しみながら悔いのないレースをしてほしい。頑張ってください。


仲間達とポーズ

選手宣誓 松坂優磨選手

◆上越国際スキー場の高橋支配人挨拶  

 選手の皆さん、今晩は。神奈川県は年2回、当スキー場にお出でいただき、ありがたく思います。役員の皆さまも忙しい中この大会の為に仕事を休み、お越しいただくことに厚くお礼申し上げたい。12月は雪が少なく、1〜2月にかけてスキー場は3メートルの積雪があり、今度は逆に雪が多すぎて、リフトの運行ラインが確保できないことで大変苦慮している。明日からのSL・GSコースの上に雪壁が出来まして、圧雪車で強制的に雪崩を起こしたので、大会には心配ないと思います。明日は深雪で硫安が効くかどうかわからないが、2日間とも良いレースをしていただきたい。来年の全中・インターハイ・国体と大きな大会をめざして、春は技術アップする良い時期なので今までの練習成果を充分出して、悔いのないレースをやってください。

◆選手宣誓  梶ヶ谷小学校 松坂優磨選手

 開会式の10分程前に菊地本部長から指名されて、初めてやることになり本人もビックリ。いきなりの指名にもかかわらず宣誓文を覚えようと仲間達に聞いている。始まると右手を上げ、“宣誓! 我々選手一同は、エッあれ・・(途中省略)・・正々堂々最後まで滑ることを誓います。選手代表 梶ヶ谷小学校 松坂優麿”なんと無事に選手宣誓を行った。仲間に肩をたたかれホッとしている様子。明日もガンバレ!! 


ビブ1スタート

子供たちの雪遊び

◆3月5日(土) 回転競技

 朝6時10分前に起床、外をみると雪が降っている。1日中降るとの予報である。少しベタ雪でウエアに凍み込むようだ。朝食をとり、準備して7時前に宿を出発、15分程でスキー場に到着した。回りを見渡すがスキー客は勿論いない。競技は朝早いのは辛いが、既に地元、県連スタッフがコース造りを行なっている。時間が経つにつれて出場選手がスキーを担いでやってくる。チロル2階の受付けでビブを受取り、選手はリフトで上がり、インスペクションを開始する。コース内はスノーキャットが入り整備されているが、その両側は約20cm新雪が積もっている。“わっー楽しい!”思わず滑ってしまった。

 9時から競技開始!! スタートは「レディゴー方式」で女子小学低学年より順にスタートする。雪で視界が悪いが、選手は何事もないようにスタートバーを切り滑っていく。旗門数は39旗門。頻繁にコース整備が入り好条件を保ちながら無事1本目が終了。エントリー数が300名に迫る盛大な大会である。2本目は安全を考慮しポールセットを2セット準備し、女子組・男子少年・男子成年C組とそれ以外に別けて滑る。12:15から2本目がスタートする。旗門数33旗門。選手は果敢にアタックする。14:30頃に無事終了。表彰式は各組別に行われ、女子ジュニア、女子成年と表彰式が進行。ジュニアの表彰式は何回見てもかわいい。一生懸命になる親の気持ちも分かるような気がする。和気藹々の表彰式である。昨夜、選手宣誓の松坂選手は、3位に入った。15:30には全ての競技が終了。明日の準備をして、スキー場を後にする。


応援風景

父兄の応援

◆大回転競技のTCミーティング

 夕方17時から、観光会館2階で明日の大回転競技の選手会が行われる。競技委員長より、コース概要及びGSコースを2コースつくり、女子組全部・男子少年・男子C組とそれ以外に分けて滑ることが説明された。20分程で終了。

 

◆3月6日(日) 大回転競技

 6時起床、外を見る。晴れている。風もなく絶好のコンディション。

 7時15分には、ゲレンデに到着。コース状態も良い事を確認するためにひと滑りする。その後、受付けを手伝う。8:30からのインスぺには選手に交じり、絶好の撮影ポイントを探す。スタート付近、尾根回りのコースから急斜面に変わる所と緩斜面から中斜面に変わる個所が良い場所と決めた。ジュニアの選手達はコーチの後を滑り、注意すべき個所の説明を受けている。スケジュール通り、9:00より競技開始、女子小学低学年からスタートしていく。今日は天気も良く、絶好のスキー競技日和、あとから滑る選手やサポートの方々の声援を受けスタートしていく。スタート直後からクローチングで滑る選手やボーゲンで滑る選手、将来のSAKを担う選手達、その選手の父兄が我が子の応援に駆けつける。

◆ここでちょっとE決済利用者に取材しました

今シーズンからは行事申込方法が増えました。今までは

1)SAK事務所にて申込みする

2)エントリー用紙をFAXし、金額を振り込みする

でしたが、これに
3)“パソコンまたは携帯からの行事申込み”が追加、選択肢が増えました。

 昨年9月13日の要項説明会で話をしましたが、その後PRしてなく、何件ぐらいの申込みがあるか予測できず(多分少ない件数)にいました。今大会にE決済でエントリーした3名の方にインタビューしました。

  • Gさん(ジュニアスキー競技大会の父兄)

クラブの総務担当が他の行事参加で、ひとりになりE決済を紹介された。今回はジュニアのサポートで参加した。コンビニ振込みは24時間可能で大変便利である。

  • Iさん、Oさん(同じクラブ)

 クラブより紹介された。コンビニは24時間可なので便利。クラブ内での庶務担当者の仕事が軽減されるので良いと思う。対象行事を拡大してほしい。またエントリー確認のメールが来るので良い。SAK口座振込みは返事なく、エントリーリスト見るまで解からない。要望はSAKコードだけでエントリーしたい。(競技者登録済)


五通さん

岡田さん、伊藤さん

◆大回転競技は続いているよ

 取材担当の私は、撮影ポイントを決めて数名ずつ撮り、場所を変え選手達を写す。今日は天気も良く順調にプログラムが進む。そして11時にはポールセットAが予定通り終了する。ポールBセットの準備する間に役員達は早い昼食を取る。その傍らで表彰式が始まる。女子小学低学年から順次行われる。表彰の後、ホームページ用に写真撮影するが、父兄・仲間が写真撮影に集まる。12:20から男子成年B組・A組のインスペクションが始まる。尾根回りコースから、左ターンで急斜面を滑り緩斜面を経て中斜面を一気にゴールを目指す。上位選手はさすがに速い。チョットのミスもタイムにでるので大変である。13:00スタートし、約1時間で無事終了した。14:30頃に男子B組とA組の表彰を行う。これで全ての競技は終了した。役員達は持ってきた機材等を手際良く片付け、ビブ・ベスト・無線機・パソコンをそれぞれの箱に収納する。宅配便で送るもの及び自家用車で運ぶものに分ける。15時過ぎには作業が終了し、宿舎に戻る。

 今回は怪我人もなく、延べ600余名の選手が参加した県選手権が終了した。これも一重に地元上越国際スキー場の関係者の精力的な協力や県連スタッフの協力により、行事運営がなされていました。


スタート準備

タイム集計&アナウンス風景

◆最後に

 この大会の広報委員の取材担当者が決まらず、急遽、私が行くことに決めたが、突発の仕事が入らないように願い、出発までは気が重く辛いけれど、現地では楽しく、愉快に、好きなように取材・スキーをやらせて頂きました。ジュニアの選手は将来のSAKを担う選手なので楽しみである。ジュニア選手をみると、パワーを貰った気がします。多くの選手の皆さんにも協力して頂き、無理やり写真を撮らせて頂いた人もいます。ご勘弁下さい。

 取材を終え、疲れはあるものの帰りの新幹線では、座席を確保し、ビールが美味い。勤め人には毎週休むのは辛いですが、取材では多くの人達に出合い、仲間を増やす絶好の機会を与えてくれます。ありがとうございました。

  皆さん 大変ご苦労様でした。次回もスキー場でお会いしましょう!!


 ☆写真は「電脳オヤジ」阿部さんのホームページに掲載予定です。

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