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平成17年度指導員養成講習会1
広報委員会 川添徹

講習会は真剣です

理論講習の初日です

◆指導員養成講習会 理論1 平成16年11月7日(日) かながわ労働プラザ

 いよいよ始まりました。毎年恒例SAK教育本部行事年度当初の行事『指導員養成講習会』。私が出席していた頃は、椅子だけでテーブルが無かったのでメモするのも不便でしたが、ここ数年会場となっている『かながわ労働プラザ』は設備がとてもよく感じられました。

また講義を受けている受検生の皆さんの真剣な眼差しがとても印象的でした。

古郡副会長
山田副会長

◆古郡副会長挨拶 

 社会情勢が厳しい中、準指導員,正指導員検定を受検しようという気持ちになったときから皆さんの技術レベルは上がってきていると思います。今の技術レベルに満足することなくもう一段上のレベルを目指す気持ちを大切にして欲しいと思います。また、実技講習会では、講師に質問して疑問を解決しながら、楽しく習い、学ぶ気持ちを持って望んでいただければ3月には良い結果が待っていると思います。

 検定会当日は、自分の持っている技術を100%発揮できるよう楽な気持ちで望んでください。3月に皆さんのうれしそうな顔を見たいと思っております。スキー指導者の仲間に加わっていただき、神奈川のスキー活性化のために頑張っていただきたいと思います。

◆山田副会長理論講習

『SAJ/SAKの現状について及び日本スキー教程より』

 40年間細い板で滑っていて、カービングの板はまだ数年しか歴史が無いなか、みんな経験がないので今までの教え方では通用しなくなってきている。初心者には『回わりたいほうに回わってごらん。』といって回れなかったときに教えてあげる。楽しんでいる中で“なぜ”が生まれこの時に指導者がアドバイスをする。このときに出来れば短い言葉で教える。こう言う教え方をしていただきたい。画一的な練習はもう通用しなくなってきました。

 検定会では指定した演技を正しく解釈して滑って欲しい。理解できないときはいつでも質問をして欲しい。SAKとしてはスタイルにこだわらないジャッジマンを養成していきます。

山田副会長の理論講演
受講者も参加して

◆二軸理論については受講者を壇上にあげての解説が始まった

 野球やゴルフもフォームが変わってきて体の右と左に軸があるという考え方になってきました。
  今までスキー界は上手い人の技術を分析して伝えてきたが、急に力学的な理論が出てきたので試してみても、やっているつもりだが出来ていない(例えばワイドスタンス)ことがよくあるようです。
  出来たふりをしないで、二軸で滑ったほうが合理的であることを理解して、出来なくても内側の足で回ったほうが早いということを感じ取ってください。
  ブロック技術員にもトップコントロールでスピードが出ていない時に言葉を選んで説明するようによく言っておきます。
  オリンピック選手でも悩んでいる技術だが、左右を別に使ったほうが力が出る反動を使わないほうが力がでるということを理解して欲しい。

渡辺教育本部長
中田専門委員

◆渡部教育本部長『受験に対する心構え』

 『社会情勢が厳しい中、正指・準指検定を受検してくれてうれしいです。心身とも充実させてチャレンジして欲しいです。あまり難しく考えずに試してもらいたい。』と挨拶があった後、本年度の日程についての説明があった。

    • 理論研修に1回しか出られない方は教育本部中宛に文書でその旨提出してほしい。(本人から直接本部長宛)
    • 本年度は正指の実技日程が厳しい日程となっている。
    • 補修を行うので全時間出られない方は文書を提出する。

◆中田SAK専門委員『環境変化とスキー指導』

 さまざまなスキーヤーにどんなスキーを教えられるのか、それは画一的なものではないので言葉少ない指導者ではなく表現力豊かに技術ばかりでなくさまざまな欲求に対して大きな視野を持って指導してほしい。

講義録
パワーポイント

「教えることが好きで」
「障害者のスキーに感動して」

◆休憩時間に受験者の方にインタビューしてみました。

  • なぜ指導員を受験しようと思ったのですか?

男性・・・人に教えることが好きでクラブの中にも初めてスキーをする人が居ます。その方たちに自信を持って教えたいので、資格を取りたいと思いました。

女性・・・夫婦で受験しています。私は、障害者の方と一緒にスキーをする機械があり、その時の障害者の方の一生懸命さに感動し、教えるためのしっかりとした技術を身につけたくて受験しました。

斉藤競技本部理事
竹腰専門委員

◆斉藤理事『スキー競技のルールと審判方法』

 皆さんがスキーを生徒さんに教えているうちに競技の話しが出てくると思うので必ず頭に入れておいて欲しい。競技スキーのルールは、選手を守る為にあります。

アルペン競技の大会組織についての説明があった。

講義録


◆竹腰SAK理事『スキーの特性を生かしたトレーニング』

 年間計画を立ててトレーニングするためには知識が必要。スキーは1500m走と同じくらいの代謝率である。

 全身の持久力を着ける為にはエアロバイクがお薦めで、20分〜30分ぐらい続けると良い。

パワーポイント

田村専門委員
県連会員用ウエアーも紹介

◆田村SAK専門委員『その他必要な知識』

 オフィシャルブックのP15に書いてある種目は、何を求めているのか良く理解してください。  本番では、自身を持って滑ることが大切です。また準備運動はもちろんアフターケアも忘れずに行ってください。
  また、習う人の立場になって教えることがとても大切で、正しく自分が演技を見せれるようになってください。クロカン、競技等いろいろやって見ることも指導者として重要なことだと思います。


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