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車山V行事
 
平成18年2月24日(金)〜26日(日)
教育本部専門員  嘉代 雄

2006年2月24〜26日 車山Wレポート

どうも、嘉代です。レポート2回目になります。
今回は、準指検定前の大事な大事な行事レポートをします。

2月23日
いつものように仕事を終え、21:30野洲を出発。長い旅路。
野洲から車山まで350Kmの道のりを車で移動。
宿について「お疲れ様です」と挨拶すると、さっそく、今回の行事について大事な行事なので、入念に打ち合わせ。
今回は、私は、風邪でのどが痛かったので、もつかな〜と不安ではありましたが受検者のためにも。

2月24日曇り

本日は、コートを設定して、そこに講師が張り付いて、滑りたい人が回っていく方式を採用。AM、トップ&テール大回り、プルークターン、など、私は、コブのコート担当。車山のコブは、本来はガチガチに固いはずなのだが、今回は、春スキーの陽気で、かなり、湿っぽいコブの状態。ただ、その湿っぽい表面を掘っていくと次第に、硬い下地がでてくるといった感じである。
  すべりはじめに、スピードコントロールを注意して早速講習開始。
斜度は17、18度くらいで距離は、200mくらいといった感じ。
そこを一人一人降りてきて、アドバイス。
全体的にいえるのは、
@ストックの準備が遅いこと。ストックがなかなか前に出てこない。
原因は、体が回っていることによるものと、そもそもストックワークが巻き手になっていて、遅いこと。
A後傾。無理に吸収しようとして、お尻がおちて、後傾となってしまうこと。
恐怖心から後傾になってしまうこと、それによってコントロールが難しくなってしまうこと。
Bスピードコントロール。溝にはいってスピードが出すぎてコントロールできなくなってしまうこと。
主にこれらのケースが多かった。
コブは、うまい人は、ほんとうまい。はっきり差が出てしまうの種目なので、本番は、がんばってほしいな〜と思います。
それから、残念なことに、コブで転んでしまって、受検者の1名が骨折をしてしまいました。
バランスをくずしての転倒で、受検を控えての怪我は、本当に、残念な結果となってしまいました。
心より、早い回復を祈るばかりです。ぜひ、早く直して、またチャレンジしていただきたいなと思います。
AMを終えるころには1本のラインがしたまでしっかりできました。来週はどうなっているのだろうか?
PMは、霧のため、何も見えず、高速種目は危険なので、キャンセルして、私は、岡本先輩とシュテムターンのアドバイスに。声の出ない私のために、岡本さんが大きな声でスタート合図。ほんとうに助かりました。
ありがとうございました。
  滑ってきたところでアドバイス。
私の方は、スキー板を脱いでもらって、開く角度、開く量などについてシミュレーションして頂き再度、滑ってもらうようにアドバイスをしていきました。岡本さんは、手をつかってシミュレーション。
種目の理解って、むずかしいですね。
本日は、声をがんばって出していたのですが、翌日は声が・・・・

2月25日晴れ

本日は非常によい天気。
開会式の後は早速、班分けして講習を開始。私は7班の講師をさせてもらいました。
今回は、指導員会のチャレンジカップもあり、受検生の方々には参加して滑っていただきました。
本番前の緊張感と、ポールの練習もかねて、良かったのではないかと思います。私の班では、中嶋さんが、ずいぶんと良いタイムでゴールして、しっかり賞状をゲットしていました。
「以前、これに参加して、靭帯切ってしまったんですよね〜。この斜面はトラウマなんです。」といいながら。。。
さて、本日の講習は、種目をそれぞれ追って、練習しました。
一番、理解のむずかしいのは、シュテムターン、プルークターンなど。
検定委員長からは明確に、種目についての注意が行われました。
それをちょっとご紹介しておきます。森本検定委員長からのコメントをメモしたものです。
「今回の検定では、要求されている運動要素を見せてください。

●プルークボーゲン
  いろんなプルークボーゲンがありますが、今回はテールコントロールということでテールの
動きを見せてください。滑走中のスタンスの変化や、抜重もしてもよいです。ダメなのは、
パラレルスタンスになったらダメ。内足がかえってしまったらダメ。内倒したらダメ。
●シュテムターン
  パラレルができない人も、いろんな斜面をすべるための方向転換の技術。
  開きだしたときにしっかり軸が中心にいること。シュテムの開きだしを行うこと。
  ストック使う使わない、足をリフトさせるさせないは関係ない。
●プルークターン
  平行のスタンスからスタート。外足の始動からターンを捕らえていく。1ターン目から2ターン、3ターンと徐々にターンをしていくことで徐々に外力を使えるようになってくるのが理想。
そして、内ひざが徐々に緩んで徐々に返っていくところを表現できるとよい。
●テールコントロール小回り
  ワイパー状はだめで、しっかりターン弧を描くこと。」
などです。
  講習は、トップコントロールの大回り以外を全種目行いました。プルークターンの理解には、やはりかなり時間を使いました。
  夜は、懇親会。再度、ひと時のリラックスムードで、班の親睦を深めてもらいました。
  ここで、要約、顔と名前が一致。スキーウェアを脱ぐとほんとわからないですね。
  夜は、オリンピックスラローム、佐々木明、皆川健太郎らののすべりを見る。
  日本勢のがんばりに感動でした。もうちょっとでメダルだったので残念です。

2月26日雪のち雨

本日は最終日、ここでのすべりが来週間違いなくインプットされてしまうので、我々も慎重に慎重に滑りを見せるように再度確認。しかし、今日は、強風に湿った雪でリフトは止まってしまい、思った講習ができない。おまけに検定バーンは、GSの大会に占拠されてしまっているので、滑れず・・・
低速種目を中心に、練習を行いました。私の声はかなり悲鳴を上げていて、最後に絞りだしていたのですが、聞こえなかったらすみませんでした。
こうして3日間の行事は終了しました。午後は雨に変わり、土砂降りの中、補講が行われました。
先生方、生徒さんともほんとお疲れ様でした。
来週まで、雪は持つのだろうか?非常に不安なまま、車山を後にしました。

検定会に望むみなさんへ
ここまで来ると、あとは、今ままで、練習してきたことを信じて演技を披露していただければと
思います。ぜひ、よい結果が訪れること祈念しております。がんばってください。

                             教育本部専門員 嘉代 雄


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