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2007〜2008シーズン競技本部指定選手認定式
‘07年11月17日(土)会場:いせやま会館
金子総務本部理事

指定選手の皆さん

指定選手の父母のみなさま
 今シーズンに向け新たな指定選手が選考されました。斎藤理事の司会で開催された認定式の様子をレポートします。

◆菊池本部長あいさつ

  今シーズン皆様に徹底して頂きたいこともあり、本日、集まって頂きました。本年3月、残念ながら菅野君があのような大怪我にあってしまい、私も二十数年間のスキー生活の中で一番悲しいことでもあり、逆に彼のそういった怪我も皆様に何とか生かして行きたいということで、これを含め、中身の濃い認定式ということでお集まり頂きました。
 数年前に田中先生から歯についての話があったかと思います。「スポーツと歯の関わり」は、皆様、あまり深い関心が無いかも知れませんが、選手がパフォーマンスを発揮する上で、歯との関わりは決して切り離せないと思っております。雪上で滑るだけではなく、それ以外の側面からどうやったら強くできるのか、選手をサポートできるのか、いろいろなモデル事業で実施しておりますが、メンタル、フィジカル、これを機会に「スポーツと歯」とか、いろいろな側面からサポートできればと考えております。コーチの役割は、みなさんに強要するのでは無く、みなさんが強い選手になりたい気持ちをサポートしていく事が、職務、任務では無いかと考えておりますので、是非、有効に活用して頂きたいと思います。

  皆さんのお手元に、「2007−2008 ALPEN Jr TEAM」というシールがおいてあります。今シーズン皆さんがゲレンデで是非、目だって頂きたいと思い、作りました。なぜ目だって欲しいかというと、環境問題、いじめ問題、など率先して行動し、お手本になってもらいたい。あえてこれを付け、選手同士、スキー場の人、父兄の方々から指摘されないようにお願いします。これを付ける、付けないにかかわらず、スポーツマンシップ、フェアープレー精神に基づき、行動しなければなりません。また技術はもちろんですが、日常生活を含めて、皆さんのお手本になるよう活躍して下さい。これは、マジックテープになっていますので、その部分だけ縫い付けて下さい。もしルール違反した選手は、その場でシールを剥がします。そのためにマジックテープにしています。指定選手の権利は、剥がされた時点で無くなりますので、必ず、貼って下さい。以上よろしくお願いします。


菊池本部長

片専務理事

◆片専務理事あいさつ

  専務理事を仰せつかっています片です。指定選手された選手はおめでとうございました。
神奈川県スキー連盟も限られた財産しかありませんので、その中で、皆さんのスキー技術の向上と青少年としてのマナー、こういったものを役割として責任を持って指導して行きたいと思います。県の体育協会からも僅かですが、予算を頂くようになりました。その中でも、ジュニア選手を育成して行かないと、将来良い選手が生まれてこない。こういうことがあります。国体において、神奈川県の中で他の種目団体は非常に強いですが、どうしても冬季国体になりますと、雪が無いということもありまして、成績があまり芳しくない。少しでもそういうことを補うためにも、是非、国体、ワールドカップ、オリンピックを目指して、がんばって頂ければと思います。父兄の皆様方もそういう環境にありますので、子供たちが大きく育つよう是非お願い申し上げます。
 そして神奈川県スキー連盟は、雪が降らないとどうすすることも出来ません。このため地球温暖化ということに対して、菊池本部長に非常に力を入れてもらっているのですが、温暖化のために我々もいろいろな形で努力をして行きたいと思います。出来ることから、小さなことからやって行きたいと思います。ひとつは車を相乗りして行く。公共の電車、バスを使って行く。スノーセメントをあまり使わないようにする。競技会は禁煙にする、等、小さなことから取り組んで行きたいと思います。
 また県体協の山下会長が唱えていますが、「いじめ問題」を県の中でも取り組んでいます。皆様方にもさらなるご協力をお願いします。
 このようなことを含めて、県の指定選手ということで認定させて頂きました。いろいろな形で、心身の鍛錬、技術系向上を含めてみなさまがんばって頂ければと思います。ジュニアを育って、国体で良い成績を収め、その結果、皆様方も良い人生を送られるよう、私どもスキー連盟も努力をして参りたいと思います。よろしくお願いいたします。本日はご苦労さまでした。


田中公文先生

真剣に聞き入る選手達

 引き続き、歯科医である田中公文先生から「スポーツと歯の関係」「スポーツ歯学からのアプローチ」についての講義が行われました。田中先生は、以前も歯のお話を頂いたことがあったそうですが、今回はスポーツ歯学という耳慣れない言葉からお話を頂きました。
 スポーツ歯学は、QOL(Quality of Life)−国民の健康で豊かな生活の実現−と大いに関係があり、身体上、精神上、この両面から、歯科医学において従来の疾患とか虫歯を治すだけでは無く、QOLの向上の流れに入っていこうとのことです。スポーツ歯学というのは、スポーツ医学の分野の一部で、スポーツを通してQOLの向上を図るということが目的とのことです。スポーツ歯学は、次の3つ柱があるとのことです。

・正しい栄養摂取と体力作り、健康の維持・増進とための歯と口腔の健康管理
・口腔領域におけるスポーツ傷害の安全対策とその指導
・口腔領域の機能とスポーツパフォーマンスの解明、その向上

  スポーツ選手にとっては、栄養摂取は重要であり、つい摂取する中身−メニューに目が向いてしまいますが、これを取り入れる歯、口も重要であることをつい忘れていました。さらにスキー選手は、シーズン中、歯の治療に時間をかけることが出来ないことから、オフにきちんとしたケアを行うことが、重要であることが再認識できました。
 これらの内容を、難しい専門用語などは極力使わず、説明をして頂きました。特に「トップスポーツ選手における口腔内の管理状態」については、全日本スキージャンプ選手60名を対象にしたアンケート調査といった貴重なデータに基づき説明があり、スポーツ選手としての歯の重要性について認識することが出来ました。
 また「スキー選手におけるマウスピースの目的とその効果」は、非常に興味深い話で、アルペンスキーに対して、歯や咬合がどのようにパフォーマンスに影響を及ぼしているかを解説頂き、講演終了後も、父兄の方々から多くの質問がありました。
 「スポーツ歯学」という専門分野の内容をアルペンスキーの世界に落としこんで頂き、非常に興味深く聴くことができ、参加した選手達も、メモを取りながら真剣に受講していました。

 講演後、菊池本部長より派遣選手としての心構え、大会派遣の諸注意等について説明があり、その内容を理解した上で指定選手の認定を受けることとなったが、参加した選手全員が、本部長から認定証が授与されました。



以上

※広報委員から原稿提出されておりましたが、Web掲載が遅れたことをお詫びします。

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