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車山X行事 「第12回障害をもつ人のためのスキー教室」
平成20年3月28日(金)〜30日(日)長野県・車山高原スキー場
越前谷芳隆 ハンディキャップ委員

90人を越える参加者全員で

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◆参加者、サポートで90人を超え

 車椅子の方もみんなで会場に運び、全員で開会式に参加した。

 3月28日(金)から30日(日)長野県車山高原スキー場で「第12回障害を持つ人のためのスキー教室」が開催された。障害をもつ方47人、付き添い、家族12人、ボランティア講師、スタッフ、役員33人の合計92人の大所帯での行事になった。
 今回も乗用車で移動できる車椅子の方や聴覚障害の方は現地集合にして、知的障害、視覚障害をもつ方などスキー場への足がない方のためにバスツアーを計画した。

◆バスツアーといっても単純ではない

 3月28日(金)
 バスツアーといっても単純ではない。3月28日(金)横浜の天理ビル前7時30分、相模原市民会館前9時に集合し、障害をもつ方と付き添い、ボランティア、ハンディキャップ委員計41人がバスに乗り込み、車山高原スキー場のスカイパークホテルに向かった。
 参加者はいろいろな障害をお持ちなので10人のボランティア、委員が数人の参加者を担当してサービスエリアでのトイレ休憩もそれぞれが付き添い、バスを間違わないように人数確認などサポートする。4時間ほどで車山のスカイパークホテルに着くが、今度は部屋ごとにボランティア、委員が担当し、貴重品、荷物の確認もして一緒に就寝する。

◆担当はサポートし続け目を離すことは出来ない

  3月29日(土)
 朝も部屋ごとに集って食事を取り、予めお願いしていたレンタルウエアを着てバスでスキー場に向かう。スキー場のレンタルショップでスキー、ブーツを借りてスキーが出来る状態にしてスカイプラザ2階受付に向かう。その間も担当はサポートし続け目を離すことは出来ない。受付をして黄色のビブと今回新たに作成した円形のネームプレートをもらい、開会式会場に集合した。


新たに作成したネームプレート

今回は車椅子の方も全員が
2階のレストランでの開会式に参加

開会式で

SAJ立会いとして挨拶をする山田副会長

信州綜合開発観光株式会社
飯島清重取締役

ハンディキャップ行事の責任者中谷さん

◆全員での開会式

  スキー場には既に車椅子に乗ったチェアスキーヤーとその介助者、聴覚障害をお持ちの方などが到着してスカイプラザ前に集まっている。受付を済ませ開会式を待っている様子だ。例年は開会式場が二階のレストランのため、県連全体の開会式が終わるまでチェアスキーヤーは外で待っていて、ハンディキャップ行事の開会式を別に外で実施していた。今回は山田副会長が音頭を取り、研修会8、クリニック参加者やボランティア、スキー学校にお願いをして車椅子に乗った方を二階に運び上げ、全員で8時半からの開会式に臨んだ。14台の車椅子もみんなの協力であっという間に二階に、そして終了後も外に運ぶことが出来た。どうしてこのことが今までやれなかったのだろうか。実は一昨年秋のサポートセミナーでは車椅子の運び方を実践していたのだが。スロープがあれば、エレベーターがあればといったことしか考えなかったと反省、反省・・・。
 全員での開会式の後、スカイプラザ前に集って受講される方、担当講師の紹介と注意事項などの連絡をしてスキー教室に入る。午前、午後ほぼ2時間ずつの講習を実施した。受講する参加者は初心者から一級所持者まで幅広いために講習場所はスキー場全体に及ぶ。


伊藤直子講師と受講者

やのちゃん、伊藤明子講師、
りっちゃん、徳丸さん

久山講師と千恵ちゃんとりっちゃん

三上さんと有子さん

ゆいちゃんと優菜ちゃん

五竜の教室で特訓した谷脇君

山之内講師と丸山君

八木委員の説明を受ける受講者、
手前は徳丸君とみつきちゃん

手話通訳をする西城さん

初参加の幸田君と河瀬君

2級受験希望の岩崎さん

田村さんと津末さん

普段はバトミントンをやっている、
初参加の長島さん

バイスキーで参加の羽隅君とお母さん

初参加の宮尾さん

国島理事とチェア講師と受講者

◆絶好のスキー日和だが雪はザラメ

  雲ひとつない晴天で暖かく、絶好のスキー日和だが雪はややザラメでチョット滑りにくいようだ。雪が溶けて芝が見えているところがあるが、この時期多く見られるジュニアスキーヤーに混じって、参加者の黄色のビブがよく目立つ。実は参加者が予想以上に多く準備していたビブが少し足り無かった。次回までにもう少し増やさないといけない。


田村講師と岩崎さん、河瀬さん、幸田さん

サポータが支えてくれる

あそこで斜面が待ってまーすと大塚講師

視覚障害をもつ皆さんと
岩渕講師、越前谷委員

歩く練習をする天白さん

さーこれから楽しく滑るぞ!!

羽隅君とあべみさん

丸山さんがチェアの後ろから
ロープでコントロール

 昼、チェアースキーをする方やそのサポータ、講師は車椅子で入れるレストランで、聴覚障害をお持ちの方とその講師はスカイプラザ2階のレストランで食事を取った。
 バスで参加の方たち、講師は全員がバスでスカイパークホテルに戻り食事し、又バスでゲレンデにUターンして午後の講習に入るという忙しい日程を過ごした。

参加者の内訳は
知的障害23人、聴覚障害7人、視覚障害3人、 下肢障害(チェアー13人)(アウトリガー1人)14人、その他(付き添いなど)12人  計59人
役員(理事,ハンディキャップ委員)ボランティア講師、チェアスタッフ 計33人
総計92人

 夕食後講師たちがホテルロビーに集って明日の準備をした。級別テストを受ける方の確認、検定のやり方や検定を受けない方たちへの講習態勢の確認などだ。受験人数が多いため全て実技をやりたいが1、2級は実技を実施するが、3、4、5級は講習内検定で行うことを決めた。また合格者の名前だけを記入すれば良いように合格証の準備も怠らない。


受験者が多いので
実技は1、2級のみで行きましょう

主任検定員伊藤さんと
腰高さん、渡辺さんでお願いします

検定を受けない人の班分けが変わるね

合格証の準備に余念が無い

二日目
スカイプラザ前に集って級別テストを受験される方、検定員の紹介と検定場所、検定の順番など注意事項を確認し、検定会場に移動して検定に入った。実技検定を受けない人は検定員が抜けたため、再度班を編成しなおして昨日と同様スキー教室を行なった。
検定の行なわれるビーナスコースへスカイジェッタで上って集合する。受験者は緊張している様子だが、ゴール位置の腰高検定員がバンダナをストックにつけてスタートの合図をすると次々にスタートする。チェアスキー、聴覚障害をもつ方、アウトリガー、視覚障害を持つ方と次々に滑る。みんな合格してほしいと思う。


級別テストのバーンの説明をする
伊藤主任検定員と受験者

スタートの合図をする腰高検定員

スタート合図を待つ受験者

前走のすべりを見つめる受験者

センターを指示する岩淵さんの
後を滑る村井さん

チェアで2級チャレンジの高原さん

◆全盲の村井さんが2級を受験

 特に全盲の村井さんが2級を受験した。講師の岩淵さんが村井さんの数メータ前を真っ直ぐ滑り、マイクで「ここがセンターの位置です」とセンターの位置のみを知らせる。村井さんは岩淵さんが腰につけたスピーカーから聞こえる声の大きさでセンターの位置を確認し、それを中心に左右にターンをする。合格を果たすことは出来ず残念だったが、良くもこんな斜面をバランスよく、こんなことが出来るものだと驚嘆!!これも前を滑る講師を全面的に信頼しているからなのだろう。

◆菅野君が驚異的な回復をして今回3級を受験

  もう一つ特筆したいことがある。昨シーズン岩手県雫石で練習中に転倒し、頚椎損傷を負った菅野君が驚異的な回復をして今回3級を受験、合格したのだ。スキー感覚、バランスは当然あるはずだがここまで出来るとは思っても見なかった。
スカイシプラザ前で級別テストの合格発表と研修会、クリニック合同の閉会式を行なった。5級から1級まで合格者には山田副会長から合格証とバッジがひとり一人授与され、伊藤明子主任検定員と記念撮影。照れて顔をあげることも出来ない人もいたが、参加者から大きな拍手が送られた。


栗田専門委員の司会で閉会式が始まる

伊藤明子主任検定員から級別テストの講評

山田県連副会長より
合格証とバッジが手渡される

5級合格の羽隅さん、谷脇君、丸山君

4級合格の杉山さん、長島さん、
三上さん、二宮さん

3級合格の長谷川君、管野君、幸田君

2級合格の高原さん

1級合格の村上さん

◆級別テスト合格者(敬称略)

1級:村上大二 2級:高原圭司 3級:菅野元揮 幸田真志 長谷川久治 二見淳一
4級:長島 理 杉山 葵 三上裕子 二宮洋介  5級:谷脇茂雄 丸山一也 
羽隅喜代美
検定員は主任検定員の伊藤明子講師、腰高講師、渡辺(儀)講師の3人。

◆保護者の方に引継ぐまでは終わらない

 通常はここで解散ということだが、バス参加の方はこれから又後が長い。レンタルのスキー、ブーツを返し、ホテルに戻りレンタルのウエアを返し、帰り支度をしてバスに乗る。
 ここでもボランティア、ハンディキャップ委員にはサポートという仕事が残る。途中サービスエリアでのサポートやバスの中でnゲームなどでのコミュニケーション、相模原市民会館と横浜天理ビル前に参加者を迎えに来られた保護者の方に引継ぐまでは終わらないのだ。バスはほぼ予定時間通りに到着して解散した。


帰りのバスの中(1)八木バスガイドさん

バスの中

◆大きな怪我もなく無事終了

 初日の午前中に、篠原さんが足をひねってシップをして午後講習を休んだぐらいで、これが唯一のアクシデントだった。大事に至らず良かった良かった。

  ボランティア講師、サポート、ハンディキャップ委員、教育本部の役員の皆さん、お疲れ様でした。年々中味も濃くなっていますが今後とも宜しくご協力お願いします。
 最後になりますが、今回の行事に対して計画段階から多大なご協力を頂きました、信州綜合開発観光株式会社の関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。責任者(中谷委員)に変り代わってお礼申し上げます。ありがとうございました。
 アウトリガーで参加の西城雄一さんは開会式から閉会式まで、聴覚障害をもつ方のために手話通訳を買って出てくださいました。ありがとうございました。

◆ボランティア講師、サポートスタッフ、ハンディキャップ委員

(講師、スタッフ)敬称略
丸山 靖 井上英年 田中裕介 沢井紀正 田中純二 寺沢武行 腰高 豊 岩淵一彦 富澤慶弘 田村 敦 伊藤明子 杉山京子 神谷 和 久山友恵 大塚 隆 山内 望
佐々木敦 伊藤直子 熊倉幸郎 三森朋宏 深野栄子 丸山賀子 鈴木聖貴 鈴木みほ 鈴木正浩 長谷川玄哉 
(ハンディキャップ委員)
中谷知之 八木智恵子 野村亮太 沖川悦三 渡邉儀一 越前谷芳隆
(担当理事)
国島みどり

レポート越前谷芳隆  

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