ホーム > 行事レポート > 神奈川県・千葉県スキー技術選

第8回 神奈川県・千葉県スキー技術選手権大会

平成21年2月7日(土)〜 2月9日(月)車山高原スキー場
広報委員 高木 豊


野地副会長

選手宣誓

■第8回 神奈川県・千葉県スキー技術選手権大会

平成21年2月7日(土)〜 2月9日(月)車山高原スキー場にて第8回 神奈川県・千葉県スキー技術選手権大会が開催されました。
本大会は、千葉県SAJスキー技術選手権大会選手選考会、千葉県スキー技術クラブ対抗戦、神奈川県SAJスキー技術選手権大会選手選考会、第14回 神奈川県学生スキー技術選手権大会、を兼ねた大会でもあります。

---------------------------------------------------------------------------

■開会式

開会式はスキー技術選手権大会前夜となる2月6日(金)21:00より開催されました。
夜遅くの開催にも係わらず、数多くの選手にご参加頂きました。

●開会式挨拶 大会委員長 野地澄雄 SAK副会長

第8回を数えますこのスキー技術選手権大会は、今年は神奈川県が当番県となりますので
両県連を代表し、ご挨拶申し上げます。
世界同時不況の影響を受けた厳しいニュースがマスコミを賑わしておりますが、昨年を上回る370名超の多くの選手の皆さまにご参加頂き、こうして盛大に大会が開催できることを、大変嬉しく思います。
またコースも大変良い状況に仕上がっております。コース整備や大会の運営など多方面に渡ってご支援を頂いております地元スキー場、そしてパトロールの皆さまに厚くお礼申し上げます。
選手の皆さまはこの大会を目指して、オフシーズンのトレーニングを始め、課題の克服や新しい目標に向かって練習を重ねてきたことと思います。
どうかコースの特徴を生かした積極果敢な滑りを見せて頂きたいと思います。
更に両県のSAJスキー技術選手権大会選手選考会も兼ねておりますので熱戦を繰り広げて頂きたいと思います。
またこの大会は、千葉県・神奈川県の役員同士、選手同士の交流も、目的のひとつでありますので心の通い合った大会にすべくご協力をお願い致します。

●選手宣誓

鶴井靖之選手(千葉県・あとりえS雪山滑降部隊)
小林育美選手(神奈川県・エキスパートスキークラブ)

我々選手一同は、この車山高原スキー場という最高の舞台で日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、全日本スキー技術選手権大会に向け、正々堂々、最後まで滑り抜くことを誓います。


SAK木村教育本部長

SAC小沢教育本部長

●選手会挨拶 木村徳善(SAK教育本部長)

いよいよ明日から競技が始まります。千葉県・神奈川県の技術交流を図りながら、熱い戦いを期待しております。これまでの練習の成果を十分に発揮して、頑張って頂くようお願い致します。またスムースな運営で大会を進めて行きたいと思いますので、ご協力を宜しくお願い致します。

---------------------------------------------------------------------------

■予選ラウンド

雲ひとつない晴天の下、予選ラウンドが開催されました。
予選ラウンドは、
小回り・急斜面整地フリー(スポーツマン)
大回り・総合斜面整地フリー(ビーナス)
大回り・急斜面整地フリー(スポーツマン)
小回り・中斜面整地フリー(ビーナス)
の4種目で競われ、男子上位200位タイ、女子上位50位タイまでが予選通過となります。

圧雪されたコースは完璧な仕上がりで、これ以上はないと思える最高のコンディション。
各選手とも気持ち良く滑ることが出来たはずです。
しかしながら気持ち良く滑れることは、必ずしも高得点が得られることはつながりません。
完璧な条件下であるが故、言い訳のできない予選ラウンドとなりました。

---------------------------------------------------------------------------

■準決勝ラウンド

昨日の天候とは一変して、ゲレンデ一面にガスが発生する中、準決勝ラウンドがスタートしました。
競技開始予定の9:00での視界は15mあまりで競技不能のため、スタート時刻は約30分あまり延期となりました。

準決勝ラウンドは、
総合滑降・総合斜面フリー(ビーナス)
小回り・中斜面不整地フリー(キャプテン)
大回り・急斜面フリー(ビーナス)
小回り・急斜面フリー(スポーツマン)
の4種目で競われ、男子上位100位タイ、女子上位30位タイまでが準決勝通過となります。

準決勝ラウンドのヤマ場は、何と言ってもキャプテンコースでの中斜面不整地小回りです。
車山特有のお氷様のコブではなく、かなり捕らえ易い雪質ではあるもののスキー技術とは別に「勇気」というメンタル面が試される競技です。
恐怖に打ち勝ち、果敢に斜面に挑んで行く心構えが、スタート地点でどれだけ持てるのかが、勝負の分かれ目です。

また競技終了後、スカイプラザにて、県別表彰が行なわれました。

●県別表彰 競技委員長挨拶 小沢俊也(SAC教育本部長)

雪なし県の場合、年齢が上がってくるにつれ技術も向上してきます。若い方もそれに負けじと頑張って活躍して頂きたいと思います。
またクラブ対抗・チーム対抗につきましては、個人で競うことが多いスキー競技の中で個人の成績がクラブ・チームの成績に反映されるという面白い種目であると思います。
クラブの方、チームの方は今後もお仲間を誘って頂いて、是非この種目を盛り上げて頂きたいと思います。


神奈川県・男子2部

神奈川県・男子3部

県別表彰成績
神奈川県・男子2部
  1位 翠川和也(まつりスキークラブ)
  2位 小山恵一(MOTION)
  3位 谷川聡郎(シーサイドスキークラブ)

神奈川県・男子3部
260 1位 加賀義人(MOTION)
250 2位 橋本重広(まつりスキークラブ)
185 3位 宮崎尚(慶大スキッピースキークラブ)


神奈川県・女子3部

神奈川県・女子2部

神奈川県・女子3部
  1位 林惠子(川崎ユーベル)

神奈川県・女子2部
  1位 猪村万里子(クラブ・ド・ネージュ)
  2位 水谷万里子(シーフェルスキークラブ)
  2位 小沼みはる(ハマスキークラブ)


神奈川県・男子学生の部

神奈川県・チーム対抗戦

神奈川県・男子学生の部
  1位 星野努(慶大スキッピースキークラブ)
  2位 山太一(バーディスキークラブ)

神奈川県・チーム対抗戦
  1位 シーフェルスキークラブ
  2位 シーサイドスキークラブ
  3位 まつりスキークラブ

 

千葉県・女子2部
  1位 高濱充貴(ヨシキスキークラブ)
  2位 堀越美和子(ロデオフリースタールSC)
  3位 植田あゆみ(ジャクフロストスキークラブ)

千葉県・男子2部
  1位 永田憲一郎(エタニティフィールド)
  2位 斉木啓文(ジャクフロストスキークラブ)
  3位 酒井雅行(テクニカルスキークラブ)

千葉県・クラブ対抗戦女子の部
  1位 ヨシキスキークラブ
  2位 ジャクフロストスキークラブ
  3位 柏市スキー連盟

千葉県・クラブ対抗戦男子の部
  1位 ジャクフロストスキークラブ
  2位 東京理科大BLITZ
  3位 あとりえS雪山滑降部隊

---------------------------------------------------------------------------


神奈川県選考選手

千葉県選考選手

■決勝ラウンド

決勝ラウンドも雲ひとつない晴天に恵まれました。
この三日間の大会は、全日程とも好天に恵まれた大会でした。

決勝ラウンドは、
小回り・急斜面フリー(スポーツマン)
総合滑降・総合斜面フリー(ビーナス)
の2種目で競われます。

この結果、男子総合優勝は、鶴井靖之選手(千葉県・あとりえS雪山滑降部隊)が、女子総合優勝は、小林育美選手(神奈川県・エキスパートスキークラブ)が獲得しました。
また各県とも、SAJスキー技術選手権大会に参加する選手が選考されました。
選考された各選手は、更なる技術の向上に努め、県代表としての誇りを胸に競ってくれることを期待します。
・神奈川県選考選手
・千葉県選考選手


男子決勝総合

女子決勝総合

●男子決勝総合

  1位 鶴井靖之(千葉県・あとりえS雪山滑降部隊)
  2位 村田雄介(神奈川県・シーフェルスキークラブ)
  3位 中村浩章(神奈川県・シーフェルスキークラブ)
  4位 平井良司(千葉県・船橋スキークラブ)
  5位 佐藤拓也(神奈川県・平塚スキークラブ)
  6位 佐藤亨(千葉東京理科大BLITZ)
  7位 翠川和也(神奈川県・まつりスキークラブ)
  8位 岩崎羚(千葉県・ジャクフロストスキークラブ)
  9位 大久保辰夫(千葉県・ヨシキスキークラブ)
  10位 荒井拓磨(神奈川県・シーフェルスキークラブ)

●女子決勝総合

  1位 小林育美(神奈川県・エキスパートスキークラブ)
  2位 諏訪部織(神奈川県・ハマスキークラブ)
  3位 永易佐和(千葉県・SEVENスキークラブ)
  4位 蜂谷匠子(千葉県・ミストラルスキークラブ)
  5位 猪村万里子(神奈川県・クラブ・ド・ネージュ)
  6位 八木翔子(神奈川県・アガペスキークラブ)


大会副委員長 片忠夫(SAK専務理事)

統括審判長 柳橋泰久(SAK)

●閉会式挨拶 大会副委員長 片忠夫(SAK専務理事)

まれに見る晴天に恵まれ、また車山高原スキー学校・パトロールを中心に大変良好なコース整備をして頂き、良い環境を作って頂きました。
その中で皆様方のスキーテクニックのジャッジをさせて頂きましたが昨年と比較し技術が数段伸びている方、成長が横ばいの方、残念ながらレベルが下がってしまった方など、様々な方が見受けられました。
その中でも、年齢が上がった、あるいは体重が少し増えてしまったにも係わらずスキー技術が上手くなっている方が何人か見受けられ、大変頼もしく思いました。
スキー技術は、体格、年齢問わず上手くなっていくものと考えております。
何もしなければスキー技術は上達しませんので、これからもたゆまぬ努力を続けて頂きたいと思います。
千葉県と神奈川県が共同で開催するこのスキー技術選手権大会も第8回を迎えることができました。
継続は力なりと申しますように、今後もどんどん継続して参りたいと存じます。

●統括審判長 柳橋泰久(SAK)

私もジャッジをしながら、また審判長という立場から、皆さまの滑りを拝見させて頂きました。
今回残念ながら良い成績を出せなかった方、上位に食い込んで全日本に行かれる方など
様々な方がいらっしゃいますが、全般的に、スキーをしっかりと動かしていない、あるいは回していない方が多く見受けられました。
特に小回りはスキーを振るだけで、どんどんスピードが上がってくる方や、スキーをコントロール出来ずに暴走する方がいました。スキーをしっかり回すこと、動かすことが大事です。
また大回りは、しっかりエッジを立てて、しっかり弧を描いて滑ってくることが大事です。
良い滑りが出来るよう更に精進して、練習に励んで頂きたいと思います。


ホーム > 行事レポート > 神奈川県・千葉県スキー技術選