◆ハンディキャップ委員 町田 智子さん
ほとんどの時間を実技に使ってくださいました。参加者が二人一組になって、交代で車椅子を使用しましたが、どの方も楽しみながら体験できたようでした。
館内にはバリアフリー設備があり、あまり困ることはなかったのですが、あえてドア口に少しの段差をつけただけで、途端に出入りが難しくなります。歩いていたら気付かずに跨いでしまうところです。
徒歩5分ほどの所にあるコンビニに買い物にも出かけました。歩道は一段高くなっていますが、建物や駐車場の出入り口部分が車道に向かって低くなっているところでは、車椅子を上手く扱えず、車道に飛び出してしまう寸前で援助者に止めてもらうという場面もありました。一人だったら交通事故にもなりかねず、危険です。
やっとの思いで到着したコンビニは出入り口が階段になっていて店内に入れず、買い物ができません。近くにある別のコンビニに行くには歩道橋を渡らなければなりません。一歩外に出ると、不便がたくさんあります。
チェアスキーに初めて乗った方は、その不安定さに驚かれていました。ベルトで固定されると椅子部分と体が一体となり、「体全部がブーツになったようなイメージかな」とおっしゃっていましたが、慣れていないと一人で立っていることもできません。
チェアスキー協会の方から生のお話しも伺え、笑いと感心の声の絶えない、あっという間の4時間でした。
◆セミナーに参加して 天方 晃さん
昔し、父が車椅子の体になったとき、押したことはありましたが。いざ自分が乗ってみると、
「止まれない」怖さ、「行きたいところに行けない」もどかしさ。なんと、初めてスキーを履いた時を思い出しました。
「ハンディキャップ」 これは誰でも経験しているはずです。目を傷めて眼帯をかけたとき、足をくじいたとき、そうした時まわりの方の何げない気ずかいは、有難いものです。
白い杖の方の前をどいてあげる、その方の足元を見てあげる。こんな軽いことでいいんだと思います。 それと、私、人様に何かを、お返ししなければならない年齢になったと考えております。
また他人に無関心の昨今に、腹を立てている世代です。
仕事を手じまったときから、毎月「あしなが育英会」にささやかですが振り込みをしております。
あれやこれや、これからも肩ひじ張らずに軽い気持ちでお付き合いしていきたいと思っております。
◆セミナーに参加して 五十嵐恒夫さん
11月の8日。興味と期待を持って会場に入り、定刻に机に座りました。
今日はSAKが主催の「外出支援者養成講習会」が、プレジャーサポート協会の馬場理事長の司会・講演で開催され、車いすとバイスキー&チェアスキーを中心に、講義と実物による試乗体験を行うスケジュールとなっています。
以前より福祉介護に興味を持ち、自分自身が段々と高齢者となってきた最近では、いつ自分が加齢障害や事故・病気によって身体不自由になってもおかしくなく、福祉機器のお世話になる日がやがてくるのかな~と考えており、また、周囲でもそのような方々を見るにつけ、もっと福祉関連機器の勉強をする必要があると痛切に感じていました。
今までは漠然とメディア(TV、新聞等印刷物)よりの情報を得ていましたが、それらはあくまで第三者的な感覚しか持てませんでした。しかし今回の講習では、馬場様の豊富な知識と体験から講義がスタートし、なるほどなるほどと頷かせる話やアクションの連続で、私にとっては短く感じる講義時間でした。
特に車椅子の擬似体験では、実際の使用者の方々の説明も含めて貴重な体験をさせてもらいました。健常者にとっては何気なく見つめている通路や扉、簡単に跨いでいる段差、外に出ればゆるやかに思う坂でも、実際に車いすに乗り、動かしてみるとこれほどに不便であり危険であるかがよく理解できました。
そして車いす使用者をはじめ、身体不自由な方の外出に対応する各種公共施設や道路等がまだまだバリアフリー化には程遠いと感じるとともに、我々が身内や知り合いだけでなく、見ず知らずの他人であってもいかに相手に不快感や不安感を与えずに手助けが出来るようになれるかが、講習を受けながら思った次第です。
最後になり、バイスキー&チェアスキーの講習では実際に現地で障がい者の引率指導をされている方々のいろいろな話を聞き、参加者の楽しい笑顔を見るための完全なボランティア活動を続けているSAKのメンバーの皆様の熱意と愛情が十二分に感じられました。 |