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拡大教育本部会

平成21年9月26日(土) 神奈川県社会福祉会館
総務本部理事 安藤 努


市野講師

真剣なまなざしの専門委員

2009年9月26日(土)、神奈川県社会福祉会館において、拡大競技本部会が開催されました。
今年度は県連の70周年を迎える年でもありますが、指導員制度や検定制度の改定、全日本のスキー教程が全面改定される年でもあります。市野先生の講演もあり、シーズン入り直前の拡大本部会を取材しました。

◆片専務理事あいさつ

片専務理事から、非常に厳しい経済状況の中での県連の執行方針が伝えらえたが、今年の10月3日県連70周年記念祝賀会で会長が河野洋平氏から河野太郎氏に代わる。新会長の下に新たな連盟を支える礎の年にしていただきたいと挨拶された。

◆上田総務本部長あいさつ

県連の最大の問題はインフルエンザ。県の行事から感染してはならない。予防的にマスクや消毒液を準備してあるが、役員の自己管理をお願いする。70周年記念事業のスローガンは「スノースポーツに感動した人集まれ!」である。10月3日は、協賛会員への感謝の会、功労者、優秀選手を表彰する式典、祝賀会の3部構成となるので、協力をお願いする。また、北海道行事、海外行事(シャモニ)にも協力をとの挨拶がありました。

◆木村教育本部長あいさつ

今年度は片専務理事からの執行方針にあったように大変厳しい事業計画となっている。活性化、効率化の視点から15の事業を削減し、新たに5つの事業を立ち上げた。合計で10減となっている。今、運営上の課題は、教程の全面改定とインフルエンザである。特に教程については、よく理解して伝達を図りたい。11月14日の指導員研修会に市野先生に教程の講演をお願いしているが、専門委員は当日聞けない、また、1日も早く情報を持つ必要があるので本日の機会を設けた。指導員制度、検定制度の変更もあり、検定委員会の体制も補強した。新しい技術を習得し、検定に対する学習を行って、参加者に喜ばれる、魅力ある事業を展開していきたい。


公認スキー指導員制度について

説明する清水理事

◆清水理事から指導員制度、検定制度について説明

清水理事より公認スキー指導員、新たにできた認定スキー指導員などの説明と検定について説明があった。


検定内容

認定スキー指導員制度

◆小池理事からスノーボードの検定会などについて説明


スノーボード情報

説明する小池理事

小池理事からスノーボード検定などの説明があった。

◆山田副会長から市野講師の紹介

自分の持っている技術と理論の整合性をよく考え、生徒を惑わすことなく、最も良い指導ができるよう心がけていただきたい。市野先生のお話は指導のための参考である。理論の具現化は大変に難しい。市野先生の話を理解して、指導に活かしてほしい。研修会、講習は楽しいことが大事。このことが2年後、3年後に影響してくることを忘れないように。


山田副会長

市野聖治講師

◆新教程について 市野聖治講師

教程改定の進行状況について説明があり、始まりも韓国の技術選あたりからで、時間的にも制約を受け、作業的には遅れている。オフィシャルブックは、指導者必携として300ページくらいのボリュウムで、教程は技術論を中心に80ページ位になりそうだとの説明があり、教程を改定するにあたって、6つの考えの紹介から始まった。

1「新教程へのひとりごと」


新教程へのひとりごと


1)ハンネス・シュナイダー
1930年に来日したシュナイダーのプルークボーゲンの映像をみて、市野先生の技術論に近いことに衝撃を受けた。1963年に来日していたクルッケンハウザーは、外向・外傾を基本としていた。同じオーストリーでのこのような変わり方をしたことについては、このことを断絶的歴史学として説明された。1997年のワールドカップでは、不思議な転倒が出現し、多くの選手が大けがをした。高速回転の中で後半に外スキーに荷重をかけ続けると意に反した曲がり方が起きていた。内スキーを積極的に使うスキー技術に変わらざるを得なくなってきた。

2)プルークボーゲン
初心者がやらなければならない技術か?骨盤や肩甲骨がリラックスすることが、技術的にも、健康的にも必要である。プルークボーゲンが上級者になったときに弊害となっているのではない。言い方は難しいが、あえて言うなら、教程から「削除」した。

3)外足荷重

4)重心移動
滑りは、外脚と内脚の役割は違うが、両脚を使う。荷重移動は結果であって、重心を移動するから荷重が移動するということを明確にした。これまで技術要素として、「荷重、角付け、回旋」だったが、回旋はなくなり、「荷重、角付け」となるが、重要なことは「荷重」、荷重すれば必然的に角が立つ。

5)フェースコントロール
スキーの面に垂直に荷重することが一番大切。
今回は2つの新しい言葉を使っている。1つは「フェースコントロール」、もう1つが「ニュートラルポジション」。

6)ニュートラルポジション
これまでのニュートラルポジションは、スキーの面のニュートラルであった。
新教程では、ニュートラルポジションは体の使い方として定義した。
フォールラインに対してある角度で立った時、両脚が軽く延ばされた状態をいう。両脚が中立な状態で立った状態をニュートラルポジションと呼び、この時、谷側のスキーに荷重が多く乗り、回転する準備がすべて完了した、まさに、いつでも滑れるポジションである。

2 スキー教程発刊の背景


スキー教程発刊の背景

技術の基本的考え方


1)スキー活性化のための情報発信
スキー人口、受検者、研修会参加者などの減少が続き、スキー連盟のパイは小さくなっている。スキー界の外部に発信していく教程が必要と提案してきた。まだ、スキーをしていない人、スキー連盟の外にいる人に、スキーの面白さを伝える教程を提案しているが、考えたことの3分の1もできていない。

2)スキー活性化のための組織の構築
現在のスキー連盟には、組織的閉塞感がある。これを変えさせる試みが必要で、この教程改定作業の中でも行ってきた。このまま行けば、限りなく研修会参加者もいなくなるだろう。

3 技術の基本的考え方

1)スキー技術の原理は1つ、それは重力の活用である。(推進力×向上心)
今回の教程の原理
2)スキーヤー1人ひとりに合ったスキー技法は、それぞれのオリジナルなものである(自己流)
−こども〜中高年、初心者〜上級者、志向性

3)上記1)と2)を矛盾させない「自然で楽なスキー」の提案
−技術はシンプル
−指導は「多様」


自然で楽なスキーのコンセプト

新教程の体系

4 自然で楽なスキーのコンセプト

1)重さで滑る
−「不安定」

2)両脚で滑る
−二軸運動意識

3)「谷回り」で滑る
−向心力by重力

5 新教程の体系

新教程は自然で楽なスキーをこども〜中高年、初心者〜上級者まで幅広く楽しむことにあるが、志向的には健康志向、斜面克服志向、競技志向が考えられるが、特に健康志向は、スキーの身体運動の仕方が健康に良い。脱力系の運動は副交感神経を刺激し、ストレスに打ち勝つことができる。制動系の運動ではこれができない。

6 新教程の目次

・プロローグ
・INTORODUCTION:スキー技術の歴史学
・CHAPTER1:自然で楽なスキーのすすめ
・CHAPTER2:自己流スキーのすすめ
・エピローグ


◆真剣なまなざしの専門委員


真剣な専門委員

質問する専門委員

写真、動画は「画像データーベース」からご覧ください


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