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教育本部 車山T行事

平成23年12月24日(土)〜25日(日) 車山高原スキー場
佐藤 公宣 広報委員

車山T行事

<車山T行事内容>
(1) スキー指導員研修会・認定指導員研修会
(2) 公認検定員クリニック(実技・理論)
(3) スキー指導員養成講習会
(4) スノーボード指導員養成講習会 実技・理論(正指・準指・認定)
(5) スノーボード準指導員検定会 理論
(6) スノーボード指導員研修会(A)
(7) スキーパトロール専門員研修会


朝の講師ミーティング

周到な準備風景

 メリークリスマス!
 今回の車山T行事は、天気には恵まれましたがとにかく寒い2日間でした。講習初日の24日はクリスマスイブでしたが、夜には雪が降りだし、気分はさながら「ホワイトクリスマス」でした。
クリスマス気分とは裏腹に、今回受講の先生方は、SAJの実技研修テーマ「内脚主導、外脚従導」と寒さとの戦いだったと思います。ただ天気は良かったので、予定されていた行事が全て消化できたのは幸いでした。
 今回の行事に参加されている先生方は、今シーズン初滑りの人が大部分だったと思いますが、寒さと極度の緊張から怪我人もなく、順調な滑り出しでした。


開会式 1月24日(土)

片 忠夫 SAK副会長
片SAK副会長挨拶
山田 隆 SAJ教育本部副本部長
山田SAJ立会い責任者挨拶

<主管県連責任者 片 忠夫 SAK副会長>
 淑女、紳士の皆さん、今日はクリスマスイブでございます。このインタ−ナショナルなイベントとはもう関係のない、あるいは、過去のものとなってしまった人達だけが今日お集まりになっている訳ではございません。
 指導員研修会の目的は、旧交を温め、指導員同士の交流を深め、あるいは昔話に花を咲かせることです。その昔話をスタートさせる時には、まずニュートラルポジションで始まり、「内脚主導、外脚従導」でニュートラルに戻してから話題を変えてください。
 今年も車山高原関係者のおかげでスキー場に雪を付けてもらいました。富士山を始め、南アルプス、北アルプスを仰ぎ命の洗濯をし、気持ちを落ち着かせ、心を和ませてください。それが、スポーツ指導者として長生きする秘訣です。コンドロイチン、グルコサミン、ヒアルロン酸、セサミンだけでは長生きしません。
 指導者の皆様方がその任務と義務を力強く理解し、本講習に駆けつけて頂いたことに感謝の意味を含めまして、本日は河野会長に成り代りまして、3副会長揃い踏みで皆様に御礼を申し上げたいと思います。

<SAJ立会い責任者 山田 隆 SAJ教育本部副本部長>
 片副会長からもありましたが、指導者の任務というのは正しいスキー技術を教える という事以上に、雪の上でスキーを楽しんで頂けるリーダーであって欲しいということであります。
 我々が長年やってきました外向傾、谷脚荷重は何処かに消え去り、内脚主導、外脚従導及び静荷重、動荷重という技術が入ってきました。我々は昔から動荷重でやってきたこともあり、指導には大変苦労すると思います。私も神奈川県スキー連盟に入り今年で50年になりますが、谷脚スキーが簡単に治せるわけではありません。
 私達スキー指導者が生徒さんに提供するのは単に最新技術ではなく、エンターテーメントを提供しなければなりません。自分が持っている技術を生徒さんに理解してもらうことを心掛けることにより、自然と技術は付いていくものと思います。
 残念なことに先々週、北海道で衝突死亡事故が発生しました。事故による訴訟では年々金額が上昇しており、何千万の単位になってきている現実があります。その辺を踏まえて慎重なスキーをやって頂きたいです。今回、先生方にはヘルメットを着用してもらっていますが、本来ならば皆様にも着用して頂きたいのですが、ヘルメット着用を広く普及させるための啓蒙活動としてご理解下さい。くれぐれも怪我のない楽しい講習にして下さい。

信州総合開発観光 代表取締役 飯島 清重
地元代表挨拶 飯島代表取締役様
上田 英之 SAK専務理事
上田SAK専務理事 執行責任者挨拶

<地元代表挨拶 信州総合開発観光 代表取締役 飯島 清重様>
 神奈川県スキー連盟の皆様には、スキー場の各施設をご利用していただき真にありがとうございます。スキー場のコンディションとしてはまだまだの状態であり、何かとご不便、ご不自由をおかけしますがご容赦下さい。
 長野県にスキーが伝わって今年で100年になります。各スキー場は様々なイベントでお客様をお迎えしておりますので、多数のご来場をお待ちしております。
 今年3月には、大震災に見舞われ大変な年でありました。一日も早く復興されることを心よりお祈りしております。各先生方におかれましては、ますますのご健勝とご発展をお祈りし、お礼の挨拶とさせて頂きます。

<執行責任者 上田 英之 SAK専務理事>
 私からは3件のお話しがあります。
1件目は、ヘルメット着用のお願いです。今年度からSAJを含めて、我々役員がヘルメットを着用するということであります。役員だけが安全を確保するという意味ではありませんので、その趣旨をご理解頂きたい。
2件目は、資格問題です。長年研修会に参加していない資格停止状態の先生方がかなりの数おられますが、SAJの期間限定(2年間)の特例措置として、研修会に参加すれば過去を含めて救済するということです。皆様の近くに冬眠されている先生方がおられましたら、是非、研修会に参加するようにお声掛けをお願いします。
3件目は、公益財団法人移行に向けた新しい定款の申請準備状況についてです。この法人化により、我々の公益性が増すということになります。私達の組織の目的は、スノースポーツの普及、振興、楽しさと感動を広めることであります。この目的をご理解頂き、一人でも多くにスノースポーツの楽しさを伝えてくれればと願います。

木村 徳善 SAK教育本部長
木村SAK教育本部長挨拶
内脚主導、外脚従導
実技テーマ中心は内脚主導、外脚従導
<主任講師 木村 徳善 SAK教育本部長>
 今回の車山行事は、今年度のSAJ実技テーマに触れながら研修会を進めていきます。また、養成講習会につきましては、今年度、検定種目が変わっておりますので、その変更点をベースとして講習していきます。久々に参加された先生もおられると思いますが、各班の講師とよく話をして楽しくやってもらいたいと思います。
研修会、クリニックに参加の先生方に連絡します。今年度のSAJ実技研修会テーマ「HYBRID SKIING」の展開」に沿ってデモンストレーションを実施します ので是非参加下さい。内脚主導、外脚従導及び谷回りの連続ターンが中心のデモンストレーションを実施しますので、楽しんで頂きたい。



デモンストレーションでの1コマ

内脚主導、外脚従導

片副会長のヘルメット姿

ヘルメット姿も多くなった講習風景

SBレッスン風景

SBレッスン風景

清水 SAJ SBデモ

寒くてもスマイル、スマイル


AED操作実演

ライセンス処理も大変です

パトロール研修会風景

ライセンス返納します


栄光の研修会レギュラー1班

小林育美SAJデモ班

休憩TIME中も室内レッスン

栄光のクリニックレギュラー1班



閉会式 12月25日(日)


佐藤SAK副会長挨拶

山田SAJ立会い責任者挨拶
<主管県連責任者 佐藤 嘉彦 SAK副会長>
 車山高原スキー場関係者の皆さんには、たくさんの雪を付けて頂いてありがとうございます。今シーズン初めての方が多いと思いますが、この2日間で昨年までのスキー感覚を戻していただいたと思います。3月の大震災で被害を被った人達が多数おりますが、私達はスキーができるという事に感謝しなければならない。研修会テーマについては、 この2日間でしっかりとチャレンジ、勉強していただきたいと思います。今シーズンも安全で楽しいスキーライフをお祈りします。

<SAJ立会い責任者 山田 隆 SAJ教育本部副本部長>
 皆さん寒い中、大変でしたがお疲れ様でした。今回の研修会テーマはご理解頂けたでしょうか。これから10年位かけてゆっくりとのんびりと理解していって下さい。また、生徒さんにあまり難しいことを言わずに、楽しいスキーをして頂ければありがたいと思います。


地元代表挨拶 小林様

清水SAK総括常務挨拶

<地元代表挨拶 信州総合開発観光 小林様>
 2日間お疲れ様でした。この2日間に車山高原の各種施設をご利用頂いて真にありがとうございます。もっと雪が降ってくれれば良い環境でスキーができたと思いますが、このような状態で申し訳なく思います。今シーズンも様々なイベントを用意しておりますので、是非ともご利用下さい。今後の神奈川県スキー連盟のご発展とご健闘をお祈りし、挨拶の言葉とさせて頂きます。

<執行責任者 清水 忠 SAK総括常務理事>
 2日間お疲れ様でした。何よりもけが人もなく研修会、養成講習会を出来たということは、皆さんの協力のお陰と感謝しております。これからまだ研修会等が続きますが、宜しくお願いします。


木村SAK教育本部長挨拶

森本SAK教育本部理事挨拶

<主任講師 木村 徳善 SAK教育本部長>
 皆様お疲れ様でした。車山らしい天候の中、無事研修会等が終了できたことは、皆様及び地元関係者の協力のお陰と思っております。今回の研修はSAJの研修テーマに従って実施しましたが、なかなかすぐには理解できないと思います。今シーズンをかけてゆっくりと確認していって下さい。

<講評 森本教育本部理事>
 神奈川県スキー連盟の研修会では、皆様のニーズにお答えしてファミリー班ではお子様連れでも参加できるようにしております。また、フレッシュ班では、1回目、新規の指導員に対して指導員の任務たるもの等についてご理解頂くように講習しております。また、今シーズンは平日研修会が復活しました。スキーから長年遠ざかっている人達にも、是非ともご参加いただきたいと思っております。


岡田SAK教育本部理事挨拶

和田安全対策委員長挨拶


<講評 岡田教育本部理事>
 体調管理をしっかりととりながら、これから技術を磨いて頂きたいと思っております。2日間お疲れ様でした。

<講評 和田安全委員会委員長>
 専門委員研修会は無事終了しました。今回の行事も北海道に引き続き怪我人なしということですが、最後まで気を付けてお帰り下さい。また、滑り始めてから2,3日目に怪我をする人が多いので、今日のことを忘れずに今シーズンも頑張ってください。お疲れ様でした。

<講評 小池教育本部SB担当理事>
 今回は切り替え期と左右対称な連続ターンをするためには、どのようにすればいいのかをテーマに講習してきました。今回、参加された皆様には同じ定規を持って頂きましたので、色々な場所でこの定規を使ってくれればと思います。また、養成講習会に参加された皆様は、これから検定まで時間がありますので、引き続きしっかりと練習することを期待します。


<広報委員のひとり言>
 今回の車山T行事は、クリスマスとバッティングという事で、参加人数は少ないと思っておりました。しかし、予想に反して結構な人数が参加していることに感心した次第です。これは、片副会長のお話にあったように、クリスマスとは関係のない、あるいは、過去のものとなってしまった人達が数多く集まったという事実なのではと感じました。ちなみに私もその一人であります。
 今回の2日間は、「クリスマス寒波来襲」という非常に寒い中での講習でした。天候的にはまずまずでしたが、とにかく寒くてカメラのシャッターを切るのに難儀した次第です。今回、指導員研修会、クリニック、養成講習会等に参加された皆様は、この寒さに耐え忍び、各講師の情熱のこもった講習に、熱心に耳を傾けていた様子は感動ものでした。これはまさしく「みんなで感動を広めよう!」というSAKのスローガンのたまものであります。
 SAJの実技研修テーマである「内脚主導、外脚従導」についても、皆さんなかなか苦労されている様子でした。私も外脚荷重から抜け切れていない状態ですが、欲を言えば「毎年毎年滑りを変えないで欲しい」というのが切実な感想です。
 今シーズン初滑りの人が大部分だったと思いますが、寒さを除いては天候にも恵まれ、バーンもよく整備され、事故もなく講習を終えることが出来たことに感謝致します。


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