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■競技本部セミナー

  午後1時から、教育本部の指導者研修会の開かれているホールとは別室の第7会議室で、競技本部のセミナーが開催されました。受付は、何と吉岡前競技本部長と和田前競技本部理事という豪華メンバーでした。
  最初に山田副会長からあいさつがあり、続いて吉野競技本部長からセクレタリーの研修を行う意義について話があり、菊池委員長から、講師の全日本でも有数のセクレタリーである東京都スキー連盟 アルペン部競技運営部長の韮澤新太郎氏の紹介があった後、講習に入りました。


受付は重鎮2人

山田副会長あいさつ

吉野本部長あいさつ

菊池委員長と韮澤講師

  最初に自己紹介を兼ねて、氏のモットーとして、アスリートファーストの実現のために「レースを止めない」ことを最優先にしていますとの話があった。そのために大切なことは、99%は段取りですねとの話。
  次に、ルールブック(ICR)と技術運営ハンドブックは必ず携行して下さいと耳の痛い話がありました。  セクレタリーとは、聞きなれない名前ですが、最近の競技会でジュリーメンバーの次にクレジットされているのを目にしたことがあります。

  そのセクレタリーの主な役割は、TD、主審、競技委員長の署名する書類一切を作成することですとの説明がありました。しかし、決して雑用係ではなくきちんとした位置づけがありますが、現実は大会総務と兼務のことがほとんどです。ゴールハウス内の責任者なのですが、大切なのは気遣いですとも話がありました。  次に、具体的なセクレタリーの仕事の説明に入りました。


韮澤新太郎講師(都連アルペン運営部長)

表情は優しいけど話は難しい?

  まず、エントリーフォームの資格審査から始まり、ドローリストの基になるデータの作成に入り、ドローリストはクラス別、ポイント順に作成し、ドロー後、スタートリストやプログラムにつながります。
  タイムテーブルは競技委員長が作成しますが、その基になる各クラス別の人数のリストはセクレタリーが提供しますとの説明でした。

  続いて、機材や消耗品の手配、果ては宿舎から弁当の手配、降雪状況や前走者の名前の確認まで、非常に多岐にわたりかつ細かいことまで話が及び、最初に講師から、そんなに大変なことならやりたくないと言わないで下さいねと言われたとおりの気持ちになりそうでした。


専門委員も真っ青

計算問題で締めくくり

  さらに、コースの下見、開会式準備、ジュリー会議、ジュリー会議録、フリップ人数、TCミーティングとアテンダントリスト、プログラムFOR、コーチゼッケンの配付、ボードコントロール、旗門員通過表の準備などから表彰式の段取り、デジタルボードの確認、アナウンスの確認まで、非常に細かいところまでチェックが必要なことが説明され、文字通り目が回ってしまいました。 でも、大丈夫、講師の作成した上記全てを網羅したチェック表が資料についていました。これを参考に各大会レベルで必要なチェック表を作成すれば、もうあなたは立派なセクレタリーです。ってことにならないかなあと思いつつ、セミナー会場から次の取材場所へ移動しました。先生、すいません。どうもその後は、私の苦手な計算(ポイント計算)だったようで、丁度良かったのかもしれません。

  とは、言いつつ大会運営を行っている方にとっては、非常に為になるお話だったのではないかと、思いました。(私もローカル大会の実行委員やってます)どうも、ありがとうございました。


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