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◆和田SAJ専門委員 詳細内容

■和田SAJ専門委員

2回ありますので、本日はマクロ的な話としてやります。

スキー場は山であり、自然である意識をする
指導員は、生徒をいかに安全に楽しく滑るか

やはり、スキーに行って良かった、楽しかった、あの先生にまた教わりたいというのは大切です。ただ、問題なのは、いまレベルで考えてしまうこと。初心者の気持ち、状況に配慮することです。自分は意識して、生徒に意識させずに安全に滑ることは、是非御願いします。

最近、訴訟問題が増えています。野沢でスキーヤーの死亡事故がありましたが、最初の段階では7:3でスキー場の管理責任が問われましたが、最終的には4:6で本人の責任となりました。なぜ?スキー場に標識はあったが、本人が見たか見ないか、見ても理解しているのか?危ないと思われるところはスキー場が標識やロープなどで対応しますが、基本的にスキー場と言うのは、自然の山であるということを認識してください。

指導理論編

◆なぜスキー傷害は起きるか174P
初心者初級者が普通のスピードで自分で転倒して怪我をするのがおおい。
ビンディングは調整してあるが、帽子をかぶらず頭に怪我をする。
晴れた日の整備の行き届いたスムースな緩中斜面で起きた事故が多い。

◆安全指導をするために181P
受講者の個人的特性の把握
滑降コースの安全についての配慮
スタート位置、合図182P
ゲレンデの選び方、止まり方

講習は、スタート位置、ゴール位置も先生の指示が絶対になりますので、十分注意してください。事故は、加害者にならないようにしてください。自分が意識していれば、被害者になることは有っても加害者になることはありません。交通事故と違うのは、現場検証が非常に難しいことです。また、加害者が自覚が無いケースもあって、チョッとかすった程度だと滑っていってしまい、怪我をした被害者が残されてしまうケースがあります。

スキー安全編

14p
スキーの楽しみは安全から、安全を意識するのは指導者であって、生徒に意識させてはいけません。
いいスキー場の選択、我々が選べる。
28p
どのような事故が起きているか
事故は1000人あたり9人ぐらいの確率
118p
冬山の気象
125p
雪崩の種類
雪崩がなぜ起きるかの把握
なぜ危険かの理解
112p
緊急露営の方法
体力が残っているうちに行う


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