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スキー公認検定員クリニック理論

平成23年11月19日(土) 川崎教育文化会館
広報委員 山下てるみ


■主管県連執行責任者挨拶/片副会長

 開会に先立ち、主管県連執行責任者の(片副会長)より、次のとおり挨拶がありました。「SAJスキー指導者制度は国内外から評価されてきたが、ここへ来て、指導者の研修会未受講者等の問題があがっています。指導者の方々には研修会に参加していただき、多くの情報を得て、クラブ等で活用していただきたい。また、スポーツ基本法や21世紀のスポーツ指導者像の制定で、県民のスキー指導者を見る目が大変厳しくなっています。それらを自覚し、安全への取り組みを含め、大いに勉強をしていただきたいと思います。」

■スキー検定員クリニック主任講師/木村教育本部長
 木村教育本部長からは、全日本スキースキー連盟教育本部規定の改正点について、現行(昨年度まで)と改正点(今年度より)を比較する形で説明がありました。


片副会長

木村教育本部長

■クリニック理論研修
  はじめに、安全対策委員会より「スノースポーツにおける事故防止と対策」をテーマに講義がありました。上杉安全対策副委員長より、スノースポーツを安全の原則や障害の実態、保険に関することなど、先シーズンの事故報告書から統計的データと事例をもとに、具体的な話がありました。特に、指導者は生徒目線で考えること、事故が起こった場合は指導者として様々な責任が問われるということ、その責任を理解さして指導すること、「想定外」ということはありえなくなる、など大変参考になりました。
また、山川安全対策委員より救急方法についての説明と、実際にAEDを活用してAEDの使用法について説明がありました。

 次に、中村理事より、技術論として「自然で楽なスキーのすすめ」をテーマに講義がありました。内容は、HYBRID SKIINGの展開とその背景と概要、自然で楽なスキーのコンセプト、研修会テーマにつなぐ内容について、などでした。HYBRID SKIINGとは重力と筋力の2つの力を用いて滑ること、自然で楽なスキーのコンセプトは「重さ」「両脚」「谷回り」であり、さらに、体幹主導、二軸運動意識、ニュートラルポジション、フェースコントロールの4つをリンクさせて「谷回り」をすることが重要であること、などの説明でした。そして、実技A単位の理解「制動要素」と「推進要素」についてDVDを見ながら説明があり、非常にわかりやすく参考になりました。最後に、スキー技術の表現の仕方が変化しているため、スキーの技術の組み立てをしっかりと理解して言葉と実技で生徒に伝えていってほしい、そして、HYBRID SKIINGを取り入れてスキーの普及発展に役立ててほしい、とのことでした。


上杉安全対策委員長と山川委員

中村理事


■総務本部報告
  総務本部高柴理事より、DVDを用いて北海道行事の案内が行われました。今年度は、業者はJTBに変わり、3つのスキー場、温泉付きホテル宿泊オプションなど、内容もさらに充実させたものになったとのことです。リニューアルしたSAK北海道スキーツアー、名称も改め 「スノーワールド in 北海道」 として参加者大募集中です。

 続いて、ハンディキャップ渡辺副委員長より、ハンディキャップの活動報告がなされました。昨年度は、東日本大震災の影響をうけて中止になった行事もあるが、特に1月の五竜、3月の車山などの行事を楽しみにしている方も多いので今後もさらに内容を充実させて続けていきたい、そしてボランティアの為のセミナーを実施しているとのことでした。指導者の皆様方には、ボランティア講師、サポーター、賛助会員などいろいろな場面でのご理解、ご協力をお願いしたいとの話がありました。

最後に、大山指導員会会長より、3つのお願いとして、指導員会に興味を持っていただきたい、会費及び入会について、指導員会の行事に参加していただきたい、などの話がありました。


映像による北海道行事の案内

ハンディキャップ渡辺副委員長




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