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第1回 千葉県・神奈川県
スキー技術選手権大会
神奈川県BC級公認検定員検定会
高木広報委員レポート
◆いよいよ戦いがスタート
 1月25日〜27日、車山高原スキー場において、第1回神奈川県・千葉県 スキー技術選手権大会(神奈川県SAJスキー技術選選考会・第7回神奈川県学生スキー技術選手権大会・千葉県SAJスキー技術選選考会・千葉県スキー技術クラブ対抗選)が行なわれた。
◆共同運営という新しい試みがスタート
 神奈川県と千葉県が初めて合同で開催する今回のスキー技術選手権大会は、同じ南関東ブロックである神奈川県と千葉県との交流を促進し、更なるスキー技術の向上を目指したものだ。
 初日の予選に、男性410名、女性76名、合計486名もの非常に多くの選手が参加したことは、県をまたがった共同運営という新しい大会運営方法の一歩を踏み出したものと言えよう。
◆良い天候に恵まれ予選会スタート
 予選会は、大回り急斜面整地(スポーツマンコース)、小回り急斜面整地(スポーツマンコース)、小回り中斜面不整地(キャプテンコース)、総合滑降(ビーナスコース)の4種目で競われた。
 予選会当日は非常に良い天候に恵まれ、また完璧とも言えるバーン整備により、非常に高レベルでの争いとなった。
ゲレンデ条件に言い訳ができない分、選手にとっては真の実力が評価されるため、スタートの緊張感は息を呑むほどだった。
◆決勝も最高のコンディション
 2日目の決勝は、昨日行なわれた予選会の男性上位150名、女性上位30名で争われた。種目は予選会同様、大回り急斜面整地(スポーツマンコース)、小回り急斜面整地(スポーツマンコース)、小回り中斜面不整地(キャプテンコース)、総合滑降(ビーナスコース)の4種目で競われる。
天候は曇りながらも、バーンは昨日同様に非常に良く整備されており、予選会以上の高パフォーマンスが繰り広げられた。
◆不整地では苦しんだ選手が多かった
 決勝は非常にレベルの高い争いだったものの、全日本レベルと比較するとまだまだ物足りなさをぬぐうことができない。
例えば大回りでは、ターンとターンの間が途切れる選手が多く、左右均等で流れるようなターン弧を描くことが必要だろう。
また小回り中斜面不整地(キャプテンコース)はコブが深く固いバーンであったため、非常に苦労している選手が多かった。
あえて深いコブを避けて滑る選手も見受けられたが、総じて高得点には結びつかなかった。
より高いステージでは、例えどんなバーン設定であっても、フォールラインを外さずに積極的に滑る姿勢が求められる。
こうした中、全ての種目で安定した滑りを見せた宮城洋二選手(神奈川県・シーフェルスキー)が男子総合優勝、女子総合は永吉雪絵選手(神奈川県・シーフェルスキー)
が優勝の栄冠を手にした。
今回の大会で、全日本スキー技術選手権大会に派遣が決定した上位入賞選手には、更に研鑽を重ね、神奈川県・千葉県それぞれの代表として是非頑張ってもらいたい。
◆男子総合優勝 宮城洋二選手
 男子総合優勝 宮城洋二選手(神奈川県・シーフェルスキー)コメント
優勝できて大変嬉しいです。普段通りの滑りが出来たことが良かったと思います。
今回は天候にも恵まれましたし、バーンの状況も大変良く、条件には恵まれていました。
ただコブの急斜面はちょっとハードでしたね。
◆女子総合優勝 永吉雪絵選手
 女子総合優勝 永吉雪絵選手(神奈川県・シーフェルスキー)コメント
今回はとても楽しかったです。
精神的にも落ち着いて出来ましたし、緊張も自分にとってはいい緊張でしたので、勝てたのではないかと思います。
整地種目に関しては皆頑張ってできたと思いますが、不整地に関してはちょっと厳しかったですね。
でもそんな条件でも勝てて行ければいいなと思います。

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