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第3回神奈川県・千葉県スキー技術選手権大会
優勝者インタビュー 大川広樹 広報委員
平成16年1月25日(日)

男子総合優勝 伊藤 敦選手

女子総合優勝 進藤幸恵選手

◆男子総合優勝 伊藤 敦選手(ベラークスノークラブ)
・連覇おめでとうございます。大会を振り返って、一番印象に残っていることは何でしょうか。
「とにかく寒かったです。防寒対策には、とても気を使いました」
・種目の中で、印象に残っていることはありますか。
「やはり、失敗してしまった、決勝の不整地小回りです。
  大回りのために、一回コブをならしていて、はっきりとしたラインが無くなっていましたから、滑り方がとても難しかったんです。
  ただ、そこで板にきちんと乗っていけなかったのは、私の技術が足りなかったということだと思います」
・(ちょっとリアクションに困りつつ)最後に、技選で高得点を出すために、伊藤さんが意識していることを教えて下さい。
「流れだと思います。流れが途切れないようにすることを、第一に考えています」

◆女子総合優勝 進藤幸恵選手(柏市スキー連盟)
・初優勝おめでとうございます。大会を振り返って、一番印象に残っていることは何でしょうか。
「決勝の整地種目です。素晴らしい条件のバーンで滑ることができました」
・決勝の整地バーンは、本当に良いコンディションでしたね。
  トップと他の選手の差が出てくるのは、不整地の種目だと思うのですが、不整地を滑るときにはどんなことを注意していますか。
「スピードです。不整地ではどうしてもスピードが落ちてしまいますが、それでは高得点が狙えないので、できるだけスピードを殺さないように注意して滑りました」
・最後に、全日本へ向けての進藤さんの意気込みを聞かせて下さい。
「まずは準決勝進出を目指して頑張ります。よろしくお願いします」


神奈川総合優勝 武田真樹選手


神奈川総合優勝 永吉雪絵選手

◆神奈川県 男子総合優勝 武田 真樹選手(ド・ネージュ)
・優勝おめでとうございます。今回で何度目の優勝でしょうか。
「確か、5回目だったと思います」
・大会を振り返って、一番印象に残っていることは何でしょうか。
「雪が降りましたが、とても軟らかい雪質でした。足をとられている選手が多かったので、力まないことを意識して滑りました。
  それと、疲れましたね。2日間で8種目という日程ですが、普通に考える以上に疲れる大会です」
・私も予選だけ滑りましたが、4本滑っただけなのに、2日間猛練習したくらいに疲れました。それだけ、集中力が必要な大会なんでしょうね。
  最後に、技選で高得点を出すために、武田さんが意識していることを教えて下さい。
「今回の大会で、という話になりますが、カービングターンというか、大きく角を立てて滑っている選手が多かったように思いました。
  それに対して私は、角を立て過ぎず、ずらしのコントロールも使いながら滑るようにしました。それが高得点につながったと思います」

◆神奈川県 女子総合優勝 永吉 雪絵選手(シーフェル)
・優勝おめでとうございます。
  大会を振り返って、一番印象に残っていることは何でしょうか。
「そうですね・・・、とっても寒かったです!」
・伊藤さんも同じコメントでした(笑)。寒かったですよね。
  次に、技選で高得点を出すために、永吉さんが意識していることを教えて下さい。
「意識ですか。いつも通りに滑りましたから・・・。
  だから、あえて言うなら、いつも通りの滑りができるような、精神的な持っていき方が大事だと思います」
・気持ちを盛り上げるんでしょうか、それとも落ち着かせるんでしょうか。
「う〜ん、どちらもちょっと違うかな。大会の雰囲気に呑まれないように、ということです。
  回りの選手を気にせず、自分を信じてあげることができた時に、いつも通りの滑りができるんだと思います」
・大会で結果を出す為には、メンタル面の工夫も必要ということですね。
  最後に、全日本へ向けての永吉さんの意気込みを聞かせて下さい。
「前に準決勝まで出たことがありますから、今回もまずは準決勝に復活したいです」

大川広樹広報委員

緊張の瞬間

◆インタビューをまとめて・・・
  閉会式終了後のあわただしい時間に、急にインタビューのお願いをしてしまい、選手のみなさんには、とてもご迷惑をおかけしてしまいました。
  ところが、みなさん嫌な顔一つ見せることなく、新米インタビュアーの漠然とした質問に対しても、一つ一つの言葉を噛み締めるように、丁寧に答えていただきました。本当にありがとうございます。
  トップ選手はスキー技術に優れているだけではなく、それを伝えようとする意識の高さも素晴らしいんだな、と実感しました。

 また、第一に意識しているポイントが、みなさんそれぞれ違っていたのも、印象的でした。
  こうした違いが、滑りの個性へとつながっているのかもしれないと思いました。

 今回は、トップ選手の魅力に直に触れ、非常に貴重な体験をすることができました。
  代表選手のみなさんの、全日本でのご活躍をお祈りします。

 インタビュアー 広報委員 大川 広樹


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