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第3回神奈川県・千葉県スキー技術選手権大会
大川広樹 広報委員レポート
平成16年1月23(金)〜25日(日)

突撃体験レポート大川広樹 広報委員

スタート前の緊張の瞬間

◆はじめに
  ごぶさたしています、広報委員の大川です。
  今年は、県技術選のレポートを担当することになりました。
  しかも、実際に大会にエントリー(初出場)し、選手を兼ねての突撃体験レポートです。
(いや、決して、体当たり取材が好きなわけではないのですが、いつも何故かこういうことに・・・)
  昨年の私は、準指導員検定を受験生として、レポートしました。
  その時は、「準指導員検定を受験したいと思う人が増えるようなレポートを書く!」と目標を立てたのですが、残念ながら、今年は受験者が減ってしまいました。
  なので、今年は、来年の県技術選にエントリーする人が増えるように、張り切ってレポートさせていただきたいと思います。

◆大会前日
  そもそも、私が県技術選に出場することになったきっかけは、準指導員検定に合格した時に、同じ相模原の協会でSAJ専門委員の岡田良平さんと交わした約束でした。
「指導者になっても、自分自身の技術を磨くことを怠らないで欲しい。スキー大学か、県技術選か、自分のスキー技術を向上させるための行事に参加して欲しい」
  やっとのことで準指導員検定に合格したとはいえ、実践種目が苦手なへっぽこスキーヤーの私は、準指導員の名に恥じないスキーヤーになるために、県技術選に出ようと思ったのでした。
  そんな思いを胸に、指導員会の特別研究会に参加するクラブの仲間と2人で車山入り。
  前日の夜も、スカイパークホテルで23:00まで受け付けを行っていると聞いていたので、なんとかそれに間に合えばと思っていたのですが、車山に到着したのは23:10。
  残念ながら一足違いで間に合いませんでした。
  選手にとって、朝の時間に余裕ができて非常に助かる、この前日受け付け。
  役員のみなさんにとっては大変でしょうが、是非とも続けていただきたいと思います。


プロカメラマンも参加


ジャッジも準備万端です

◆初日(予選ラウンド)
  天気は雪。中央道が通行止めになり、開会式に間に合わない選手もいたようです。
  スカイプラザ2階で開会式と選手会。
  開会式の役員紹介では、最後に私の名前が呼ばれ、起立・礼。
  ゼッケンをつけて、首からカメラを下げて、役員と紹介されるので、ワケが分からないという顔をしている人もいました。本人もワケが分かっていません(笑)。
  詳しい開会式と選手会の模様はこちら

 コースに5cm以上の雪が積もっているので、競技開始前に選手全員でコース整備をしました。12月の指導員研修会では、滑走可能なコースはスラロームコースだけでした。その後もクラブや協会の行事が続いて、今シーズン、スポーツマンコースはまだ一度も滑っていません。 昨シーズンの準指導員検定以来のスポーツマンコースを、横滑りでデラがけしているうちに、様々な記憶がよみがえってきました。
  いい滑りが出来た時もあったはずなのですが、思い出すのは失敗した時の滑りばかり。どうやら、早くも雰囲気に呑まれかけていたようです。
  以下、自分が滑った順番に各種目の様子を報告します。

リラックスが一番

さあスタート、いくぞ

1.大回り・急斜面・整地・フリー
 
競技が開始され、次々と選手がスタートしていきます。
  たまに選手同士が声援を掛け合う場面がありましたが、基本的には静かで重い空気が流れています。相模原市の技術選手権には、何度も出場したことがあるのですが、お正月に開催されることもあってか、お祭り的で明るい雰囲気の大会です。準指導員検定の時も、緊張はしていたのですが、勝負の場ではないので、受験生同士でよく声を掛け合っていたものでした。
  重い空気の中で、体験したことのないプレッシャーに負けそうになっていた時、隣の整地小回りのスタート地点で待機している長田さん(同じ協会で、去年の準指導員検定のトップ合格者)を発見。地獄に仏を見たような気持ちで話し掛けると、長田さんも相当、緊張している様子です。
  2人で、SAJイグザミナーの金子裕之さんから教わった「手首ブラブラ体操」(本当にこういう名前の体操)をやって、少しでも緊張をほぐそうと努力しました。
  かなり余裕を持って待機していたのですが、みるみるうちに自分の順番が近づいてきます。今回、私の5人前が、なんとSAJナショナルデモンストレーターの伊藤敦さんでした。
 スタートの雄姿をカメラに収め、彼のスピードとテクニックに呆然としているうちに、自分の番が回ってきました。
 久しぶりのスポーツマンコース。
 整地小回りとバーンを分け合っているので、普段滑る時よりも縦のターンを意識する必要がありそうです。大会や検定の時にいつもやっているのですが、雰囲気に呑まれないように、スタートの合図が出てから一拍おき、声を出してスタートしました。

 でも、ダメでした。気が付いたらゴールです。
 呆然とジャッジの採点(当然、ひどい点数)を聞きながらゴールエリアを出ると、少しずつ、自分がどんな滑りをしたか思い出してきました。酔いつぶれてしまった翌朝、前の日に何があったか、少しずつ思い出していく、あのイヤな感じです(大酒飲みしか分からないたとえですみません)。
 ポジションも運動もラインどりも最悪。自分の良いところが全く出せませんでした。
  これまで、役員5割・選手5割くらいだった気持ちが、悔しくて一気に選手8割・役員2割くらいに変わりました(ええっ!?)。

2.小回り・急斜面・整地・フリー
 
気持ちを切り替えて、整地小回りのスタート地点で待機。
  既に滑り終えた選手たちの会話から、バーンが思ったよりも軟らかかったとの情報が入ってきます。
  それなら強気に行ってみようと、勢いをつけてスタートしたところ、バーンは大勢の選手に磨かれた後で、表面の雪が飛んでなくなり相当硬くなっています。直前の選手の滑りを、もっと注意深く観察しておくんだった〜。と、後悔しても、時すでに遅し。
  覚悟を決めて、力任せに板をコントロールし、どうにかラインを外さずにゴールすることが出来ましたが、何しろ乱暴な滑りだったので、やはり点は出ませんでした。
  上位に入るような選手の滑りを見ていて感じた「点が出る滑り」は、板が体の横から大きく入ってきて、そのまま最後まで回しこむような滑りでした。
  しっかりと回しこむのですが、スピードは落ちません。コースの脇から見ていると良く分かるのですが、落差を大きくとっているので、スピードを維持したまま小回りが出来ているようでした。

キャプテンコース

アナウンス係も頑張りました

3.小回り・中急斜面・不整地・フリー
 
続いての種目は、不整地小回り。
  朝のコース整備の時は、雪が降り積もって、どこにコブがあるのか分からないような状態でしたが、3番目の種目とあって、既にキャプテンコース特有の不規則なコブが姿を現しています。
  トップ選手にとっては見せ所となる不整地種目。攻撃的な滑りを見せる選手には、大きな歓声が上がっていました。
  今回、伊藤敦さんの滑りは私にとって驚きの連続だったのですが、この種目の、まるで整地を滑るかのようにスムーズな滑りが、一番の驚きでした。

   いろいろな選手を観察していると、この種目で点の出る滑りは、コブの上の方から上の方へとリズム良く飛び移るようなイメージの滑りだったと思います。
    それは重々承知していたのですが、そんなサーカスのような芸当が出来ない私は、準指導員検定の時と同じような要領で、コブの真ん中あたりを通りながら、ラインを外さないようにジャッジに向かって真っ直ぐ滑ることだけ考えました。
    現状のベストの滑りが出来たと思いますが、やはり要求されている滑りと違うということでしょう。良い点は出せませんでした。
不整地に関しては、滑り方を根本的に変えないと、お話にならないと感じました。急に大会バーンでそんな滑りは出来ませんから、もっと緩くて軟らかいコブを使って、少しずつ練習していこうと思います。

4.総合滑降・総合斜面・規制
 
今年の総合滑降は「規制」と銘打たれていて、他の選手と「何のことだろう?」と話していたのですが、コース中程にポールが2本立てられていて、ここの間を通過しなさいという規制でした。
  規制エリア付近にはウェーブのような段差が作られていて、ここをどのように通過するかも、成功と失敗の分かれ目になっていたように思います。
  時間のかかる不整地の後の総滑なので、ビーナスコースのスタート地点につくと、すぐにゼッケンコールになりました。
  既に決勝進出の目は残っていないものの、ここで告白すると、日曜日のクラブツアーをほったらかしての技選出場です。
 手ぶらでは帰れません。せめて、クラブに何らかの手ごたえを持ち帰らないといけません。スキー操作の上手くない私にとって幸いなことに、総合滑降は、スピードとリズムとライン取りで、高得点を出すことの出来る種目です(ってこれ、偏見ですか?)。
  最後の種目ということで、コースは若干荒れていましたが、今までの種目でスピード不足を感じていたので、ここは思い切りスピードを出すことにしました。

 恐怖心との戦いという意味でも、スキー技術という意味でも、自分にとって限界ギリギリのスピード(この大会に出場するような選手にとっては、普段の練習から慣れているスピードでしょうが)で滑降しました。
  リズム変化は、途中で2箇所に小回りを入れるつもりだったのですが、何しろスピードが出ていたので、ほとんど中回りになっていたかもしれません。
  また、規制地点を駆け抜ける時、2段目のウェーブで体が飛び上がりそうになってしまい、ほとんど悲鳴に近い声(何と言ったか良くおぼえていない)で気合いを入れて、なんとか体を押さえました。後で、それを見ていた人にからかわれてしまったのですが、多分、そうしていなかったら、空高くぶっ飛んでいたと思います。スポーツは声出してなんぼです。
 あと、これはサポートの人から聞いていたのですが、規制地点の右下に3段目の隠れウェーブがあり、そこに乗って飛んでしまった選手が多かったようです。
  コントロールを失って、そちらに突っ込んでしまうことがないように、それだけは気をつけて滑りました。

 止まれなかったらどうしようと冷や冷やしていたのですが、緩斜面に入ってから小回り(中回り?)を入れたので、どうにかゴールエリア内で停止することが出来ました。心拍数が急激に上がっています。目は少し涙ぐんでいます。

 ゴールエリアを息を切らして抜けながら、さあ何点ですか? とアナウンスに耳を傾けました。
    「ただ今の得点は、83点・80点・81点・83点・84点」
 初めて、ジャッジ全員が80点台を出してくれました。
 嬉しくて、(本当に)飛び上がって喜んだのですが、後でリザルトを見てみたら、総合滑降はどの選手も高得点を出すので、これでも平均点より下だったのでした(がっくし)。

滑り終わって観戦

ギャラリーの応援が一番です

◆予選リザルト発表
 宿に帰った瞬間に、疲れがどっと押し寄せてきました。4種目しか滑っていないのに、2日間猛練習したような疲れ方です。
  寒さに耐えていたのと、集中していたのとで、普段の倍疲れたのでしょう。
  部屋でぐったりして、夕食の時間まで何もできませんでした。

 20:00、本部宿舎のスカイパークホテルと、私が宿泊していたハイランドホテルで、予選ラウンドのリザルトが発表されました。リザルトの前には、発表と同時に黒山の人だかりができて、なかなか全体の様子がつかめません。

 誰もが気になる上位陣の成績は、
  男子は1位 伊藤敦選手、22点差で2位 翠川和也選手、さらに 3点差で3位 武田真樹選手。
  女子は1位 進藤幸恵選手、1点差で2位 吉原ゆみ子選手、さらに10点差で3位 武井智栄選手。
  ・・・でした。明日の決勝で、どれくらい順位が入れ替わるでしょうか。

 そして、私だけが気になる私の成績は、整地大回りが236点で300位、整地小回りが238点で155位、不整地小回りが232点で279位、総合滑降が247点で193位、そして、合計が953点で252位。
  男子は150位タイまでが決勝ラウンド進出ですから、残念ながら圧倒的な実力の差で、予選ラウンド敗退となってしまいました。これで2日目は取材に専念出来るようになりました(苦笑)。ちょっとだけ悔しいですが。

 予選ラウンド全体のリザルトはこちら。

総合滑降スタート!

不整地大回りでバランスを崩すが

◆2日目(決勝ラウンド)
 2日目は見事に晴れて、絶好のコンディション。
 決勝ラウンド進出を決めた選手たちには、何よりの贈り物だったのではないでしょうか。

 競技開始前の時間、スカイシティーでネットサーフィンしている人を何気なく見ていると、なんと、SAKのホームページに昨日の予選ラウンドのリザルトが早くも掲載されていました。
 SAKのホームページの速報性の高さにあらためて感動しましたが、ここまでの速報性を追求されると、レポートの締め切りも厳しくなる一方なので、広報委員としては困ったところです(笑)。

 以下、私が取材した順番に各種目の模様をお伝えします。

1.大回り・中急斜面・不整地・フリー

 今年から新しく採用された種目です。
 キャプテンコースは、ある程度は、ならされていましたが、それでもかなりのデコボコがあるバーンです。そんなコースを選手たちが次々と攻めていくので、今大会で、ギャラリーの反応が一番良い種目になったと思います。もちろん、不整地で安定したターンを続けることは難しく、転倒したり、リカバリーの連続になる選手も多く見受けられました。
  しかし、多少の失敗も見事なリカバリーで立て直した選手には、大きな歓声が起こり、ジャッジの採点もそれほどは崩れなかったように感じました。

 上位の選手が体で見せたこの種目のポイントは、荒れたバーンに負けないフィジカルの強さ。そして、ライン取りとスピードだったと思います。
  さて、体力差を考慮してのことだと思いますが、女子組はスタートを下げて競技を行っていました。はじめ10m程スタートが下がったのですが、目の前で男子選手の転倒を見ていた女子選手達の間から、「まだ高い、高い〜」「もっと下げて〜」「滑れな〜い」「ありえな〜い」と黄色い声が飛びます。
 これには、役員の皆さんも苦笑いしていましたが、そんなやりとりを続けているうちに、下にいる役員から「これ以上下げるのは、勘弁して下さい」と、異例のお願い(?)があり、競技が再開されました。
 競技が始まってみると、確かに苦戦している選手も多かったのですが、スタート前のやり取りが嘘のように、男子顔負けのスピードで滑降していく選手もいました。
 男子もそうだと思いますが、女子は特に、不整地の出来不出来で差が開いたのではないでしょうか。
  はじめは転倒者の多さに「なんて恐ろしい種目なんだ!」、と思って見ていた私ですが、見ているうちに感覚が麻痺してきたのか、「自分ならどれくらい出来るのか?」と試したくなってしまいました。
 で、競技終了後、ショートポールを下に降ろすついでに、コースを中程から滑ってみたのですが、傍から見ていると小さく見えるコブも、大回りで滑ってみると非常に大きな反発を返してきます。これを、上から滑ったら、どれくらいのスピードが出て、どれくらいの反発が返って来るのか・・・。想像するだに恐ろしい。改めて、決勝ラウンドに進出した選手たちの実力を思い知りました。

2.総合滑降・総合斜面・フリー
 
総合滑降の舞台となったビーナスコースは、初日と打って変わって、完璧な整地がほどこされていました。各選手、この理想的なコースで、それぞれの持ち味をいかんなく発揮していたように思います。
  猛スピードで駆け抜けていく選手達が本当に気持ち良さそうで、この種目を取材している時は、予選ラウンドで敗退してしまったことを本当に残念に思いました。
  得点に関して言えば、コースの条件が良かった分、他の選手との差を出すのが難しかったのではないでしょうか。ライン取りや、スピードや、ターンそのものに、はっきりとした個性を持っている選手が高得点を出していたように思います。

さて得点は


小回り・中級斜面整地フリー

3.小回り・中急斜面・不整地・フリー
 
不整地大回りの後に、キャプテンコースで行われたこの種目。コースの下の方は整地に近い状態になっていたものの、上の方はいつにも増して分かりづらいコブになっており、ラインを外してしまう選手が続出しました。
  これまで終始安定した滑りを見せていた伊藤敦さんも、ラインが乱れ、コブからのはね返りを吸収しきれずに転倒。ゴールエリアで胸を押さえてうずくまる姿に、ギャラリーが大きくどよめきました。
  閉会式終了後のインタビューで、伊藤さんがこの時の話をされて、慌てた私は話題を変えてしまいました。でも、今思えば、伊藤さんのように高いレベルで戦ってきた選手であれば、こういった場面は何度も体験しているはずで、その度に、うまく気持ちを切り替えることができるから、すぐれた結果を出せるのではないでしょうか。
 この時のことを、もう少し踏み込んで聞いておけば良かったと、今は少し後悔しています。

4.小回り・中急斜面・整地・フリー
 
整地小回りは、ビーナスコースで行われました。この種目で印象に残ったのは、とにかくスピードです。滑降そのもののスピード、切れていく板のスピード、脚の運動のスピード、ストックワークのスピード・・・。
 決勝ラウンドに勝ち抜くレベルの選手が次々と小回りで降りてくるこの迫力は、なかなか味わえません。
  この中で高得点を出す選手の滑りというのは、やはり、予選ラウンドと同じく、スピードと回しこみの両方を兼ね備えた滑りだったと思います。

 全ての競技終了後、選手の写真を撮影していたプロカメラマンの上田勉さんとお話をしました。選手やギャラリーの中にも、気になっていた人がいたのではないでしょうか、まるで対戦車ロケット砲の様に巨大なレンズのついたカメラ。
  あれはデジタルカメラで、最大40枚くらいの写真を連続撮影出来るのだそうです。今回は、予選ラウンド終了後に、CD-Rに焼いた選手の写真が販売されていました。
  クリアで、大きく写った連続写真です。並のカメラ・並の技術では撮影出来ません。こんな写真を撮影してもらえるのも、県技術選に出場した特典の一つかな、と思いました。

熱戦が繰り広げられました

来年は参加してみませんか

3日目(表彰式・閉会式)
 スカイプラザ2階で表彰式ならびに閉会式が行われました。
  千葉県から伊藤敦さん・進藤幸恵さん、神奈川県から武田真樹さん・永吉雪絵さんを筆頭に、全日本へと派遣される代表選手が発表されました。

詳しい閉会式の模様はこちら。
決勝ラウンド全体のリザルトはこちら。
優勝者インタビューはこちら。
神奈川県の代表選手はこちら。

◆おわりに
 こうして、3日間に渡って繰り広げられた大会が終わりました。
  今回、実際に選手として滑って、何よりも感じたのは、この車山の急斜面を短い時間とはいえ、占有できることの気持ち良さです。
  そして、神奈川と千葉の2県から集まってきた、高い技術を持つスキーヤーの滑りを間近に見ることによって、これから自分がどういう滑りを目指すべきかを知ることが出来るということです。

 選手としては残念な結果に終わりましたが、とても勉強になりました。そして、もっとスキーが上手くなりたいと思いました。
  実は、準指導員検定に合格した直後、大きな目標を見失った気がして、精神的にひどく落ち込んだことがありました(3年もかかって、せっかく合格できたのに、人の心は不思議です)。
  それで、その時は、レポートの提出がひどく遅れてしまったのですが、今回はあの時よりずっと早くレポートを書き上げることが出来ました。目標がシンプルだと言う事が分かって、簡単に見失ったりしなくなったのかもしれません。
  「準指導員の名に恥じないスキーヤー」には、まだまだなれていないかも知れませんが、これからも、機会があるたびにこの大会に出場したいと思います。
  今からトップ選手を目指すには無理がある、私なりの「県技術選の使い方」です。

 これを読んでいるみなさんも、来年は是非、出場して下さい。


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