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国体選考会

◆選手宣誓は、関美和子さん
 3戦目はいよいよ国体選考会だ。観光協会会館で行なわれた開会式では、関美和子さんが、元気に選手宣誓を行った。その後、シード選手のドローが行われた。

 翌日は2日続いた晴天が、一転して雨。なんと1月に雨が降るとは、まるで3月のような状況になった。朝方は小雨で時折日も差し込む状態だったが、午後に入り雨が強くなった。

◆セッターの狙いは
 セッターは、中田、阿南、大竹。A,B,Cコースがあるが、Bコースの中田セッターは緩斜面から急斜面に入るポールが緩斜面から見ると、振ってあるように見えるが、実は急斜面のフォールラインに合わせてあるので、入り方が悪いと大きなタイムロスが生じる設定と話す。急斜面は、適度なスピードを確保してその後の緩斜面に入っていける設定。2つ目の急斜面からゴール付近にうねりがあり、若干振られており、ここもポイントだという。 ACコースは阿南、大竹セッター。前半の廊下状の緩斜面から尾根伝いに急斜面にはスムーズに入るが、後半若干降ってあるセットで、減速せずに緩斜面に入れるかがポイントという。Cセットは全体的にスピードポールとなった。

◆斜面変化への対応がポイント
 ただ、セットを難しくしたりということは基本的にはなく、全体的には落とし穴のない、素直なセットといえるだろう。最終的には、斜面変化に対する対応がポイントで、インスペクションを有効に利用することが重要であるとのこと。また、練習では斜面変化への対応を考えてほしいと、菊地本部長が話す。

◆雨がスピードコースに
 男子Bがスタートしたあたりでは本格的な雨となってしまった。ただ、スノーセメントは天候とは逆に効果を発揮、Cコースは高速なコースとなった。ただ、高速で滑ってくるとゴール前の緩斜面には大きなのうねりがあり、選手達には最大の敵となった。ほとんどの選手が大きく振られ、バランスを崩したり、転倒も続出する結果となったが、それが順位に大きな影響を及ぼした。

リザルト
男子   女子  
★少年   ★少年  

★成年A

  ★成年A  
★成年B   ★成年B  
★成年C      
入賞者
大回転 クラス:女子少年
1位 三星眞奈美 荏田高校 1:02.79
2位 八木翔子 神奈川総合高校 1:04.73
3位 関美和子 関東学院高校 1:06.81
4位 門倉美由紀 相模女子大高校 1:07.48
5位 高井美弥 関東学院六浦高校 1:07.50
6位 井出晶子 ショウナンキッズ 1:08.74
◆三星真奈美が圧倒的な強さ
 女子少年は、ジュニア、スーパーGと連続で1位の三星眞奈美(荏田高校)が1:02.79で、圧倒的な強さを誇った。2位、八木翔子(神奈川総合高校)も大健闘で1:04.73。3位は関美和子(関東学院高校)1:06.81。1位〜3位まで、その差はそれぞれ2秒差となった。
大回転 クラス:女子成年A
1位 与口華那 日本女子体育大学 1:04.15
2位 尾野由希恵 日本女子体育大学 1:11.17
3位      
4位      
5位      
6位      
◆参加が少ないが、与口華那が順当に
 女子成年Aは、エントリーは4名であったが、2名が出場した。1位は、与口華那で1:04.15、2位は、尾野由希恵(日本女子体育大学)1:11.17であった。
大回転 クラス:女子成年B
1位 森川順子 クラブ・ド・ネージュ 1:03.00
2位 鹿野亜季子 横浜スキークラブ 1:03.74
3位 内田美穂 ショウナンキッズ 1:05.77
4位 水野みどり 日産車体 1:06.23
5位 羽鳥綾子 富士通 1:06.32
6位 伊藤優子 EL−OSO 1:07.92
◆森川順子も3戦制覇でトップ
 女子成年B1位は、森川順子(クラブ・ド・ネージュ)1:03.00でマスターズ、スーパーGに続きトップをキープしたのは素晴らしい。さすが、昨年も国体に選考されている実績か。2位は鹿野亜季子(横浜スキークラブ)1:03.74で大健闘、3位に内田美穂(ショウナンキッズ)1:05.77となった。内田美穂は昨年の国体では、ジャイアントスラローム成年女子Bで8位入賞を果たし、神奈川のポイント獲得に大きく貢献した選手だ。が、大きなミスがあったのか、タイムは大きく遅れている。
入賞者
大回転 クラス:男子少年
1位 平賀淳人 川崎スキークラブ 1:02:27
2位 池辺寛一 横浜商大高校 1:02.28
3位 土井雄太 栄光学園高校 1:02.30
4位 池谷義則 ショウナンキッズ 1:03.48
5位 渡部佑也 横浜商大高校 1:03.56
6位 田中成明 森村学園高校 1:03.60

◆平賀淳人が初制覇!
 男子少年は、1位に平賀淳人(川崎スキークラブ)1:02:27が、2位池辺寛一(横浜商大高校)1:02.28をなんと、1/100秒の差でラップを取った。平賀淳人は小学校からいろいろな大会出ているが、上位入賞はするものの2位が最高だったと聞く。今回の1位は初めてと聞く。こころからおめでとうと言いたい。

大回転 クラス:男子成年A
1位 三星雄大 法政大学 1:00.19
2位 森 健 青森大学 1:00.82
3位 蔵本浩一 横浜レーシング 1:01.34
4位 濱 秀徳 ビックディップ 1:01.71
5位 岡本晋二郎 ソニー厚木 1:02.58
6位 河口鉱太朗 神奈川大学 1:03.24
◆三星雄大が圧倒的な強さを誇る
 男子成年Aは、三星雄大(法政大学)が1:00.19で、ここでも1位。注目は、2位の森健(青森大学)が1:00.82で健闘。3位は蔵本浩一(横浜レーシング)1:01.34となった。
大回転 クラス:男子成年B
1位 伊東雄一 ショウナンキッズ 58.37
2位 草間弘樹 日産車体 59.30
3位 北埜章弘 北埜章弘 1:00.74
4位 岡本雄一郎 いすゞ川崎 1:00.81
5位 永吉 登 シーフェル 1:00.99
6位 原田健司 ソニー厚木 1:01.16

◆混戦模様の中、素晴らしいタイムが
 シード選手が滑る中、原田健司(ソニー厚木)が1:01.16のタイムを出し、歓声が上がる。しばらく一位の座が続いたが、14番スタートの草間弘樹(日産車体)が59.30を記録。驚いている間に、15番スタートの伊東雄一(ショウナンキッズ)が58.37をたたき出す。驚くべきタイムが出て大歓声があがる。やはりスピードコースか。しかし、レースは面白い。ドローの結果とは言え、シード選手中最終スタートが1位とは。ゴールにはドラマが待っている。3位北埜章弘(北埜章弘)、4位岡本雄一郎(いすゞ川崎)、永吉 登(シーフェル)はいずれもシード外選手が入賞。

大回転 クラス:男子成年C
1位 北野教正 IBMスキー部 1:01.46
2位 牧野高行 ビックディップ 1:01.97
3位 谷口雄大 ユーベル 1:02.81
4位 花田 要 厚木SC 1:03.65
5位 西 秀昭 神奈川若葉 1:03.90
6位 有馬 徹 東電神奈川 1:03.95
◆北野教正が1位に
 男子の最初は成年C。1位は北野教正(IBMスキー部)1:01.46、2位が牧野高行   (ビックディップ)1:01.97、3位、谷口雄大(ユーベル)1:02.81。

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