本間主任講師 |
先週、中央研修会を終了しました。タイトなスケジュールで内容も多いのですが、よろしく御願いします。今回のテーマですが、オフシャルブックにもありますが、目標とするテーマとして、指導活動のマネージメントとあります。 これも理論編に含まれておりますが、メインテーマとしてとらえてください。それから、理論の研修会としては、最近、発刊された、理論編に加え、実技編、安全編、検定編の4冊の理解と言うことになります。実技に関しては、各県連で行っていただきますが、実技内容に検定種目も含まれており、デモンストレーションもありますので、ご確認ください。 |
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・オフィシャルブック14P検定編の理解 今回の検定の文言修正や内容修正が書かれております。20Pから規定などの手直しが掲載されています。検定の基本的な考え方ですが、検定の内容は変化ありませんが、基本的な考え方として、 1、基礎スキー技能テストは、受検するスキーヤーに視点を置き、スキーを継続する意欲、あるいは学習意欲を喚起するものでなければならない。 2、指導活動と関連の有る技能評価とする 3、基礎スキー検定では、指導活動に必要とする技術の理解力、指導表現力、技能が一定水準に到達しているかを評価する。 新制度の疑問点と要望について6項目のせてありますので、読んでいただきたいと思います。特には、コンフォートパラレルターンですが、これはコンフォートパラレルターンと言う技術があるのではなく、コンフォート指向のスキッディング要素+カービング要素のパラレルターンということで、セーフティ、コンフォート、チャレンジという言葉は指向を示す用語であります。技術用語ではありませんので、あらためて意思統一したいと思います。 ジュニアテストにつきましては、ポールを滑ってゴールすることで誰が見ても明確な合否判定といたしました。できれば、基礎スキーの関係者も競技の方に関心を持っていただき、ポールセットを行うとか、資格を取るなりしていただきたいと思います。ジュニアがスキーに参加する機会が減っております。是非、ジュニアの活性化をはかるためにも、興味の有る方式といたしました。 実技に関して、2つの観点。実技編における研修テーマの流れと検定の種目についての理解でデモの合宿を行いました。昨年まで統一見解の出にくかった種目、4つの種目を設定して中心にやりました。プルークボーゲンの3態とシュテムターンについて、じっくり研修をしました。 まず、プルークボーゲンですが昨年と若干ニュアンスがかわりました セフティ指向のスキッディング要素のプルークボーゲン、これは要領としては、押しだし操作によるものです。昨年はどちらかと言うと荷重移動という形で上体を傾けて行いましたが、今回は押し出し操作ということになります。少し、脚の動きがある、昨年は脚の運動ができにくいスキーヤーに指導と言うことで、脚の動きはありませんでした。ご理解ください。 コンフォート指向のスキッディング要素+カービング要素のプルークボーゲン、これは押しだし操作からひねり操作に移行していきます。ですから、脚の回旋運動から少し上下の動きが出てきます。 チャレンジ指向のカービング要素のプルークボーゲンは、傾け操作によるプルークボーゲンです。 この3態とも、プルークボーゲンですので、プルークの形状は若干変わりますが、形状は維持していただかないといけませんので、ご理解ください。 シュテムターンですが、押しだし操作によるスキッディング要素ということになります。昨年もシュテムターンがわかりにくかったのですが、ターン弧のスペースが横に大きくならないものを要求していたのですが、大きくなってしまいますと、後半、カービング的要素になってしまい、スキッディング要素ではなくなってしまいます。ここで、今回、スキッディング要素のシュテムターンですので、できるだけ横方向にスペースを取らないで、縦方向にスキッディングの多いものをやっていただきたいと思います。 4つの種目に中における、操作要領、動作の要領、スピード、ターン弧の質、舵取りの質、スキーのテールの問題、たとえばスキッディング+カービングでは前半がスキッディングで後半がカービングになりますので、前半はプルークの形状に対して後半は少しせまくなる形になるかと思います。それから、カービングターンの場合はよりワイドスタンスに近いVの字になると思います。現れてくるポジションも違い、上下の動きから左右の動きになります。ポジションの変化も合わせて、研修で理解していただきたいと思います。 最後に、72P〜78Pスポーツ指導者制度について(省略) |
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御願いがあります。この研修会のテーマをそのままやるのではなくて、幅の広い研修会にしたいと思います。それから、技術選手権が八方で行われますが、今年もラージヒルのランディングバーンを使います。一応17時ということで、ナイターとします。今回は、カービング要素による小回りが新しく設けられました。 |