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◆山田専務理事 詳細内容

■山田専務理事ご挨拶

◆オーストリーのキッツシュタインホルンの事故のあわれた方々の冥福をお祈りするとともに、
         ご家族の方々には哀悼の意を表します。

  先日の、オーストリーのキッツシュタインホルンの事故は皆さんもご存知だと思います。その事故で亡くなられた出口沖彦さんは神奈川県のブロック技術員もスキーを習ったことがある、東京都連のブロック技術員で、私共とも非常に関連の深い方でしたので大変残念に思います。また、慶応大学の学生の楢原りょうこさんですが、神奈川県の専門委員だった、楢原ひとしこさんのご令嬢でした。犠牲になられた方、本当に気の毒であり、まだ遺体の確認はされていませんが、スキー連盟として皆さんとともにご冥福をお祈りするとともに、ご家族の方々には哀悼の意を表したいと考えています。私たちも、いつあのような事故に遭うかわかりません。行事の中ではできるだけリスクの大きくならないような交通手段、また、運営の仕方をしてきたいと心がけたいと思います。皆さんも指導員をとられた暁には事故その他についてはスキー場に行くまでの手段も含めて、生徒の方、同行者の皆さんに気を配るという必要があると思いますので、この場を借りてお願いいたします。

◆ 準指受験者hは頭の中で良く理解すること

 検定については本日も講師の方がいろいろお話くださると思います。スキーは日々改良されて、カービングスキーという最高の性能の板がでてきていますので、技術は簡単になってきています。理論も簡単にということで、教程も5冊になってしまいましたが、準指導員は筆記ではほとんど不合格になることはありません。1級をとったとき以上の情熱をもって望めば合格するはずですが、教程に書いてある、準指導員検定の種目の理解の難しさというものもあると思います。頭の中で理解し、教程、教本をよく呼んでいただいて、その動きとそこにかいてあることをよく考えていただくと合格率が高まるのではないかと考えます。

◆指導員を落ちる方の大半が理論で…

  今日は正指導員を受験される方もいらっしゃいますが、正指導員は理論が非常に大切です。準指導員では理論で不合格になる方はほとんどいません。中には名前以外書いていないという方もいて、そういう方は来年も、ということになるわけですが、正指では落ちる方の半数が筆記で落ちています。正指の筆記は簡単ではありません。日々、教程教本をよく読んで努力するようにお願いしたいと思います。今日講師をされる方は正指の検定も行っていますが、神奈川の受験者は毎年、実技ではわかっているのに筆記がたりないという方が多いようです。技術が良いから理論が少々足りなくても良いじゃないかということは絶対にありません。正指を受ける方は、市販の問題集を見るなどして問題の傾向を調べて、筆記の勉強を怠りなく行っていただきたい。今日の理論講習のあとは雪上を残すだけですので、何か疑問があったら担当の講師に聞くなどして、今日1日がんばってください。皆さんのご検討をお祈りしています。


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