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「SAK・SAC スノーパラダイスin北海道」
出発
大井智子 広報委員レポート

写真:羽田で、左から大井さん、中里さん、小池さん 左から、大井さん、中里さん、小池さん
写真:にっこりVサインありがとう さぁ、これから楽しみましょう

 月はほぼ満月。羽田空港に向かうモノレールの窓からは、臨海副都心の大観覧車やレインボーブリッジの灯りが見える。いよいよ「スノーパラダイスin北海道」の始まりだ。今回は、全行事日程(12月9日(火)〜12月14日(日))の2日目となる、12月10日(水)羽田空港発のAコースで参加する。

 通称ビッグバードの羽田空港のアトリウムには巨大なクリスマスツリーが飾られていた。その横を通り抜け、長いエスカレーターに乗り込み、集合場所の JAL 団体受付カウンターに到着。集合時間の19時になると、ぞくぞくと参加者が集まってきた。

 広報委員の参加は2名。OA機器に詳しい中里健二広報委員長(俗称、中里キャプテン。雪上取材は今回が発デビュー)がノートパソコンを持参し、デジタルビデオを撮り(静止画も撮れるらしい)、OAおんちでヒラ広報委員の私(北海道行事取材は去年に続いて2回目)がデジタルカメラを担当する。

写真:いつもきてくれる常連さん、ありがとう
みんな集合、常連さんありがとう
写真:電脳おじさん、おきなさん
電脳翁(おきな)こと阿部さん

 受付周辺では、去年と同じようにソニー厚木の“おきな”阿部文善さんがデジカメ撮影に大活躍中だった。彼は3台もカメラをポケットにしのばせて使い分け、常にブラインドタッチのように何かを撮影しているため、最終日のころには、参加者に「あの、カメラを撮ってる不思議な人」とかなり認知度が高まっていた。私にも、ポイントポイントで「デジカメの撮り方」など伝授してくれた。阿部さんは、自身のホームページで北海道ツアーの莫大な写真を公開してくれている。

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「7年ぶりの飛行機」

 せっかくの窓際の席も、あいにくの羽の上。それでも、「飛行機は7年ぶり」という中里キャプテンは、5分間ずっと振り返らず、東京湾の夜景に見入っていた。去年、窓際の席に座っていた木村徳善理事も、やはりこんな風にかたまっていたことを思い出す。

 私は、横にちょこんとx‘ mas リーフが飾られた機内の大画面で、離陸の様子を眺めていた。中里さんの肩越しのすき間から、モノレールから見た時よりも白く小さな月が、上空に浮かんでいるのが見える。5分ぶりに降り返った中里さんは「海ほたるが見えました」と、うれしさそうに報告した。「そーか、そーか」とあいづちを打ちながら、さっそく2人で今回の行事レポートの分担分けを行った。

写真:(左)大井さんと渡辺さん
(右)大井広報委員、渡辺教育本部長
写真:たっぷり北海道を楽しんでください
たっぷり北海道を楽しみましょう♪

「1シーズン100日滑る」

 通路側の席は、渡辺三郎教育本部長。むかしSAKの北海道研修会で渡辺さんの班に入ったとき、「あっ。デモンストレーターの渡辺三郎と同姓同名だ」と思ったものだ。聞いてみると、やはり「時々、まったく知らない人から結婚式の招待状が舞い込んだり、お手紙が届いたりした」らしい。それでも心やさしい渡辺さんは、「きっと先方がデモの渡辺さんと間違えてると思いましたが、一つずつお返事書くようにしてました」とカララと笑った。

 渡辺さんは埼玉県出身で、意外なことに高校時代までスキーはやっていなかったという。「いい時代でした。当時の国鉄に勤務してたので、スキー場まで電車賃はタダ。泊まり勤務明けでスキー場に向かい、スキー場から戻って徹夜で働き、春先になると体はボロボロ。それでも医者には行きませんでした。12月から4月まで月に20日平均滑り、1シーズン100日滑ってました。最高で130日滑ったこともあります」。す、すごい……。

 いまでも4、5、6月になると、谷川岳のマチガ沢に毎年行くそうだ。弁当持参で、最近は熊が出るので鈴をつけて一人で行くことも多いらしい。19歳から56歳の現在まで、欠かしたことはなく、体力維持のため、夏は週に3日夕方にジョギングし、柔軟体操も行っている……という話を聞いているうちに、飛行機は千歳空港へ向けて降下を始めた。

 窓の外には、白い雪が舞っている。初雪だ。結局、翌日からの4日間は好天に恵まれたため、空から降ってくる雪を見たのはこのときだけだった。千歳空港の気温はマイナイス4度。伊藤直子・加賀義人専門委員をチーフとした4号車バスに乗り、22時20分に空港を出発。うしろの方の席では、補助席に乾き物を乗せながらの、ささやかな宴会が行われていた。

写真:千歳の案内は、昨年はパパ、今年は一誠君が
今年は,一誠がお世話します
写真:京王プラザでお出迎えの、古郡副会長と山田専務
お出迎えの(左)古郡副会長と山田専務

「『喜んでもらえるように』」

 京王プラザホテルに到着すると、古郡敬一副会長と山田隆専務理事がニコニコとロビーで参加者一同を出迎えてくれていた。うれしい。さっそく宅急便を受け取り荷物を部屋に運び入れ、21階の本部部屋で23時30分から始まるミーティングに急ぐ。

 ミーティングでは、古郡副会長から「われわれを迎え、雪も降ったようです。参加者に喜んでもらえるような行動をしてください」、山田専務理事からは「SAJのメソッドはあるけれど、大切なのは参加してくれた人にどれだけ喜んでもらえるか。楽しい時間を持ってもらえるように、臨んでほしい」と話があった。続いて清水忠理事から、あしたのオプショナルツアーについて、ルスツ参加者は105人(バス3台、スノーボード講習会と強化合宿班含む)、キロロ30人(バス1台)、朝里65人(バス2台)、ニセコ26人(バス1台)と報告があり、こまかい人数調整が行われた。広報委員は、中里キャプテンがルスツへ、私はニセコへ行ってレポートする予定だ。

 そそくさと、1526号の部屋に戻る。窓の外には、去年と同じように札幌駅北側の夜景が広がっていた。ああ、きれい。さて。あしたからは、早い早い朝ごはんが待っている。

 

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