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「SAK・SAC スノーパラダイスin北海道」
ルスツ
中里健二 広報委員レポート

写真:広大なルスツ1 やはり最高のコンディションでした
写真:広大なルスツ2 北海道を実感してください

「一番人気のルスツ」

 北海道行事の朝は早い。昨夜はホテルに到着後、役員ミーティングを終えて寝たのは深夜1時過ぎ。朝 6 時からの朝食にはなんとか間に合った。 7 時 30 分にはルスツスキー場行きのバスが出発する。

広報委員を 10 年以上やっているが、雪上行事の取材は今回がはじめてなので、ベテランの大井広報委員にアドバイスを受けながら食事をとる。今年も昨年に続き、オプショナルツアーの一番人気は 100 名参加のルスツであった。上田理事から「もっとも北海道らしいスキー場だ」と、取材を勧められたこともあり、ゲレンデが待ち遠しい。

「広報OBとの再会」

 ルスツ行き 1 号車のバスに乗り込んだところ、SAK広報OBの秦野の古澤さんの姿が見えた。心細く思っていたところなので、古澤さんの隣に座らせてもらった。スキー場までの道中、「バンクーバーで足止め 3 日間」、「免震構造の家」、「昨年ゲットし損ねた北海道往復航空券」などなどのお話しで、ゲレンデまでの道のりを楽しく過ごさせていただいた。

古澤さんが北海道行事に毎年参加している理由は、「うちではスキーに行く回数が問題なので、行く場所がどこであろうと、スキーの回数としては 1 回。だから同じ 1 回ならば、と、いつも研修会は北海道を選んでいます」とのお話しは、北海道行事への参加をためらわれている方、家族への言い訳として使えませんか?(「うちはお金が問題なんだ!」と聞こえそうです。)

写真:指導員養成講習会の班
指導員養成講習会
写真:県民スキーの皆さん
さぁ、これから楽しみましょう

「全員Sコース参加」

 札幌出発から約 2 時間、ようやくバスはルスツスキー場に到着した。天候は快晴。レストハウス前には強化合宿班、準指導員養成講習班、県民スキー班が集合し、いよいよゲレンデに向かう。まずは木村徳善理事の準指導員養成講習班について、ゲレンデを回ることにした。

先週末に雪が降ったことから、積雪の状態は非常によい。「初すべりの方はいますか?」との木村さんの問いかけに、「きのう朝里川で滑りました」との受講生たちの返事。なんとこの班の受講生すべてが、Sコースでの参加とのこと。「シーズンはじめなので、切る滑りよりもスキーの上にうまく乗ることを意識して」とアドバイスのうえ、木村さんはテールコントロールの小回りで降りていく。

一人ずつ小回りで降りていくなか、昨日の朝里川の様子を聞いてみると、「イエローコースはいいが、あとのゲレンデはあまり良くない」とのこと。今日のルスツ選択は成功であった。「SAKの広報委員について知っていますか?」と聞いてみると、「養成講習会で写真撮っていましたね。自分も写っていました」とうれしい答えを返してくれた。Sコースでの参加となると、仕事のほうが気になるところだが、ゲレンデで携帯電話を操って仕事の指示をしている方をみると、皆さんかなり苦心されている様子が伺える。

写真:この人が吉野さんです
この人が吉野さんです
写真:県民スキー班
スキーを楽しんでいますか〜

「県民スキー」

11 時過ぎにイーストゴンドラに乗り、国道を挟んで反対側のイーストMtゲレンデに向かった。ここから、吉野大成、伊藤直子講師の県民スキー班に合流する。吉野さんは専門委員 5 期目のベテラン講師。グラススキーの元全日本チャンピョンとしても有名である。最近は、ジュニアを率いて年 2 回のレーシングキャンプを行っているとのこと。伊藤さんは、総務専門委員北海道プロジェクトメンバーとして今回参加しているが、県技術選にも出場している現役選手である。伊藤さんは自分の昼食時間を割いてまでも、コースの下調べに奔走して、午後からの講習に万全を期していた。

 昼食時に参加者の方々へ、北海道行事への参加理由などを聞いてみたが、ほとんどの方がリピーターで、しかもSコースで参加していることに驚かされた。また、Sコースで参加されている方に「疲れは残りませんか?」と聞いてみたところ、「夜 8 時半には寝てしまいますから、疲れは残りませんよ」と苦笑された。札幌の夜は案外短い様である。

 午後の講習は 2 級受検を想定しての小回りであった。伊藤講師のアドバイスは、「フォールラインを外さない」、「スピードコントロールを重視」の 2 点。滑り終えてからのコメントでは、「フォールラインを向くためにも、ストックは必ず突く」とのこと。その後、ストックを 2 本そろえて体の前で持ってのプルークでの小回りの練習。 1 ターンずつ力強く滑ることで外足荷重を意識させる練習が続いた。 

イゾラMtの頂上から洞爺湖と太平洋が見えるはずであったが、残念ながら霞がかかってはっきりとは見えなかった。集合写真をここで撮り、県民スキー班とはここでお別れ。

写真:強化合宿班
強化班も楽しんでもらえましたか
写真:強化班で集合写真
楽しんでいるようですね♪

「強化合宿」

14 時半過ぎに、堀、飯島講師の強化合宿班をゲレンデ途中で見かけて合流する。講習内容は、外傾をつくらない練習。斜面に立ち、内足をすこし上げて、そのままの状態でからだ全体を内足が雪面に着くまで山側に倒してみる。

続いて小回りのバリエーション練習でストックの突き方について、ストックを突いたら腕をひらく、いままでと逆のような突き方をやってみるとのことであった。腕をひらくことによって、股関節が閉じない、閉じると動かなくなってしまう、といった内容。自分でも試してみるが、よく理解できていないせいか、うまくいかない。

写真:遭遇したスノーボード班 スノーボード班に遭遇
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「スノーボード班」

 再度イゾラMt頂上に上っていくと、すでに 15 時 30 分になっていた。バスの出発時間は 16 時が最終なので、ウエストMtに戻らねばならない。イゾラMtの頂上で、望月委員長のスノーボード班に遭遇する。

今年のスノーボード班は講師 1 名、生徒が 3 名とかなり少なめ。羊蹄山とウエストMtをバックに記念写真を撮る。スノーボード班の女性の後ろを、ビデオ撮影しながら付いていき、リフトでビデオを再生して見せてあげて、たいへん喜ばれる。ついでに「スキークラブに入っている友人に誘われて、ちゃんと教わったことがなかったので、いい機会だと思い参加した」と参加のきっかけも聞き出せた。

予定どおり 16 時に帰りのバスは出発した。天候もよく、みなさん滑り込んだせいか、帰りのバスは静かだ。 18 時にホテルに到着し、今日の行事取材は無事終了した。

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