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「SAK・SAC スノーパラダイスin北海道」
千葉県スキー連盟
大井智子 広報委員レポート

 今回の北海道行事では、初の試みとして千葉県スキー連盟の指導員研修会が同時に開催されている。

 初めて千葉県スキー連盟を広報委員が取材したのは2002年1月のことだ。「県スキー技術選手権大会共同開催のいきさつ」をテーマに、SAKの菊地勇二教育本部理事とSACの工藤嘉明SAJブロック技術員に県連事務所で語ってもらい、各県連のデータとともにSAKだより第43号に掲載した。

挨拶する千葉県スキー連盟小沢理事
小沢理事と嶋田副部長

「深まるきずな」

 あれから2年。技術選、親睦会、研修会など神奈川・千葉共催イベントは増え、両連盟のきずなは時間とともに深まりつつある。個人的にもうれしい。戸隠スキー場の定宿を通じて知り合った十数年来の友人たちが、みんな千葉県スキー連盟に所属しているからだ。なかでも、2年前から SAC の専門委員を務める薗田啓策さんは、親友の夫の弟で、私のまぶだちだ。といっても、冬の戸隠でしか会わないのだが。

 彼は2003年まで、 SAK ・ SAC 共催の技術選に毎年出場していた。以前、技術選のあと、「コブの小まわりで攻め過ぎて、でんぐり返しして一回転しちゃった。うまいこと起きあがって、そのまま何事もなかったかのように滑ったら、会場からずいぶんうけたんだ」と、うれしさそうに話していたことがある。

 そんなこともあって、ついつい千葉県連の人たちは昔からの知り合いのような気がして親しみを感じてしまう。相手は全然そうじゃないから、いつもへんに思われてるかもしれないが……。今回は、雪上取材に向けて気合もひとしお。札幌国際スキー場の開会式では、わざわざ小沢俊也 SAC 理事と嶋田正喜 SAC 専門委員のもとに行き、「あとで研修班におじゃましますね」と宣言したのだった。

 が。しかし……。いつも目に鮮やかな黄色いウエアを見なれているせいか、 SAC のグレーでシックなウエアをついに雪上で見つけることができませんでした。すいません。

「『刺激になりました』」

 雪上では発見に至らなかったが、12月12日(金)の19時から行われた「懇親パーティ in サッポロビール園」では、たやすくその姿を発見することができた。壇上で SAC の参加者全員が紹介されたからだ。

 さっそく彼らのテーブルに突撃する。すると、3年前から SAC との各共催行事に調整役として中心的にかかわってきた SAK の菊地理事が、一足先にビール片手に乗りこんでいるではないか。「やあ、やあ、やあ!!」などと肩をバンバンたたきながら、楽しそうにお話ししている。どうやら最近、共同の懇親会が開催されたばかりらしい。

 菊地さんたちがあまりに熱く語り合っているので、先に同じテーブルの SAC 研修会参加者の方たちに感想をうかがうことにした。「神奈川県連は、これだけ人を集めて盛り上がってる。一般の人がたくさん来てるのがスゴイ。ボーターもいれば、ポール競技者も参加して、スキー全体で県民を引っ張っているという感じがします。今日初めてスキーを体験したという初心者が、こうしたパーティの席でぱっと紹介されたりする。新鮮で、すばらしいと思います。底辺の拡大を感じますね。天候とか、雪がよかったとか、そんなことが重要なんじゃない。スキー場までバス10台が連なって、勢いがあり、刺激になりました。私たちもがんばります」と話してくださった。ありがとうございました。

30年振りの研修会
熱く語りあかしてます

「30年数年振りに参加した SAK 研修会」

 パーティ会場は大さわぎ。その盛り上がりの中で数々のゲームが行われ、いつものようにかなりの数の景品が参加者の手元に届けられていった。それを見て、「とても真似できないと思う。プレゼントの財源はどこから出て来るのですか?」と率直な疑問を問われた方もいました。これについては、その場で「神奈川県連に所属するいくつかの協賛企業からの協賛品として、ご提供いただいています」と菊地理事に答えてもらった。

 パーティで千葉県連の参加者の方々が壇上で紹介された時、同時に「功労指導員」の表彰を受けた方が紹介された。その方は、「千葉県連は12人しか参加者がいない中で、功労指導員の表彰を受けたことをご紹介いただいて、ありがたいと思いました。私が準指を取得して初めての研修会は、千葉県単独で開催されなかったため、神奈川県の研修会に参加しました。それから30数年経ちました。壇上で紹介されて、感慨深いものがありました」と話してくださった。そうだったんですか……。

 また、「パーティに蝶ネクタイで正装されて参加されてる方がいらっしゃるのにびっくりしました。わたしたちも、これからどんどん年を重ねていくので、そうした姿勢を参考にしたいです」と感想を述べる方も。


パーティで紹介していただきました
また北海道でお会いしましょう

「来年もぜひお会いしましょう!」

 そろそろ、菊地理事との積もる話もひと段落したようなので、 SAC の小沢理事に感想を聞いた。「3年前から神奈川県連との交流が始まり、北海道研修会に声をかけていただきました。実は4年前まで、千葉県連でも北海道研修会を開催してたのですが、こうした交流会はありませんでした。今回は、北海道ツアーのプロジェクト会議から参加しました。その役員の熱意が、一般スキーヤーに伝わったのがわかりました。 SAK の北海道ツアーは、一般参加の方もいらっしゃるので、とても明るくて楽しいですね。見習うべきところは、ぜひ SAC に生かしていきたいです」と話し、「広報委員の方がいろいろと意見を聞きまわっているのも、新鮮でした。いい勉強になりました」とおっしやっていただいた。見ていてくださり、たいへんうれしかったです。

 さらに、 SAC の嶋田専門委員にも感想を聞いた。「神奈川県のイベントの盛り上がり方や、最初のサンタさんたちの踊りに感動しました。そこはわれわれにはないところで、勉強になりました。うちは衣装がないから、ヤリを持って、アフリカの原住民の踊りをします」。さらに、「宴会芸に品がある」と評していただきました。サンタさんやトナカイさんたちが、飛行機の中やホテルの部屋で夜を徹して踊りの練習をされた成果が、みなさんにもきっちり伝わったようでした。

 千葉県連のみなさん、ありがとうございました。来年も一緒に滑ってくださることを心から楽しみにしています。そして今度のパーティではぜひ、アフリカの踊りを披露してください!!

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